今日、僕が学んだこと。@Emory MBA〜一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ〜

あふれる野心と現実とのギャップにもがく34歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・このたび夢の一つだった米国留学を実現!今夏からEmory大学MBAへ進学予定です。

『すべては一杯のコーヒーから』(松田公太著)@人間味こそスパイス。 

ときどき行くオフィス近くのタリーズコーヒーにて、今朝こんな会話がありました。

私「今日のコーヒーをSサイズで」
店員「はい・・・今日はエッグトーストじゃないんですね?」


ちょっと悪戯っぽく微笑みながら店員さん。

私「(ちょっと驚きつつ)ええ、今日は家で食べてきたので」
店員「そうですか、いつもというわけでもないんですね」
私「家族より先に目覚めて出勤するときだけモーニングなんですよ」
店員「うちなんて主人がひとりで起きてくれることはないですよ、羨ましいです(笑)」


たまたま行列が途切れたこともあり、手際よくコーヒーを準備しながらその後もいろいろ会話が弾み、朝40分の自習タイム@タリーズを気持ちよくスタートさせることができました

・・・ちなみに、別に毎朝決まったメニューを頼むほどの常連ではありません。月に2回ぐらい「エッグトーストセットをコショウ少な目で」と頼んでいたのが印象に残っていたのかもという程度の話ですが。


タリーズは、今や全国で300店舗以上を展開するビッグチェーンであり、どちらかというとスタバなどと並び、よく言えば「安心」悪く言えば「画一的」なイメージがあると思います。

そんななかで、こうしてちょっと声をかけることで、急に人間味が出てくるので不思議です。




松田公太さんが書かれたタリーズジャパン起業本を読みました。数年前に書かれた本ですが、今読んでもアツいです

松田さんが起業された90年代末頃といえば、ヒルズ族という言葉に代表されるIT系起業が華やかにもてはやされだした頃です。芸能人とコンパしたり結婚したり離婚したり(汗)という派手な取り上げられ方をしていますが、松田さんにはそんなイメージが全然似合いません(←失礼)。

なんとも実直な生き方への思いが伝わってきますフェロー(従業員)と真摯に向かい合う姿勢やコーヒーへの愛情がベースになっているからでしょう。

語り口も決して軽妙ではありませんが、IT社長さんのチャラいブログ本よりも数十倍胸に残る一冊でした。

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冒頭の話に戻りますが、今朝のフェローさんのちょっとしたひとこと&ホスピタリティは、まさにこの本で松田さんが語っていた企業理念を具現化したものだな!と、ちょっと胸を打たれてしまいました。

そんな読書と体験のリンクがあって、思わずご紹介してしまいました。文庫版になってワンコインで読めるようになりましたし、ぜひぜひ。

明日からコーヒーが一層美味しく飲めるかもしれませんよ。


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[ 2008/06/13 00:23 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

『論理で人をだます法』@ナンセンス! 

アメリカの高校で論理学や国語学を教えている著者が、「だまされないために学ぶ論理の悪用法」ハンドブックという趣向の一冊です。



原題は「NONSENSE」・・・ナンセンス、すなわち意味を成さないの意なんですね!そのとおり、“論理的には”通用するものの、現実には意味が通っていないという手法を、ユニークな事例を交えて紹介しています。

この手法の手口は、実質おかしいことを“論理的には”正しい話をすることで、相手を混乱に陥れて自分のペースに持ち込むというものです。


政治家、評論家、コンサルタント。もっといえば、宗教の教祖や優秀なセールスマンはこういった技術の使い手といえるのかもしれません

なんかおかしい・・・なのに、理屈で反論できなくてストレスがたまる。そんなことってありますよね。


本書をひととおり読むと、敵の手口がわかってきます。「冷静にみればなんてことないけれども、いざ目の前で言われるとやり込められそう」そんな不安を吹き飛ばすことで、社会で生きるうえでの精神的な負荷は軽くなり、自信を持って歩いていけるのではないでしょうか。


訳者が奇しくもあとがきで触れていたのですが、心理面にまで踏み込んだ分析や考察をおさえる意味で、このブログでも何度も紹介している名著『影響力の武器』をあわせて読まれることを強くお勧めします。



いや、本当にこれはすごい本なので。スパルタ読書塾をはじめ、ビジネス書好きで集まったり話したりする機会に聞くと、相当な確率で読まれてますね。

・・・っていうか、アナタ、まだ読んでないんですか?・・・な〜んて。

※参考記事です⇒【オススメ】『影響力の武器』@“第三の眼”とは


『影響力の武器』でメインストーリーをおさえ、『論理で人をだます法』で具体的な手口を知る、という感じの流れがお勧めです。


ここ数年、人が理屈をあやつる心理術や論理術を学ぶ価値を、痛切に感じるようになりました。先月書いた勝間さんではありませんが、情報が通貨ともいえる現代社会において、適切に人の話を見切る能力は本当に大切ですよ。そういったスキルを身に付けるいいハンドブックとして、一読をお勧めします。

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[ 2008/06/09 23:58 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

グーグル or エンロン?@野口悠紀雄『説話・ファイナンス理論』 

週刊東洋経済は、連載ものについていえば興味深い内容が多く、目を通すようにしています。いま店頭に並んでいる6月7日号で、非常にうなずかされる記事があったので紹介したいと思います。

「超」整理術で有名な野口悠紀雄さんが『説話・ファイナンス理論』という連載を持たれています。社会・経済事象についてファイナンスの観点から論を持つという内容で、当たりの回が多く、楽しみにしている連載の一つです。



今回のテーマは、今更のような気もしますが「エンロン事件の本質はなんだったのか?」。

エンロン事件は企業倫理/コンプライアンスの文脈で扱われることの多い事例ですが、この記事では収益操作に用いられた金融工学について扱われていました。




従来の論点としては「金融工学の悪用(⇒だからデリバティブとかは信用できない)」「時価総額経営批判(⇒だからアメリカ型の株価重視経営はダメだ)」という切り口が多かったなかで、

著者は、エンロン事件の本質は「ファイナンス理論や金融工学に対する世間一般の過大な期待」だったと断じます。

※文中でも触れられていましたが、ライブドアだって、世間/市場の過大な/誤った期待によって株価が上昇した点では本質は同じといえましょう。



野口さんのコメントは、非常に説得力があり、かつ爽快でした。即ち「ファイナンス理論の内容は高度ではあるものの、その結論はきわめて常識的なもの。だから、冷静に考えてありえないことは、ファイナンス理論の立場からも否定される」。


カネは会社経営のすべてのベースであり、ファイナンスに関する難しい理論を読み解けることはきわめて大きな価値がある。(それは大半の人にはできないけれども自分にはできる)

・・・・・・投資銀行のアソシエイト君や財務経理ひと筋●年というタイプの人で、ときどきこういう勘違いさんに出会うことがあります。最近もいたなあ、残念ながら。

ファイナンスはたしかに重要ではあるけれども、決して魔法の杖ではないという、ごくごく当たり前のことを思い出させてくれました。


詐欺や犯罪行為によらず、市場の平均より高い収益率を継続的にあげられる例として野口さんがあげているのは以下の2パターン。

(1)他社が追随できない技術を持ち、適切なビジネスモデルに支えられている場合。例:グーグル。
(2)独占力を持つ場合。例:マイクロソフト、石油会社、昔の電話会社。

どちらもないのに収益が増えているとすれば「どこかおかしい」。あるいは高収益は一時的なものに過ぎないはずと述べています。まあ、そりゃそうですよね。



ファイナンスに限らないかもしれませんが、小難しい理論の枝葉を知るよりも大切なのは「健全な常識」眼を持つことなのかもしれません。本稿の一節を借りるならば「グーグルとエンロンの違いを理解できるかどうか」が経営者にとって最も重要なスキルのような気がしました。

・・・これからMBAで学ぶ者としては、ちょっと背筋が伸びるような思いのする論文でしたね。




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[ 2008/06/04 23:44 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

パワーポイントは控えるべき? 

今日ネットで見て知ったのですが、トヨタ自動車の渡辺社長が「パワーポイントは控えたほうがいい」旨の発言を5月の決算発表でして注目を集めたそうですね。

趣旨は、円高・原材料高・米国市場の不振などによる業績苦戦を受けて、一層のコスト削減を行うという表明を出し、その流れで「カラーコピーを多用し枚数も増えるパワーポイントは控えたほうがいい」となったようです。

※出典:ダイヤモンド・オンライン


ソフトの性能自体を否定しているわけではないのは明らかですが、考えさせられる部分がありました。


僕は経営企画部門に異動して、企画書を読み書きする機会が急増しました。パワーポイント資料作成も初めて本格的にやるようになりました。

いちスタッフとして作業していた当初は、パワーポイントを使っただけで、なんだかスゴイことをやっているような気分になったのは、恥ずかしながら事実でしたね。

だんだんプロジェクトの中心に立つようになり、社内外の方と交渉し説得する立場になってくるにつれ、相手の立場や性格によって伝えるメッセージが異なり、最適な資料の形式はどうやらそれによって決まってくることがようやくわかってきました。

資料形式選択を含めたプレゼン能力と責任感/コミットメントが両輪となって、実績を上げ組織を動かし、ひいてはビジネスパーソンとしての価値を高めるのだと、しみじみ思います。


パワポの紙芝居資料もワードの1枚企画書も、それぞれの良さがあると思います。今日は、以前読んで役に立った参考本を紹介してみます。

いちおう、心構え系→企画の作業ステップ俯瞰→プレゼンに至るまでのトータル指南→書式集、という感じで、この順番で読んだらいいのではという流れにしてあります。


まず、『企画書は1行』。



ベストセラー入りしたビジネス新書一冊です。テクニック指南ではなくて、伝えたいメッセージに魂を込めろという心構えを説いています。新書で字も大きい(汗)ので、サクッと読んでみるぶんによいかもしれません。


続いて、『鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ』



「1枚」を強調していますが、どちらかというと企画のための作業ステップを説くほうに力を入れており、また有用な内容になっています。


次は『パワポ使いへの警告』。



考えを練る前にパワポを使うな!”が本書のメイン・メッセージです。題名から想像できるような皮肉ぽい内容ではなく、非常にオーソドックスな企画書の書き方本で、いま読み返しても学びがありますね。


【特にお勧め】『ロジカル・プレゼンテーション』



戦略コンサルタント出身の著者らしくエッジの効いたストーリー仕立てで、ロジカルなプレゼン組み立てについてわかりやすく説明してくれています。

類書の中では、僕はイチ押しですね。学生から経営者まで読むたびに学びがある一冊と思います。これは特にお勧めです!


【特にお勧め】『パワポで極める 1枚企画書』



パワポは通常「1スライド・1メッセージ・1チャート」で、文字をぎゅうぎゅう詰め込むものではないとされていますが、逆に“パワポで1枚資料をつくっちゃおう”というユニークな本です。

これはなかなか思いつかない発想と思います。書式集としても非常に有用で使えますよ。


●参考過去記事:「楽しい」プレゼンのために。


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[ 2008/05/27 23:50 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

勝間和代さん本を読み返してみました。 

今日は某友人兼読者からの「今流行ってる勝間和代さんの本についてどう思うか書いてよ〜」というリクエストにお答えしたいと思います。


最近、勝間さんはメディア露出がスゴイですね!僕は仕事の関係で「ムギ畑」に関心を持ったのがきっかけで、以降著書も何冊か拝読しています。

勝間さんの本は、正直、すごく好きな部分と食い足りない部分があります。

今日は久しぶりに読み返した数冊をちょこっとずつ取り上げてみたいと思います。


まずは、ロングセラーになっているこちらから。

『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』



情報は通貨である」というメッセージは非常に気に入っています。(←スパルタ読書塾生ならば骨身に染みていると思いますが;汗)

インプットとアウトプットの効率化テクは一読の価値ありでしょう。G-mailやブログの活用は、実践して数ヶ月するとその効果に驚かされます。これは実際にやった人しか味わえない本書の価値でしょうね。

ただ、オーディオセミナーを聴きながらチャリンコを飛ばすように、ちょっと実感から遠い部分が多いのも正直な感想です。IT機器や推薦ソフトの紹介あたりも評価が分かれるところかと。

情報収集/取捨選択/分析/発信といった領域への感度を高める意味で、手に取っておいて損はないかもしれません。


続いて、いわゆる「10倍シリーズ」第1作のこちら。

『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』



シリーズ第1作ということもあり、勝間イズム?を広くソツなく取り上げた本と思います。

年収10倍・・・とかいうタイトルづけは僕は嫌いですが(売るための戦略としてもちろん理解はします)、モチベーションを保ちつつ、勉強をシステマティックに続けるための指南書として、よくできているなという印象です。

人生のどこに重きを置くかというときに、カネがあまり上位に来ないという人は生理的に読む気がしないかもしれません。ただ、こちらもオトナの態度で勉強本として割り切って読む分には、いろいろ学びある一冊でしょう。

※同じトーンの表紙デザイン本が何冊かありますが、その中ではこれがベストかも。


続いて、先月(08年4月)発売になったばかりのこちら。

『勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─ 』



利益を、顧客数や顧客単価といった要因分解することで、ビジネスプロセスを解説するという趣向。

勝間式・・・というのはさすがに大げさで、会計の基本を学ぶケーススタディをオーソドックスにやってみたという一冊です。逆に言えば、若手社会人や新任管理職あたりが読む分には、普通に使えるんじゃないかなと思います。そう、別に悪いわけではなくて「フツー」の本

ただ、そういうごくごく標準的な中身にもかかわらず、いきなり太字で著者の華やかな経歴をずらずら並べたてるのは下品な感じがして残念でした。内容が普通だけに経歴でインパクトを与えたかったのかもしれませんが・・・

(まあ、これだけ著作を大量生産していると、たまにはこういうのも混ぜないと数が稼げないということなのでしょうか??←失礼;大汗)


最後は、昔書かれた本の再販モノを。

『勝間和代のインディペンデントな生き方・実践ガイド』



著者が今ほど売れていない時代の著作『インディでいこう!』を、新書バージョンにして再発売したもの。

「年収600万円以上を稼ぎ、いいパートナーがいて、年をとるほどすてきになっていく」「精神的にも経済的にも周りに依存しない」=“インディな生き方”を実践するためのノウハウ本です。

出版社的に「新書版で1050円とお手ごろな勝間和代の入門書」で売っているとおり、広く浅く勝間さんの考えや経験を紹介しています。

会社勤めで日々悶々と閉塞感と戦っているという方(本書に限っては、女性向けかな〜)に、マインドチェンジのきっかけを与えてくれるかなとは思います。


著者のエッセイとして読むぶんにはなかなか面白いです。ただ、今回のMBA出願プロセスで「自分が何者か」「自分の価値観/優先順位は何か」をギリギリ考えてきて、いま本書を読み返すと、「背伸びしてるな〜(良くも悪くも)青いな〜」という感じがして仕方ありません。

プロフィールを見るに、子育てや仕事をはじめ貴重な経験をいろいろされている勝間さんですが、それらを『(情報化社会における)効率』という切り口のみで語っている部分が、やや食い足りないなと私が感じる部分です。

例えば、勝間さんの子育て本なんて面白いんじゃないかな〜なんて。

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好き勝手書きましたが、いま世の中で勝間さんのニーズがあるのは事実ですから、好きだろうが嫌いだろうが1回読んでおくことは重要と思います。

それを通じて、自分(の価値観)と社会の立ち位置を確認できるというメリットもありますし。ベストセラーを読んでおく意味って、そういうことのような気がします。


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[ 2008/05/25 16:45 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う34歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

夢の一つだった米国MBA留学が実現しました!今夏からEmory大学Goizuetaビジネススクールに進学予定です。その模様もいろいろシェアしていければと思います。

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