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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

ウルトラマンマックス「つかみとれ!未来」@最終回に見た未来志向 

31歳にして(恥ずかしながら)毎週ワクワクしながらついに最終回まで全回見てしまいました。土曜朝放送のウルトラマンマックス



土曜日曜朝に放映される特撮ヒーローものが人気を集めています。ここ2、3年話題になっていたのは、子供だけでなくイケメン俳優にお母さん方が夢中になっての人気でしたが、昨年ぐらいからは(子供のとき番組に熱中していた)お父さん層がハマッていく現象が新聞等でも取り上げられるようになりました。

僕はまだお父さんではありませんが、似たようなものかもしれません。昔大好きだったイメージが壊されるのが嫌で、ここ数年のウルトラマンは全然見ていなかったのですが、今年放映開始された『ウルトラマンマックス』は、あのバルタン星人やゼットンが再び現れる“原点回帰のかっこいいヒーローもの”としてのコンセプトがとても気になり見始めたところ非常に面白くて、とうとう全て見てしまった次第です。

一度このブログでも「たばこに見る信頼の喪失」と題して、メトロン星人の登場するお話『狙われない街』について書いたことがありますが、個人的にもいろいろ感想等いただくほど反響の大きい回として印象に残っています

『ウルトラマンマックス』公式サイト

↑ストーリーやキャラクター紹介はこちらに譲るとして、先週放映された最終回について少し書きたいと思います。

最終回タイトルは「つかみとれ!未来」。地底に暮らす人々が地上で暮らす人類による環境破壊に耐えかねて、自らを守るため地上攻撃システムを発動。地上から交渉に向かった主人公の誠実な愛情ある態度に地底の人々は心を動かされるものの攻撃システムは止められない。未来をつかみ取るためにウルトラマンマックスと人々のとった行動は・・・ひとことでいうとこんなお話でした。

印象に残ったのは全てが解決した後の描き方なのです。普通は事件解決の後、ウルトラマンがM87星雲に帰っていくことで話が終わるのですが、『マックス』では主人公たちが年老いて、宇宙に飛び立つ孫を部屋の窓から温かく見守るシーンがしっかりと描かれました。そして手をとり「(孫がこれから飛び立つ宇宙にいるであろう)マックスに伝えたいね。僕たちは未来を●●●って」

↑あ~、もう、とにかくすごくいいシーンだったので、この映像を文章で伝えられないのがもどかしい~

通常視聴者の想像にお任せする(ある意味禁断の)領域であった「未来」にここまで具体的に言及することについては評価も分かれると思いますが、僕は高く評価したいです。

冒頭にも書きましたが、この作品は「原点回帰」をひとつの大きなテーマとして取り組まれてきたなかで、昔登場した怪獣が再登場するといった部分だけを取り上げると、下手すると懐古主義に陥る懸念が常にあったと思いますそんな中で最終回にあえて「未来」を描くことで、振返る/懐かしむのではなく前を向くスタンスを作品として提示しようとした製作者のメッセージをとても強く感じたからこそ、僕はこの作品を評価したい。


終わりよければすべて良しではありませんが、ドラマの最終回にはいろいろなやり方がある中で今回はとてもいい形で締めくくったのではないかと思います。昔の作品のリメイクや音楽ではカバーが流行る今日この頃ではありますが、単なる懐古ではなく未来志向の姿勢あってこそ意義があるのだということを頭に入れておきたいものです。


【今日の学び】
「原点回帰」は、懐古ではなく未来志向の意識下でこそ活きるもの。
ひとつの終わりは必ず次に向けての始まりである。


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ウルトラマンマックスは、泣かせたりうならせたり笑わせたり、とバラエティに富むストーリーで、お子さんお父さん以外にもぜひ見ていただきたいですね~

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[ 2006/03/30 00:43 ] テレビ | TB(14) | CM(0)

『サウンド・オブ・サンダー』@レイ・ブラッドベリの「風流」を味わう 

最近、試写会が続けて当選してラッキーです!今回は『サウンド・オブ・サンダー』を見てきました。

レイ・ブラッドベリ『太陽の黄金の林檎』



↑映画原作を含む短編集です!

映画の題名を見てもピンとこない方は多いと思いますが、原作者のレイ・ブラッドベリの名前を知らない人はいないのではないでしょうか。アマゾンの著者略歴を借りると「SFの叙情詩人と呼ばれる巨匠」。幻想と哀愁ムードのあふれる短編『霧笛』に、たしか小5の国語の教科書で出会ったときは衝撃だったな~と懐かしく思い出されます。(↑ちなみに上に紹介した短編集に収録されていますよ。オススメです!)

『サウンド・オブ・サンダー』はタイムマシンが現実のものになった2055年を舞台に描かれています。タイムマシンで過去への時間旅行が商売として行われているなかで、旅行者が誤って過去に残したちょっとした痕跡が進化に影響を与え、時間の波となって現代を襲うという設定です。主人公の科学者は壊滅状態の街で、新たに進化した動植物の襲撃をかわしながら、痕跡を消去するため再び過去に向かって旅立つという物語。

古典的といえば古典的なストーリーですが、王道SFという感じでなかなか楽しめました。サイトのレビュー欄をいくつか見ていると、CGの未熟さや設定の矛盾等を取り上げて好意的な評価が少ないようですが、実は僕は結構面白かったのです。あまり多大な期待をしていなかったのが良かったのかもしれませんが・・・?素直にワクワクしながらSFを楽しめば十分元の取れる映画と思います。

(タイムマシンって聞いただけで、なんだかドキドキしませんか?)

別の翻訳では『雷のとどろくような声』と訳されていますが、その意味を楽しみに見るというやり方もありますね!

レイ・ブラッドベリ『太陽の黄金の林檎』

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[ 2006/03/25 01:41 ] 映画 | TB(7) | CM(4)

トム・ピーターズ『知能販のプロになれ!』@かっこいい間接部門 

総務や経理といったバックオフィス部門がいかに“知能販売会社”として生まれ変わり、組織も人も輝いていけるのかをテーマに書かれた熱いエナジー注入本です!

「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦」と銘打たれたシリーズの第三巻ですが、単独で読んでも十分いけます。僕も企業のスタッフ部門で働く人間として、実にパワーを与えてもらいましたね。いや。これはなかなかいいです。特に企業の管理部門を中心に働くホワイトカラー職種の皆様は必読かと。

トム・ピーターズ『知能販のプロになれ!』



タイトルにもあるとおり、間接部門の仕事を「知能を販売する会社」としてイキイキとしたものに生まれ変わらせるというのがこの本のメッセージです。

たしかに間接部門の仕事って、いかにコスト削減するかとか、いかに現場の邪魔をしないで粛々と処理するかとか、知らないうちに消極的な視野に立ってしまいがちなのですよね(しみじみ)。

「おしゃれな経理部」「燃える総務部」・・・うーん、確かにこんな視点は今まであまりなかったかも。そして本作で僕が一番気に入っているのは、そんな知能販のプロは「人助けが商売」で、「知識と興奮と知恵を惜しみなく与えることだ」というメッセージです。

僕の会社では、いかに自分の仕事をキープするかという観点で、ノウハウは自分の頭の中にのみ抱え込み、人のアイディアはいろいろ欲しがるくせに、自分からは何も提案しないスタッフ達がうようよ。

ときどき挫けそうになるのですが、この数年を振り返ってみて、結局のところ、自分から情報を発信できる人のところにのみ情報と信頼は集まってくるものだと、繰り返し自分に言い聞かせていたりする今日この頃だったのです。

そんな僕にとって、こんな力強いメッセージはありません。そう、ピーターズの言葉を借りれば「私の生き残り戦術はただひとつ、毎日脱皮をはかり、つねに人より先を行くことだ」。う~、また明日も頑張ろうって気持ちになってきたぞ。いい感じ!

以下、その他印象に残ったメッセージを紹介しておきます。

・小さい仕事はない。あるのは小さい想像力だけ
・プロというのは素人にはできない芸当をやり、署名入りの仕事をし、自分のポジションを意識し、自分らしさを失わない
・すべてにして肝心かなめのもの、それは挑発だ。・・・世の中を変えるプロジェクトは、人びとを挑発する。・・・挑発とは、いわれもなく人を侮辱することではない。それは、我が身を断崖に立たせて生きることである。・・・「日々の業務をそつなくこなす」だけの部署は滅びる運命にある
・知能販売とは、人を導く商売である
・私たちは自分のために働き、満足させなければいけない相手は自分だけだ
・あなたがボスなら、その道を進むことが最高に楽しい冒険であり、自分も自分の部下も夢中になるだけの価値があることを、まず確信すること
・(知が資本である)スペシャリスト集団にとって、研究開発は生命線である
・目がまわるほど忙しくても、知識共有のために時間を割く人がヒーローになり、それをしない人は軽蔑の対象になる文化がどこまで根付いているか

【今日の学び】
間接部門の仕事は「知能を販売する会社」の視点で取り組むことで、その価値を一気に高めることができる。知能販のプロは「人助けが商売」で、「知識と興奮と知恵を惜しみなく与えること」。つまるところ、「与える」人にのみ情報と信頼は集まってくるもの。


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トム・ピーターズ『知能販のプロになれ!』

↑印象に残ったTipsは上に紹介しましたが、ピーターズ(&仁平和夫氏の名訳)による軽妙な語り口に乗せて読むと、更に効果アップ請け合いです。ちょっとカバンにも入れておけるサイズですし、企業の管理部門にお勤めの方はとりあえず即買いの一手ですよ。

あと、本シリーズの第一弾になる『ブランド人になれ!』も元気の出る一冊です。今回ご紹介した『知能販のプロになれ!』が実用的な一冊とすれば、こちらはビジネスパーソンとしていかにイキイキと生きるか、といったテーマを考える際にもヒントを与えてくれます。
『ブランド人になれ!』をご紹介したバックナンバー記事はこちらです!よかったら寄って行って下さいね。





[ 2006/03/20 01:14 ] ビジネス書 | TB(1) | CM(0)

『イーオン・フラックス』@成功してこそ、新しいことに挑戦 

試写会で映画『イーオン・フラックス』を観て来ました。

『イーオン・フラックス』



↑ちなみに、これはノベライズ版です


駅のポスターや広告でシャーリーズ・セロンが180度開脚してポーズをとっている図は、誰もが一度はご覧になったことでしょう。

ひとことで言ってしまうと、政府が圧政を強いる近未来の世界を舞台に、人類の命運と自らの存在意義を賭けて立ち上がる美しき女戦士の活躍を描いた映画、とでもなるのでしょうか。

クローン技術によるメビウスの輪を否定し、「人生」の意義を改めて問いかけるといったあたりにメッセージ性は見て取れなくはないですが、あまりそういった難しいことは考えずに、美しいシャーリーズ・セロンに見とれて楽しむ映画なのでしょう。ほとんどヒネリはないストーリーでもあり、合計90分あまりという長さもほどよい感じで、疲れた仕事帰りに気晴らしにフラリと見る一本としては適当かな。

それより驚きは、アカデミー賞女優で現役バリバリのセロンがこの役を引き受けたところですね。アカデミー賞を獲った『モンスター』(←怖い・・・けど直視しないといけない作品です。アメリカ社会だけの問題と考えてはいけないと思います。格差社会があちこちで語られる今こそ必見かと。)や今年公開の中では『スタンドアップ』(←これはよかった!静かな中に熱がじわじわ込み上げてくるような渋い作品でした)のような、いわゆる本格派の作品が続いており、またそれが似合う女優さんにもかかわらず、敢えてこういうSFアクションのオファーを受けるんだから。

CMでも見るように、ボディラインを強調したセクシーな衣装でスタイリッシュに暴れまわる姿は、斬新の一言に尽きます。下手するとせっかくのブランドに傷がついちゃうんでは、とも思ったのですが、見終わって今になって印象に残っているのは「新しいことへの挑戦」だったのかなと。

そう考えてみると、いい意味で観客を裏切っているという部分では評価できるような気がしてきました。セロンも映画も。常に新しいものに挑戦しないとね。

映像自体は美しくよくできていますし、さすがにシャーリーズ・セロンはダントツに目を惹かれます。新しいものに挑戦する志に感心しつつ、気楽に見ましょう。

【今日の学び】
常に新しいことに挑戦するマインドは何より大切。特に何かにおいて成功し名をあげた暁においてこそ。


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[ 2006/03/14 17:20 ] 映画 | TB(19) | CM(7)

竹内元一「図でわからせる図解表現の技術」@図解活用のメリット 

3月8日、某会社様にて開催されている月例社内勉強会に参加させていただきました。平日18:30開始という結構厳しいスケジュールで少し遅れてしまいましたが、総勢50名近くが出席された実に立派な勉強会です。私を含めて社外参加者は10名近くだったでしょうか。

このような素晴らしい機会を与えてくださった事務局・Y様にはただただ感謝しかありません。(それにしてもこんなレベルの会を毎月開かれている熱意と実行力には感服です。僕も負けてはいられない!)

さて、今回は竹内元一氏による「図でわからせる図解表現の技術」がテーマでした。

『図解表現ハンドブック』(竹内元一著)



2年ぐらい前にいわゆる「図解ブーム」に乗って類書がたくさん出版された時期があり、僕も何冊か勉強しました。今回の勉強会ではその中でいわゆる基礎的なスキルについてわかりやすく概説するといった流れでした。

基本的なポイントを再確認できたのもよかったのですが、特に印象に残ったのは「図解することでその図が勝手に思考を刺激してくれる」ことへの気づきでした。

例えば自己紹介型プレゼンにおいて「私はAです。私はBです。私はCです。⇒つまり私はDです」式の図を書こうとすると、「私は●●です」の要素を考えて図に落としていく過程で「あ、僕って△△なんじゃないの?」という発見が得られるわけです。

今回勉強会でのワークにおいて現在の会社での仕事を題材に自己紹介図解をやってみたのですが、

「今やっている仕事か。・・・うーん、経営トップ含めた社内まわしは入れざるを得ないな。あとスケジュールと予算管理。・・・最近は取り組んでいるプロジェクトの社外宣伝とかネットワーク構築も大きな要素になってきているかな・・・。お、考えてみると僕ってプロジェクトの社内外売り込みで走り回る“プロジェクト・プロデューサー”とか名乗ってもいいんじゃない???」

といった感じでどんどん思考が膨らんでいったのですね

図解は万能ではありませんが、手を動かして描くことで、勝手に図が自分の頭に働きかけてくれる効果が期待できたりするわけです。何だか得した気分。

講義自体も良かったですが、自らの体験と結びつけて自分を主語に考えることで、更に大きな効果が期待できるものですよね。またひとつ学びがありました。行って良かったです!

【今日の学び】
自ら手を動かして図解することで思考はパワーアップできる。「自らやる」ところがポイント!


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『図解表現ハンドブック』(竹内元一著)

今日ご紹介した講師の本(↑)は基礎的な部分を分かりやすくまとめてくれているのですが、ビジネスで実際にプレゼンをしていく立場からは、正直やや物足りなさもあります。実践編として僕が勉強になったお勧めはこちら。

『マッキンゼー流図解の技術』(ジーン・ゼラズニー著)

僕は立場上、いまプレゼンを社内外でする機会がずいぶん多いのですが、わかりやすい資料作成という面でこの本はすごく役に立っていますね。デスクに置いておいて、一度ざーっと読み流した後に辞書的に使うというのがお勧めです。






[ 2006/03/11 01:36 ] セミナー | TB(0) | CM(2)

『めんまじ』(山崎拓巳著)@質も大事だけど量も大切。 

かわいいけれど、中身は結構本格派な一冊です。

タイトルの「めんまじ」はメンタルマネジメントの略。自分の心とうまくつき合って物事をスムーズに達成していく方法について、可愛いイラストとコミカルな物語を通じて語りかけてくれます。

『めんまじ』(山崎拓巳著)



↑上の表紙写真を見てもわかるとおり、何ともかわいらしい(文庫本をひとまわり大きくしたぐらいのサイズで、カバンにすっぽり入るのもなかなか)絵本と見間違うような一冊です。

気持ちの持ち方ひとつで全ては変えられる、という主張は類書(※)でも繰り返し語られていますが、こういうメッセージは何度受け取ってもよいものです。一冊の本を繰り返し読むこともとても重要で素敵なことと思いますが、たくさんの本を読んでメッセージが重複することに自ら気付くぐらいになることで、初めて血肉とすることができるのではないかという気もする今日この頃です。

※例えば、以前ブログでご紹介した『ミリオネア・マインド』とか(→記事はこちら)、最近書店でよく見かけるものでは『幸せな宝地図であなたの夢がかなう』もなかなか。読みやすい図解版も出ていて、こちらも読みやすくよく出来ているなと思いました。

そういう意味ではものすごく斬新なことが書いているわけではないのですが、コミカルなイラストと物語を通じて、大切なメッセージがストンと腹に落とし込むことができるという意味で、カバンにこっそり入れておいて疲れたときに励ましてもらう(登場人物のFAKのように。)といった使い方がお勧めかなと思います。

あとは実行あるのみ!

以下、印象に残ったメッセージをご紹介します。

・行く先は「思考」よりも、むしろ「心のスクリーン」に左右されています。「心のスクリーン」とは心の中であなたが想像し、映像を映し出す場所のことです。
→望むべき現実、「まっすぐ進む自分」を思い描けば、すぐに呪縛をとくことができます。

・僕たちが現実だと思っているものはイリュージョンです。心の深い部分が勝手に選んだ、テレビ番組のようなもの。チャンネルは無数にあり、誰もが好きな番組を見ることができます。だから、わざわざ悲しい番組を見続ける必要はありません。自分の見たいチャンネルを探せばいいのです。

・チャンネルを変えるのは簡単です。「自分がどうなりたいか」を心に決め、それが実現した様子を心に描けばいいのです。描き続けることで、望む現実に切り替わっていきます。


【今日の学び】
大切なメッセージは繰り返し反芻することが重要。そのためには「質より量」も時には必要なアプローチ。そして後は実行するだけ。


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『めんまじ』(山崎拓巳著)

小さく可愛い本ですが、含まれるメッセージは本質的です。疲れたときは分厚い自己啓発書よりも、こういう絵本を読んで“ちょっと元気を出す”のがいいですよ。





[ 2006/03/06 18:16 ] ビジネス書 | TB(1) | CM(0)

清春『官能ブギー』横浜BLITZライブ@大人味への熟成 

3/1に横浜BLITZで開催された清春のライブに行ってきました。黒夢→Sads→ソロとずっと応援し続けている僕ですが、時間の流れとともに変わり続ける清春に自分の歴史が重ね合わさり、見るたびに聴くたびに興奮し触発され感動してしまうのです。

同じ「ライブ」でも、時間の積み重ねとともに、その意味合いが変わっていく。そんな感慨を今日は雑感風にはなりますが、綴ってみたいと思います。

清春『官能ブギー』



水曜夜かつ東京からは結構遠い会場(おまけに雨)での開催ではありましたが、2,000人近く入るBLITZは満員御礼だったそうです。なんだか嬉しくなります。

最新アルバム『官能ブギー』収録曲を中心に、アンコールまで含め、3時間半にわたる盛り沢山ライブでした。(「遅くなるけどごめんね」と確信犯?MCあり。→大丈夫、こっちはウェルカムだから!)


一貫して「ロック」に携わってきた清春ですが、時代によって実に様々なテーマで音楽に取り組む姿が、「変わり続けることを恐れるな」というメッセージになって僕に力強く訴えかけてきます。

今回アルバム『官能ブギー』のテーマは“いわゆる”グラム・ロックの分野です。表題どおり官能的なグルーヴでの攻めがたまりません。一直線でスピード重視のパンクとはまた違い、脳髄に直接ジンジン響いてくる音楽とでもいうのでしょうか。大人にしかわからぬ味わいです。ハマリます。たばこや酒やコーヒーみたいな感じ?とでもたとえられるかもしれません。

この官能ブギーの合間に、お馴染みヒットナンバーやデジ・ロックものも「(清春曰く)サービス」でしっかりはさんでくれるものですから、それぞれの良さが互いに引き立ち、たまらないステージになりました。


この日は珍しくMCがずいぶん長くて、たくさん楽しい話も聞くことができました。その中で特に印象に残ったのはアンコールで清春が語った「最近、日常の辛いことや不満を会場で爆発させるライブから、幸せを分かち合い持って帰れるライブにすることができているような気がします。それもみんなのおかげです」という言葉。

はっとしました。僕が最近感じていることと全く一緒だったからです。学生時代は、とにかく会場でテンションあげて暴れまくり、日頃の鬱憤を吐き出す場所だったのですが、社会人になって(特にここ3年ぐらい)、ライブに参加する意味が大きく変質してきました。僕流にいえば「ライブ会場はエネルギー交換の場である」。リフレッシュして、幸せを胸に「さあ明日も頑張ろうっと」と感じられる大切な場所になってきました。


転がり続ける清春の音楽とステージに自分を重ね合わせ、ライブで幸せをもらって帰る。時間を積み重ね、歳を取るのもなかなか悪くないもんだ、としみじみ感じる今日この頃なのです。

・・・あ~、ふくらはぎがまだ痛い(飛びすぎた・・・)。

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日本人がグラムロックなんかやると、単にマッタリした音楽になってしまうような気もするのですが、清春のすごいところはメジャーな感じを残しつつ、憂いがしっかりと活きているところなんですよね。聞けば聞くほど沁み込んでくるハマる一枚です。

特に大人に聞いて欲しい!

清春『官能ブギー』




テーマ : ライヴレポ・感想 - ジャンル : 音楽



[ 2006/03/05 02:33 ] 音楽・ライブ | TB(0) | CM(0)

『現役弁護士が書いた思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術』@事前準備とマインドセット 

人はひとりでは生きていけない社会で生きる生き物です。それゆえ人生は交渉と説得の連続ともいえ、それが上手くできる人はそのまま人生を豊かに過ごすことができるのかもしれません。今日はその足がかりとなる一冊を紹介します。読み終えてかなり得した気分になっている僕です。

『現役弁護士が書いた思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術』(谷原誠著)



表題がそのまま内容紹介になっていますね。交渉術といえば「ハーバード流交渉術」が有名で、(→文献はこちら)学ぶべき要素がたくさん含まれていますが、本書は更に現実の身近な交渉シーンにあてはめて、心理的部分にも考察が行われているところがミソかと思います。

ちょっと文句をつけるとすれば、ちと強引じゃないのと思えるたとえ話が散見されたぐらいですが、まあ逆に言えばおかげでTipsが頭に刻み込まれたとも言えるわけで、本書の価値が損なわれることは全くないかと思います。

特に印象に残った学びを以下ご紹介しておきます。
いずれも交渉の基本スキルですが、なかなかこういったことを体現するのが難しいんですよね。実行と学びを繰り返すことで血肉としていくしかないというのが僕の考えです。


・交渉において、どちらかが勝ったことが歴然とした内容では合意は成立しにくい
勝ち負けという考え方を捨てること「交渉は勝ち負けではなく、ただ自分の抱えている問題点を解決するだけ」
→交渉相手を敵と考えないことである。むしろ、自分が陥った状況を解決するためのパートナーと考えるべき

・交渉においては、交渉が決裂したときに取り得る、別の選択肢を用意しておかねばならない。交渉対象に固執すればするほど、交渉力は弱まっていくからだ。
・交渉の前にすべきことは「絶対にノー」と言う項目を決定しておくことである
←明確な限界点を決めておき、それ以上は絶対に譲歩しないと固く決意しておかねば、(厳しい交渉には)なかなか耐えられるものではない。これは、自分の心を強くするための事前準備とも言える

・自分が主張を展開するのは、相手が話すことがなくなってからでよい
相手は、自分が言いたいことをあなたに言い切ってしまうまでは、まだ合意の最低条件がクリアされていない
・相手の主張に十分耳を傾けたら、次に行うべきことは、あなたが相手の主張を正確に理解していることを相手に伝えることである
・「人を動かすには、自分の心ではなく相手の(自尊)心にスポットライトをあてる」のが説得の鉄則
→人を説得したいときは、相手の話を遮らないこと

・人を説得するとき、注意しなければならないことがある。それは、あなたが相手を説得しているのだということを相手に悟らせないようにすることだ。

・もし反論されたら、逆にチャンスだと思うべきである。なぜなら、反論されるということは、その反論した理由によって自分は同意しないことを表明してしまっているからだ。その論拠がなくなれば、反対する理由がなくなったと考えていい。

【今日の学び】
人との交渉に際しては、しっかりした事前準備で自分の軸を明確に持ち、“相手にスポットを当てる”マインドセットを備えるのが成功の秘訣。


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人と交渉し説得するって日々やっていることだけに、基本的なスキルやマインドセットを備えることが大きな意味を持つと思います。その意味で弁護士実務を通じて得た体験とともにまとめて学べる本書は一読の価値ありと思いますよ。

『現役弁護士が書いた思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術』(谷原誠著)





[ 2006/03/03 10:46 ] ビジネス書 | TB(1) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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