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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

『常識の壁をこえて』(ダン・S・ケネディ) 

こんにちは、プチファイ!です。今日はこの本を読んでちょっと元気になれました。ぜひご紹介したいと思います。

『常識の壁をこえて』(ダン・S・ケネディ著、金森重樹監修)



最初に本屋で目にしたときは、新書を一回り大きくしたぐらいのサイズで厚さも大したことはないにもかかわらず、1,500円というお値段を見て「立ち読みしてみるか」ぐらいの気持ちで手にとりました。(悲しい小市民・・・)

ところがどっこい、パラパラとめくるうちに目に飛び込んでくるフレーズが、心をつかんで放さないのです!最後までめくった後「これは買わないと後悔するな」と観念して購入した一冊です。無論、今は買って大正解だったと思っていますよ。

原題(NO RULES : 21 Giants Lies About Success)が示すとおり、ビジネス、特にマーケティングにおいて、成功するためにはいわゆる"常識"を乗り越え、時には否定する必要があるというのが著者のメッセージです。

特に印象に残り、僕を力づけてくれたメッセージはこの2つでしょうか。

「サクセスストーリーの主人公を動かした真の原動力は、おうおうにして、ハッピーでポジティブな感情とはかけ離れている」
「人が何かを成し遂げようとすれば、はじめから強い反感を買うことを覚悟しなければならない。胸に抱く野望が大きければ、それだけ反感を買う可能性も大きくなる」

できることならば、誰もがハッピーな気持ちで仕事ができるようにしたい。と僕は常々考えてきました。そしてそれ自体は間違いではない本当の気持ちでもあります。

一方で、会社でプロジェクトをまわそうとすると、そのプロジェクトが前例のない価値を生み出す可能性があるものであるほど、猛烈な反発を食らうことをここ2年ぐらい感じてきました。その矛盾に僕はずっともやもやしていたのです。「ああ僕の仕事のまわし方が悪いのかな・・・」

けれども、この本を読んで何だか目が覚めたような気がしています。価値を生み出そうとすると反発を買いながらも、時には負のモチベーション(執念、怨念?)でもってプロジェクトを動かしていかないといけないのだなと。

道は険しいですが、このある種の「悟り」をもってすれば、明日からまたちょっと頑張ってプロジェクトをまわしていけそうな気がしてきました。こうして文字にしていると改めてそれを実感します。よーし、明日もまたちょっと頑張ろうっと!


【今日の学び】
人が何かを成し遂げようとすれば、はじめから強い反感を買うことを覚悟しなければならない。胸に抱く野望が大きければ、それだけ反感を買う可能性も大きくなる。

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[ 2005/09/30 00:03 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

「お得」なライブは誰が決める? 

僕の趣味の一つに「ライブ鑑賞」があります。気がつけば、ここ数年はライブ会場でもらったエネルギーを糧に日々を送っているような感じさえします。特にお気に入りはB'z、ラルクアンシエル、清春でして、かれこれ6年ぐらいファンでいます。

9月はラルクだけで2本ライブに行ける夢のような月でした。その中で、ライブの感想を通じてふと気づいたことがありましたので書いてみたいと思います。もちろんラルクの嫌いな方にも「気づき」になると思う話ですので、念のため。


僕は1本目のライブに素晴らしく感動(過去最高かも!)し、2本目はまあこんなもんかなというぐらいの感想を持ちました。ライブには相当足を運んでいる自分がそう思うのだから誰もがそう感じているのではないか、と思っていました。

ところが、最近ラルクのファンになり、今回たまたま同じ旅程でライブに足を運んでいた友人に言わせると「1本目はマニアックな感じでいまいちだったけど、2本目は豪華で超興奮したよ」。


あれ?と思い、ちょっと振り返ってみました。

1本目タイトル:『AWAKE』ツアー
●選曲:最新アルバム『AWAKE』が中心。昔の曲はほとんど演奏なし
●会場:代々木第一体育館(1万人弱収容)
●演出:「反戦」「human」をテーマにした物語仕立
●ツアー旅程:東名阪合計10数本
●チケット代金:7500円

2本目タイトル:『ASIA LIVE』ツアー
●選曲:過去のヒット曲総ざらえ。ヒットメドレーまであり
●会場:東京ドーム(5万人強収容)
●演出:ヒット曲の合間にお楽しみ要素(過去の映像や普段喋らないドラマーのMCコーナー等)
●ツアー旅程:上海、北京、東京(日本以外のアジア初進出)
●チケット代金:7500円


ラルクのファンでなくても、勘のいい方はお分かりかもしれませんね。

そう、最近ファンになったばかりの人(=友人)にとって2本目はとても「お得」感があったわけです。過去の代表曲までいっぱい聞けて同じ値段だ、と。また大会場でも小会場と同じ値段というのも「お得」を感じていたようです。

それに対してずっと見てきたファン(=私)は過去の曲はこれまでに何度も耳にしており(←もちろん今でも大好きな曲ばかりですが)、むしろCDとは別世界を背景に最新曲を満喫できる1本目にこそ「お得」感を感じたわけです。そしてドームより代々木第一の方が見やすくて音響も良いことを体験的に知っているゆえ、同じ値段ならば小会場の方がお得だと感じるのですね。

逆にいうと、アーティスト側もそれを念頭に選曲等を組み立てたのかなという気がしてきました。1本目は小さな会場でコアなファンと親密に世界を構築し、2本目は世界進出のお祭りだと大会場でヒット曲連発、みたいな。大会場なら動員する必要があるビギナーファンもヒット曲を期待しているだろうと。


「モノの価格はユーザーが決める。人によってそのモノに対して与える評価(ひいては価格)は異なる」というのはマーケティングの教科書によく書いている話ですが、なんだか初めて実感として理解できたような気がします。

これまで、ライブは僕にとってある種「日常から逃避してエネルギーをいただく場」だったのですが、こうして見ると、ビジネスの話にも十分結びつけて前向きに考えることができるんだということに気づき、ライブは終わってしまったけれど、なんだか「またちょっと頑張ろう」という気持ちになることができました。また明日に向けて歩いていきたいと思います。

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[ 2005/09/29 09:34 ] 音楽・ライブ | TB(0) | CM(0)

はじめまして 

はじめまして「プチファイ!」です。

いろいろしんどいことも多い毎日ですが、

今日はこんな発見があったじゃないか
⇒よ~し、明日もちょっと頑張ろうかな、

と自分を“ちょっとだけ”励ましていけるような場所に育てていきたいと思っています。

たくさん頑張ると、なんだか人間おかしくなっちゃうような気がするんですよね。そんな「ちょっとだけファイトッ!」な想いを込めて、自身を命名した次第です。

仕事・読んだ本・行ったお店等を通じて学んだことを順次ご紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。



[ 2005/09/28 22:06 ] その他雑件 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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