妻が妊娠4ヶ月を過ぎつつあります。で、昨日(29日)は戌の日ということで、
水天宮に安産祈祷に行ってきました。
週末かつ大安ということで大変な賑わいでして、駅を出たらもう目の前が行列という状態でした。あれだけの長い列に並んだのは、品川で「
なんつっ亭」に並んで以来でしたね~
まあ行列は長かった割には早く流れていき、かれこれ20分程で神社にたどり着きました。祈祷とお守りの申込をすませ、後は祈祷を受けるだけ。空模様も怪しくて、今にも一雨きそうなこともあり、さっさと済ませてしまいたいなと思い、神社の方に聞いてみたのです。
「あの、すみませんが、ご祈祷は何時からの回になりますか?」
すると、ハッピを着て場内案内をしていたおじさんはこう言ったのですね。
「とにかく、その列に並んでもらえますかね。
今日は人も多いのでいつできるかは何ともいえません!あ、そうそう、並べるのは妊婦の方ご本人だけですからお願いしますね、はいはい」
・・・おいおい、待ちの行列は境内で何重にもとぐろを巻いているような状態。かつ(当然ながら)肌寒い中、列をつくっているのは大半が妊婦さんですよ?しかも、雨降りそうだし。水天宮のせいで安産が遠のいちゃうんじゃないの、むしろ。・・・
久しぶりにブチッと切れそうになりましたね。
結局、祈祷を済ませて妻が待合所に戻ってきたのは1時間後でした。おまけに案の定、途中からはシトシト雨も降ってきました。1時間待ってお祈りはほんの数分、で3000円也。悪徳病院ですな、まるで。
宗教の看板でもって、こんなホスピタリティ皆無な商売やってたら、
まわりの妊婦の方や次の世代にはどのように伝えられるのでしょうね。久しぶりにひどい現場に出会いました!こんにゃろー(怒)。
一方、帰り道にはちょっとイイ体験もしたので書いておきたいと思います。
水天宮の近くには「甘酒横丁」という通りがあります。その昔、水天宮の参拝客に人気の甘酒屋があったことからその名がついたそうで、現在も和菓子、せんべい、タイヤキ、甘酒等を扱う当時を偲ばせるお店が数多く並んでいます。その中で、『
森乃園』というお茶屋さんが有名ということで立ち寄ってみました。ここはほうじ茶がなんといっても有名で、店内ではほうじ茶パフェやソフトを楽しむことができます。
僕達は水天宮でヒドイ目に遭い疲れてしまっていたので、店内でほうじ茶とほうじ茶ソフトのセットをオーダーしてゆっくり過ごすことにしました。
お店のおばさんが「良かったらお湯を足しましょうか?2煎目も美味しく飲めますよ」と声をかけてくれる等、いい感じで時間を過ごし、あらかたお茶を飲み終えた頃になって、そのおばさんがこちらに来て何だか申し訳なさそうな表情で声をかけてきたのです。
「あの、大変申し訳ありません。先ほどお湯を足したんですが、十分熱くないお湯を足
してしまいまして・・・ほうじ茶は熱々で楽しんでいただくのが最高ですから、もしよろしかったらもう一杯ずつサービスさせていただけませんか?・・・外も肌寒いですし、ごゆっくりなさっていって下さい」
ちょっと目立ちかけてきたお腹をさする妻をちらりと見て、にこやかにこう言ってくれたおばさん。嗚呼、こんなことがあると絶対また来たくなりますよね。お店はもちろん、この町にまた来たくなってしまいました。現金なものですけど、人間ってそういうもんじゃありませんか?
明暗両方を味わって、今日の学びはこれです。
【今日の学び】
お客さんの立場で考え、行動することの積み重ねによって、お店ひいては周辺地域の魅力は高まっていく。それはちょっとしたことで急激に高まり、一瞬に崩壊する可能性を秘めている。※人気ブログランキングです。少しでも学びがあればクリックいただけると、とても嬉しいです。よろしくお願いします!今日は紹介する紙面が尽きましたが、水天宮のおじさん方よ、これでも読んで爪の垢を煎じて飲みなさい!もう。
水天宮のおじさん達に読ませたい一冊