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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

NHKスペシャル『赤ちゃん~成長の不思議な道のり』@不変の成長方程式。 

初めての子が6ヶ月になりました。もうかわいくて帰宅が楽しみで仕方がない今日この頃です。

で、自然と赤ちゃん関連の番組や本にはアンテナがビビッと反応するようになっているのですが、

10/22(日)に放映されたNHKスペシャルの録画を見て、とにかく「なるほど~」と感じいった話がありまして、ここで紹介してみたいと思います。

【公式サイト】

TVでは赤ちゃんの成長過程における、脳の発達や行動学習について一見不可解に見える現象を解説していました。

その中で2つ、特に印象に残ったお話を紹介したいと思います。


(1)成長の階段は一直線ではない。

脳において神経細胞間などで記憶や学習について伝達する役割を果たすのが「シナプス」と呼ばれるものです。普通に考えれば、記憶や学習が蓄積されてくるのに比例してシナプスは増加すると考えるでしょう。

ところが、実は赤ちゃんのシナプスは、生後一度大量に生成された後、徐々に減っていくというのですね。右肩上がりで上昇していくのではなく、量が質に転換されていくと!


行動学習についても同様の現象が見られます。手足の動作について調べてみると、生後間もない頃に体得していた動作(≒手足のバタバタなど)が、生後3ヶ月ぐらいになるとグッと範囲が狭まるのです。

その後しばらくすると動作の種類や範囲が拡大していくのですが、そのときには無駄な動きが少なくなり、必要な動きを効率よく行うようになっています。

いったんガムシャラに動き出した後、沈静期間(一見すると後退にも見える期間)を経て、質量ともにステップアップした動作が可能になるのですね。

赤ちゃんは一見すくすくと成長していくように見えますが、実は、脳も身体も生成/蓄積された「量」を「質」に転換するというステップを踏んでいるわけです。

※赤ちゃんから見た世界、というテーマでは最近読んだこの本なんか面白かったですよ。ぜひ。

『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』(山口真美著)




(2)人とのかかわりが重要

赤ちゃんは、大人では聞き取れない言葉(母国語以外でも)の違いを聞き取る能力があることが証明されています。

その能力を伸張する意味で、赤ちゃんにビデオの語学教材を繰り返し見せる実験を行ったところ、意外なことにまったく効果がありませんでした。

ところが、教材とまったく同じ内容を講師が赤ちゃんの目の前で実演すると、たちまち聞き取り能力が向上するという結果が得られたのです!


一方、身体能力についても同様の現象が見られました。

ハイハイができない赤ちゃんを、最も効果的にハイハイできるようにする手法は何だと思いますか?

・・・正解は「ハイハイできる赤ちゃんと一緒に遊ぶ」ことなのだそうです!

いくら手取り足取り教えてもできるようにならない赤ちゃんでも、他のできる赤ちゃんと接する時間を過ごしていると、気がつくと自分もできている。なんとも不思議な話です。



なぜ長々とこんなことを書いているかというと、私たちビジネスパーソンの成長とまったく同じことが言えることに気づき、ビックリしてしまったからなのです。

すなわち、

(1)成長の階段は一直線ではない。量から質への変換時間が必要である。

(2)人との直接のかかわりのなかで初めて人は成長できる。


時には焦らず、じっくりと「質」を大切に時間を過ごしつつ、(レベルの高い)人に囲まれる環境をつくって、直接コミュニケーションするなかで成長していく。

まさに成長方程式

メルマガ界でも著名な『仕事は、かけ算。』(鮒谷周史著)では、耳にタコができるぐらい繰り返し述べられていそうな話ですが、結局、人間は赤ちゃんのときから、その本質は不変であるということなのかもしれません。

ちょっと不思議な発見に心躍ってしまったので、ここに記しておくことにした次第です。

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[ 2006/10/25 22:59 ] テレビ | TB(3) | CM(2)

『探偵ナイトスクープ』@「人の特性」に着目する企画 

先週不幸があって関西に帰っており、久しぶりに『探偵ナイトスクープ』を見る機会に恵まれました。

関西在住時は毎週欠かさず見ていたのですが、東京では放映時間が深夜かつ不安定で非常に見るのが大変になり、いつしか遠ざかっていました。(今は放映しているのかどうかもよく知らない・・・)

『探偵!ナイトスクープ Vol.1&2 BOX』



局長は上岡竜太郎から西田敏行に代わり、探偵の顔ぶれも少々替わってはいますが、円広志の主題歌も岡部まり秘書も北野誠も桂小枝も健在でした。嬉しかったなあ。

※円広志の主題歌『ハートスランプ二人ぼっち』収録のベストアルバムはこちら。もちろん「とんでとんで」も入ってますよ~

その日も3本の視聴者依頼に探偵が調査に乗り出し、笑ったり感動したりの1時間でした。「身障者の息子が無事就職して働き始め、貯めたお金で母親にバイオリンを贈ったものの、なかなか演奏しようとしない。ぜひ演奏を聴いてみたい」という依頼を調査したところ判明した事情とは?・・・いやー、明るく振舞うお母さんの口から出た想いに何だかウルウルしてしまいましたよ。

それにしても、関西では常時20%の視聴率を叩き出すこのオバケ番組が、関東ではまったく冷遇されている(というか受け入れられていない)のは、どういうことなのでしょう。

ちなみに、東京にずっと住んでいる僕の友人に言わせると「面白いことは面白いんだけど、ちょっと引いちゃう」のだそうです。あと「これで笑っていいのだろうかという違和感」を言う人もいますね。


『探偵!ナイトスクープ』の面白さといえば、依頼者(一般視聴者)と探偵(プロの芸人)のかけあいにあるのではないかと思います。東京でやっている番組でこれだけ面白い一般人はなかなか出てこないですよね。

昔、東京在住の方からの調査依頼で「関西の人はチャンバラで斬るふりをすると、大げさなリアクションで倒れるって本当ですか?」というネタがあったのが楽しい記憶に残っています。たしか梅田の阪神百貨店前の大きな歩道橋の上でロケが行われまして、大半の方が「あ~!や、やられた~・・・」というお約束のリアクションで倒れていたものです。

関西に行ったことのない方がこのブログをご覧になっていたら「うそだろ」「ヤラセだろ」とか思われるかもしれませんが、本当の話です。

関西人ならではの特性を受けて、この一般人参加の構図が関西で爆発的なエネルギーを生むのですね。当初からそれを明確に意識した企画だったのかどうかは不明ですが、この本を読んでみると、(無意識かもしれませんが)「関西パワー」を前提にした番組として走り続けていることは明らかに見て取れます。

『探偵!ナイトスクープ―アホの遺伝子』

考えてみると、地方という特性をプラスに活用するという試みって、意外と穴場なような気がしてきました。「地方を元気にしよう!」という掛け声は聞きますが、すぐに特産品だ姉妹都市だ商業施設誘致だといった物質的な特徴に関してばかり(特に官は)意識がいっているのではないでしょうか。

大阪人のノリは分かりやすい話ですが、人の個性や特質に着目したマーケティングに可能性を見出すアプローチはもっと注目されていいのではないかと、桂小枝の小ネタ集に腹を抱えつつ思った次第です。

【今日の学び】
文化の特性は、組織や地理だけでなく、暮らす人の個性にも宿るもの。「人」に着目したマーケティングは意外と穴場なのかも。


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DVDが発売になったのですが、ご覧になりました?
伝説となっている爆発卵のネタは、やはり伝説です!なんであの絶妙のタイミングで・・・もう笑いの神様が降りてきたとしか思えません。これだけでも買う価値ありです。ほんとに必見。

『探偵!ナイトスクープ Vol.1&2 BOX』






[ 2006/06/13 13:09 ] テレビ | TB(1) | CM(4)

ウルトラマンマックス「つかみとれ!未来」@最終回に見た未来志向 

31歳にして(恥ずかしながら)毎週ワクワクしながらついに最終回まで全回見てしまいました。土曜朝放送のウルトラマンマックス



土曜日曜朝に放映される特撮ヒーローものが人気を集めています。ここ2、3年話題になっていたのは、子供だけでなくイケメン俳優にお母さん方が夢中になっての人気でしたが、昨年ぐらいからは(子供のとき番組に熱中していた)お父さん層がハマッていく現象が新聞等でも取り上げられるようになりました。

僕はまだお父さんではありませんが、似たようなものかもしれません。昔大好きだったイメージが壊されるのが嫌で、ここ数年のウルトラマンは全然見ていなかったのですが、今年放映開始された『ウルトラマンマックス』は、あのバルタン星人やゼットンが再び現れる“原点回帰のかっこいいヒーローもの”としてのコンセプトがとても気になり見始めたところ非常に面白くて、とうとう全て見てしまった次第です。

一度このブログでも「たばこに見る信頼の喪失」と題して、メトロン星人の登場するお話『狙われない街』について書いたことがありますが、個人的にもいろいろ感想等いただくほど反響の大きい回として印象に残っています

『ウルトラマンマックス』公式サイト

↑ストーリーやキャラクター紹介はこちらに譲るとして、先週放映された最終回について少し書きたいと思います。

最終回タイトルは「つかみとれ!未来」。地底に暮らす人々が地上で暮らす人類による環境破壊に耐えかねて、自らを守るため地上攻撃システムを発動。地上から交渉に向かった主人公の誠実な愛情ある態度に地底の人々は心を動かされるものの攻撃システムは止められない。未来をつかみ取るためにウルトラマンマックスと人々のとった行動は・・・ひとことでいうとこんなお話でした。

印象に残ったのは全てが解決した後の描き方なのです。普通は事件解決の後、ウルトラマンがM87星雲に帰っていくことで話が終わるのですが、『マックス』では主人公たちが年老いて、宇宙に飛び立つ孫を部屋の窓から温かく見守るシーンがしっかりと描かれました。そして手をとり「(孫がこれから飛び立つ宇宙にいるであろう)マックスに伝えたいね。僕たちは未来を●●●って」

↑あ~、もう、とにかくすごくいいシーンだったので、この映像を文章で伝えられないのがもどかしい~

通常視聴者の想像にお任せする(ある意味禁断の)領域であった「未来」にここまで具体的に言及することについては評価も分かれると思いますが、僕は高く評価したいです。

冒頭にも書きましたが、この作品は「原点回帰」をひとつの大きなテーマとして取り組まれてきたなかで、昔登場した怪獣が再登場するといった部分だけを取り上げると、下手すると懐古主義に陥る懸念が常にあったと思いますそんな中で最終回にあえて「未来」を描くことで、振返る/懐かしむのではなく前を向くスタンスを作品として提示しようとした製作者のメッセージをとても強く感じたからこそ、僕はこの作品を評価したい。


終わりよければすべて良しではありませんが、ドラマの最終回にはいろいろなやり方がある中で今回はとてもいい形で締めくくったのではないかと思います。昔の作品のリメイクや音楽ではカバーが流行る今日この頃ではありますが、単なる懐古ではなく未来志向の姿勢あってこそ意義があるのだということを頭に入れておきたいものです。


【今日の学び】
「原点回帰」は、懐古ではなく未来志向の意識下でこそ活きるもの。
ひとつの終わりは必ず次に向けての始まりである。


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ウルトラマンマックスは、泣かせたりうならせたり笑わせたり、とバラエティに富むストーリーで、お子さんお父さん以外にもぜひ見ていただきたいですね~





[ 2006/03/30 00:43 ] テレビ | TB(14) | CM(0)

『24 twenty-four』@不愉快はハマリ症 

久しぶりに海外ドラマにはまってしまいました。

『24 twenty-four』~1st season~



・・・今ごろ?なんてツッコミは取りあえずご容赦を。以前からその存在を知ってはいたのですが、見終わるまでにかかる時間の長さ等を考えるとちょっと手が出なかったのですが、DVDボックスを購入した友人が好意で貸していただけるということで、このたびまとめて観ることができました。

もはや説明不要でしょうが、ドラマ内の時間が現実時間と全く同じスピードで進行し、タイトルどおり「24」時間の各地での状況が3~4分割されたスクリーンで同時に写しだされるスリリングな展開が売りのアクションドラマです。CTU(テロ対策ユニット)L.A.支局を舞台に大統領暗殺計画の企てを阻止するため、主人公ジャック・バウアーが家族を巻き込まれながらも大活躍する、アメリカの人気TVドラマ。現在既に第4シーズンまでDVDが出されている人気シリーズの第一弾です。

見ていてこれほどドキドキはまる作品も久しぶりで、次から次へDVDをプレイヤーに放り込む手がなかなか止まらず、とっても困ってしまいました。ですが、従来のドラマとちょっと違うハマリ感なのですね。

24時間リアルタイムで物語が進行していく、またスクリーンを三分割・四分割して地理的に離れたシーンを同時進行で追いかけるといったテクニカルな工夫は間違いなく斬新なのですが、それだけではありません。

一寸先は闇のドラマが解決に向けて進行していくのですが、スカッとする爽快感・・・はほとんどない!のです。ひとつ解決するかと思うと、すぐに裏切りがあったりトラブルが発生したり。その「不快感」を払いのけて何とか24時間を走りきるところがこのドラマの醍醐味なんだと気付きました。

振返ってみると、「不愉快」を構成する要素がとにかく山盛りなのですね。思いもつかない裏切りやトラブルはもちろんですが、(適切な表現かどうか不明ですが誤解を恐れずに書くと)男尊女卑的な人物設定や人種差別じゃないのと感じる発言ぶり。そして抑えきれない正義感から?恐喝まがいの怒鳴り声と大暴れで周囲を蹴散らしていくジャック・バウアー。

『24 twenty-four』が様々な賞と大きな支持を獲得したのは、画面分割に代表される演出だけではなく、快適を求めて楽しむドラマ鑑賞において(表立ってではないにしても)不愉快を次から次へ押しつけることでハマリ感を生み出すというアイディアに対してであると言えるのかもしれません。


【今日の学び】
ハマリ感を生み出すのは必ずしも快適さではない。不快感を立て続けに繰り出すことで中毒症状を生むというアプローチも時には成立する。


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『24 twenty-four』~1st season~

いろいろ書きましたが、とにかく見てみるに限ります。ハマることは必定ですので、全巻レンタルしておくか、一式手元に揃えてから「再生」することをお勧めします。“続きをすぐに見られない不快感”はガマンできませんからね。何だかんだ言っても、やはりよくできたドラマだと思いますよ。

↓ちなみにこっちはシーズン3までセットになったお得版BOXです。今回DVDを貸してくれた友人は、シーズン1を見終わった後、結局一式欲しくなってこのトリロジーボックスを購入したらしい!確かに72時間ドラマが詰まって2割引の2万円なら買いたくなる気持ちもわかるかも。・・・計算すると1話280円ですからねっ!

『24 twenty-four』トリロジーBOX






[ 2006/02/27 14:22 ] テレビ | TB(8) | CM(6)

たばこに見る「信頼」の喪失@ウルトラマンマックス『狙われない街』 

子供の時からウルトラマンが大好きで、ひとかどならぬ思い入れがあるゆえ、イケメン俳優さんが主演する最近のいわゆる“平成ウルトラシリーズ”は苦々しい思いで距離をおいていたのですが、毎週土曜朝に放映中の『ウルトラマンマックス』はそんな僕もワクワクしながら見てしまう作品に仕上がっており、毎週録画して観ています。

『ウルトラマンマックス』公式サイト

昨日放映の第24話『狙われない街』はその中でもとても印象に残るお話で、かつメッセージを受け取りましたので、ぜひご紹介したいと思います。

映像を通じてしかその魅力は伝えきれないとは思うのですが、ごくごく簡単にストーリーを紹介しますと、

街中で人が突然暴れ出す事件が頻発し、調べたところ携帯電話の電波を通じて宇宙人が人間の脳を誘導していたためと判明。カイト(←注;ウルトラマンに変身する主人公です)は主謀者であるメトロン星人の住処に辿り着くが、ちゃぶ台を前にメトロン星人が悠然と語ったのは「人間の信頼感を奪い地球を侵略しようと昔は企んでいたが、もう止めたよ。人類はサルへと退化しており、放っておいても人類は滅ぶね。君も宇宙人ならばわかるだろう?私は40年間この街に潜伏しているが、もう人類には見切りをつけたからメトロン星に帰るよ。」・・・そして星人は巨大化するが、ウルトラマンとは戦うこともなく「地球の夕暮れは美しい」という言葉を残して、そっと星に帰っていくのだった。



【注】↑ぜひ、次の次のパラグラフと比較してみてくださいね。↓

ところで、この作品を2倍楽しむためには、1967年に放映されたウルトラセブン第8話『狙われた街』の存在を知っておく必要があります。こちらも簡単にストーリーを紹介しますと、

街中で人が突然暴れ出す事件が頻発し、調べたところたばこに薬を混ぜて宇宙人が人間に幻覚を見せていたためと判明。モロボシダンは主謀者であるメトロン星人の住処に辿り着くが、ちゃぶ台を前にメトロン星人が悠然と語ったのは「人間の信頼感を奪うのが地球を侵略するのに手っ取り早い方法だ。君も宇宙人ならばわかるだろう?」・・・そして星人は巨大化して戦闘に入るが、美しい夕暮れの中、ウルトラセブンにまっぷたつに斬られたのだった。


むむむ。つまり、この話は40年間の時を超えてつながっているお話ということなのですね。セブンに倒されたと思っていたメトロン星人は実は生き延びて下町に潜伏しており(星人が町の人に介抱される映像がありました!)、40年前はたばこを使って人間に幻覚を見せていましたが、神経質な禁煙が極度に進む現代では携帯電話を使った。しかし電車の中でケータイで大声で話す若者たちは「放っておいても滅ぶ」と見切りをつけたと(ところどころでサルの映像とキーッと叫ぶ鳴き声がインサートされていました!)。

いろいろなメッセージが読み取れると思いますが、僕が特に感じたのは「人間の相互信頼」についてです。今回の『狙われない街』ではやたらと「禁煙」の表示が強調され、人間味溢れる刑事さんが苦々しい表情を浮かべるシーンがあります。喫煙者はマナーを大切に、非喫煙者は場の雰囲気を大切にするという相互信頼が成り立っていた40年前とは違い、現代は「とにかくダメ」。健康問題もありますが、ここはそれよりも“相互信頼の喪失”を読み取るべきなのでしょう。

そんな信頼をすでになくした社会だからこそ、メトロン星人はウルトラマンと戦うこともなく去っていったのではないでしょうか。


ウルトラセブン『狙われた街』で最後に流れたナレーションをご紹介しておきます。あれ、ひょっとすると、これって今でも・・・?

メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。えっ?何故ですって・・・我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいませんから。


【今日の学び】

技術の発展はあっても、そのベースに相互信頼がなければ、待っているのは滅亡なのかもしれない。


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※それにしても、この年齢になって観てもメッセージを受けるウルトラマンというのはつくづくすごい作品だなと感動してしまいます。今日ご紹介したメトロン星人の話は、レンタルでもいいですからぜひ観ていただきたいですね~
(僕はDVDで買っちゃいましたけど!お得な買い物でした)



・・・さて、最後にひとつご紹介を。僕は決断に際しては、それなりにいろいろ情報を集めたりするようにしているのですが、今年は本だけでなく、メールマガジンに背中を押してもらうシーンが本当に多かったです。例えば「ブログで情報発信する」ことひとつをとっても、ITに決して強いとは言えない僕のなかでは抵抗感があったのですが、いざ始めてみると・・・そりゃしんどいこともありますが、楽しいことの方が百倍千倍多いのです!

そんな僕の背中を押してくれたメルマガ『エンジニアがビジネス書を斬る!』【通称:エンビジ】をご紹介したいと思います。その名の通り、エンジニアの“まるるちゃん”さんがビジネス書をネタに学びを語っているのですが、視点に付加価値がついているというか。誤解を恐れずに書くと「ロジカルに、さくっと、かつ前向きに」な感じ?

「うーん、そもそもこれの位置付けは●●だからして・・・」みたいな人が僕の身の回りには多いので、危うくそんな毒気にあてられかけていたのかもしれません。書評も味わえますし一挙両得、ということで学びを求めていらっしゃる方は登録されてみては?(もちろんメルマガなのでタダですよ;)

『エンジニアがビジネス書を斬る!』




[ 2005/12/11 11:08 ] テレビ | TB(18) | CM(1)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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