昨日も書きましたが、土井英司さん主催の
『スパルタ読書塾』に参加してきました。
実に約1年ぶりの開催でしたが、土井さんをはじめどこかでお会いしたような(汗)メンバー揃いぶみ+新しい出会いや発見もあり、実にハッピーなひとときをすごしました。
やっぱり本を語るのは楽しいですね~。禁断症状出かけだった私は常時ニコニコです。
今回は、エリエスさんの笹塚オフィスにお邪魔しました。玄関はマンション仕様でしたが、中は広々としており快適な空間でした。立派な本棚にも興味津々。
僕は第1回からずっと出席しており、その模様はこのブログでも毎回ご紹介しています。(⇒前回記事は
こちら)今回からは、四半期ベースぐらいで土井さんトーク&参加者が本について語り合うという構成で進める予定とのことです。
既にsmoothさんが記事にされているので、詳細は
そちらに・・・で終わらせるのもナニですので、必要以上に重複しないことを心がけて、以下記します。
【第1部:「ベストセラーはこう読む!」土井英司の読書術座談会】
まず、2007年ベストセラー傾向についての土井さんトーク。
「薄い」「エンタメ物語」「プライベートモロ出し」がキーワードでした。
個人的に、最初の“学びは薄い本で手っ取り早く”風潮はあまり好きでないのですが、世の中の流れとして受け止めなければならないのでしょうね。
(
逆に言うと、こんな時代こそ骨太に学ぶ強みが価値を増すような気がしています)
メンター/先輩不在がこういう流れを加速しているという話もありました。だからこそ、フィオリーナ本が受け入れられるのだと。
もうひとつ、個人向けの実践本ばかりで、
物事の大きな流れを俯瞰する良書が最近ないという話題もありました。このバランスは本当に大切だと思います。
仕事だけでなく、
人生だって骨太な戦略やビジョンがあってこそ、テクニックも活きるものだと思いませんか。土井さんがその意味で勧めていらっしゃったのがこちら。僕も大好物のジャンルなので、早速購入しました。
↑ レトロな装丁がまた味わい深いじゃないですか?なんて。
【第2部:ベストセラー本『女性の品格』をきる!】
ご存知、ベストセラー本を語るコーナーだったのですが、土井さんから女性参加者に話が振られてのトークが盛り上がりました。
このセミナー用に駆け込みで僕も読んだのですが、
第1次男女雇用機会均等法世代の価値観+霞ヶ関根性を肩書へのプライドでくるんだ自己満足系の本、という程度の印象しか残りませんでした(レビューもしない予定)。
しかし、女性参加者の視線は鋭かったですね~。
おひとりさま本や女性ビジネス書著者の分析が面白すぎです。土井さんも大ウケ。発言者の許可を取ってないので(汗)、ここでは詳細は遠慮しますが、ヒザ打ちまくりのひとときでした。
『女性の品格』は別に読まなくてもいいと思いますが、『おひとりさま~』は面白いですよ。上野千鶴子さんの思想や発言はあんまり好きじゃないですが、この本はおさえとくべきかも。
フェミニズムではなく、今後の社会構造など考える切り口で示唆があると思います。
【第3部:2007年自分が読んだ本ベスト3発表会!】
さてお待ちかね。参加者(&土井さん)がひとり3冊ずつお勧め本を紹介するコーナーです。
さすがにクセ者?揃いの参加者だけに、聞いたことのない本が半分近くを占め(
某さんなんかDVDだし;笑)、
またそのどれもが本当に魅力的。全部書くと大変な分量にもなりますし、そこは参加者特権ということで伏せておくことにします。
ちなみに僕が紹介したのはこの3冊です。
【本ブログ内の参考記事です】
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』@真理追究の一冊。あなたの話はなぜ「通じない」のか(山田ズーニー著)@自由への招待。『最前線の~』と『箱』が、他の参加者と重複していてちょっと驚きましたが、
この3冊はどなたにも自信を持ってお勧めできる内容なので納得です。第1部での土井さんの話ではないですが、
まさしく骨太な内容が読みやすくまとまっていますよ。ぜひぜひ。
その他、特に印象に残ったものを何冊か紹介しておきますね。
タイトルを見るとギョッとするかもしれませんが、
不快さや違和感があるということは、学びがあるということ。土井さんの言葉を借りれば
「逆の視点を入れる」1冊です。面白そう。
ファンタジー本だそうなのですが、
歴史から学ぶマクロの視点で未来を創造していく意義を考えさせられたとのご推薦。僕の好きな空気感です!
浅く薄そうな装丁(大汗)に、なんだかフザけたペンネーム・・・本屋で見ても間違いなくスルーしたであろう1冊ですが、推薦コメントやアマゾン評などみるに、これは思わぬ掘り出し物の予感。
最後は番外編。
ナックルボール級の変化球ですが(汗)。タイトルのインパクト、デザインのゆるさ、文字の少なさ、お手ごろプライスといった
「なぜこの本を買っちゃったんだろう」分析が面白かったので、つい。
本好き同士で話題は尽きず、気がつけば予定を軽く1時間オーバー。とにかく楽しくて、エネルギーをたくさんいただけた会でした。
土井さん、事務局の皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした!
ぜひまたやりましょうね。
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