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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

『トヨタ流英語上達術』@英語学習ではなくて・・・ 

猫も杓子も「トヨタ流」という風潮は正直好きではありませんが、文化の壁を越えるマインドセット醸成という観点からいい本にめぐり逢いました。

『トヨタ流英語上達術』(スティーブ・モリヤマ著)




前の上司が「面白かったよ。英語が上達するとは到底思えないけど」というコメントとともに薦めてくれた一冊です。・・・読了した感想は、まさにそのコメントのとおりでしたね。

ひとことでいうと、トヨタの海外駐在者へのインタビューを通じて、英語を通じたコミュニケーションや仕事のやり方についてエッセンス抽出を試みた一冊です。


タイトルから想像されるような「学習法」にはほとんど触れられていませんが、コミュニケーション・仕事においての心構えについて、たくさん学びがありました。

曰く「主導権を握る」「議事録は先に自分でつくる」「省略しない」「外国語を知るということはその国の文化を知ること」

これら全て、海外駐在者の経験を通じての学びであり、非常に説得力がありました。共通するポイントとしては“当事者意識を持て”であると解釈しました。即ち、自分で責任を持ってイニシアチブを握って実行し、わかったふりをせず(←やりがち・・・;根底に流れる価値観ごと理解する。そんな強い自我が仕事を成功に導く秘訣であるとメッセージが伝わってきます。

上にあげたのも、まったく新しい知恵ではないのですが、結局グローバルに通用するということは、しっかりと異文化コミュニケーションできるということなのではないかと改めて考えさせられました。


【今日の学び】
当事者意識を持ち、自分で責任を持ってイニシアチブを握って実行し、わかったふりをせず根底に流れる価値観ごと相手を理解する。そんな強い自我こそが仕事を成功に導く。


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『トヨタ流英語上達術』(スティーブ・モリヤマ著)

冒頭にも書きましたが、「トヨタ」をうたえば本が売れるというのもなんだかおかしな話だなと思います。私見ですが、カイゼンに代表される組織/人のマインドセットこそがトヨタの強みなのではないでしょうか。学ぶべきは学び、自ら選ぶべき道は自分で進んでいくしかないわけであって。

⇒トヨタ流といえばこれ?

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[ 2006/04/26 16:54 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

『仕事心の育て方』(渋井真帆著)@逃げちゃだめ! 

某勉強会をきっかけにお世話になっている方のお勧めで読んでみました(Yさん、いつもありがとうございます!)。

サブタイトルが「ビジネスで人生でひと花咲かせたいあなたへ」。ひと花・・・という響きが何だか哀愁を帯びて聞こえます(僕だけ?)が、実際は新入社員からベテランまで、ビジネスに携わる方ならば誰もが学びを得られる一冊でした。

『仕事心の育て方』(渋井真帆著)



僕はビジネス書を読むとき、読み返したいポイントに赤線を引くクセがあるのですが、全部で130ページ足らずの本書が真っ赤っ赤になってしまいました。特にサラリーマンとして企業にお勤めの方が読むと、ウンウンとうなずいて一気に読了すること受け合いですね。

「人生の幸せは仕事抜きでは語れない」→「自身を幸せにするためには仕事を楽しくする努力が欠かせない」というメッセージが実にストーンと胸に飛び込んできます。

ほら、人間って辛いときほど、人生は仕事が全てじゃないという言い訳をしてしまいませんか?・・・でも、やっぱり過ごす時間の割合や社会におけるアイデンティティ形成における仕事の比重を考えると、やはり仕事から逃げてハッピーになることってできないんですよね。

わかっちゃいるんだけど、つい楽な方に逃げてしまう気持ちをやんわりと戒めてくれます。

珠玉のメッセージがたくさん詰まっていますが、特に印象に残ったものをご紹介しておきます。何だかまた明日から頑張ろう、って気持ちになれますよ~!


・理想の自分と現状の自分との視点の間にある“差”のことを「」といい、この“差”を埋めることを「夢をかなえる」という。

・本当の自分は探すものではなく、見つめるもの語り合って言語化された価値観が本当の自分なのです。

仕事とは「社会との関わり合い」。どんな仕事に就くかについて考えることは、自分が社会とどう関わっていきたいのか明らかにするということ。

・何を話そう、どんな言葉で話そうと考えるのではなく、どんな想いを伝えようかということが大事。そのためには普段から言葉の蓄積も必要。

・今のあなたのこの一瞬は「未来のあなた」の信頼に応えていますか?
⇒ウッ・・・(グサリ;)

『仕事心の育て方』(渋井真帆著)

【今日の学び】
・自身を幸せにするためには仕事を楽しくする努力が欠かせない。
・仕事を通じて社会との関わり合いを持つに際し、本当の自分を見つめ価値観を言語化する取組みが必要。


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今回読んで非常に面白かった渋井真帆さんですが、著書もいろいろ出していらっしゃいます。↓

渋井真帆さんの著書

今作がよかったので、僕も早速いくつか読んでみようと思います。オススメ!




[ 2006/04/21 17:56 ] ビジネス書 | TB(1) | CM(2)

第6回スパルタ読書塾@「仮想敵」発想とWeb2.0 

土井英司さん主催の『スパルタ読書塾』(⇒詳しくはこちら)の第6回セミナーに参加してきました。

僕は第1回からずっと出席しており、その模様はこのブログでもご紹介しています。(⇒記事はこちら)今回は全部で20名足らずとやや人数は少なかったのですが、そのぶんアットホームな雰囲気が醸し出された感じで、グループワークも非常に(たぶん過去最高調)盛り上がりました!

今回のテーマは「プレゼン技術」。交渉や面接など、日々の生活のなかですぐに役立ちそうな非常に実践的な内容でした。

今回の課題図書は『1分で話をまとめる技術』(樋口裕一著)



結構ベタなチョイス(失礼)ではありますが、樋口裕一さんのシリーズはよく売れているだけのことはあり、なかなかあなどれない本も多いと感じています。本書もサッと読める内容ながら、テクニックと発想法の部分で非常に学びがたくさんありました

グループワークのお題は「Web2.0を意識した新しいサービスを提案せよ」「世間の常識に反する刺激的な本の企画を提案せよ」

※Web2.0については、前回記事(⇒こちら)でご紹介した『ウェブ進化論』か、『Web2.0 BOOK』がうまくまとまっていると思います。蛇足ですが、Web2.0といってもIT技術的な話ではなく、これからの世の中をハッピーに生きていくうえでぜひおさえておくべき概念というべきと思います。上記2冊のうちどちらかは読んでおいたほうがいいと思いますよ~

むむむ・・・と最初は皆で固まってしまったお題でしたが、後にも出てくる「叩き台」「仮想敵」発想で立ち向かったところ、刺激的な提案が各グループから提示されて大盛り上がりの発表会になりました。

(提案内容はセミナー参加者だけの秘密です♪)

土井英司さん曰く「さっそく、この企画を全部明日ダイヤモンド社に持っていきましょう!・・・最終的にはたぶん宝島社になると思いますけどね」(笑)

いや~、面白かったです。「叩き台」発想は、僕のいまいるポジション(企業の経営企画的なセクション)にいると、無意識のうちに普段から使っているのですが、「仮想敵」の方は実践してみてはじめてその威力を肌で感じましたね。これは超パワーあるわ。いただきです。

あと、ジェームス・スキナーの話と絡めて解説された「Web2.0は遊んでいる情報(⇒資源)を組織化することで価値を創出しビジネスとなる」という分析も非常に興味深かったですね。ナルホド。


以下は主要なポイントです。テクニックというよりも発想の部分ですぐに実践できそうなTips満載ですよ~

●頭がいい人ほど、話は短い傾向が強い

●「叩き台」の発想を持つことで会話は上達する
・最初から完璧な話をしようと思わないで、とにかく一分以内で話してしまう。それで意味がわからなければ相手は質問してくる。
最終的によい結論が出るのであれば、初めに出した自分の意見が完全に否定されてもどうということはない。⇒最初の話は、むしろ「叩き台」ぐらいに思うことだ

●思考を整理するための4つのステップ
1)相手の立場を確認する
2)相手の不安を探る
3)自分のスタンスを決める
4)話の構成を決める

●仮想敵をつくって常識の否定をする
「敵をつくって戦う」という構図にすると、その分野に詳しくない人でも興味を持ちやすいし、話がわかりやすくなる
・世間の人たちが「常識」と思っていることについて、「そうではない。本当はこうだ」と訴える。これを誰もが納得するかたちで、わかりやすく示すことができれば、本なら売れるし、会話なら興味をもって聞いてもらえる

●話すときのテクニック例
・「理由は3つある」・・・基本的に弱いものから順番に話すのがポイント
・話の「間」は少し長めにあけてみる
一文を短くするとインパクトが強くなる⇒売れてる著者は最初に言い切る!
※学者・弁護士・会計士等は同業者からの反発を食わないことを最優先するので冗長な話し方しかできない

●「知識の引き出し」よりも「意見の引き出し」をストックせよ
・物事に対する自分の態度を普段から決めておくのが重要⇒普段から考え論拠を明確に持てている人の話は受け入れられる
※本が売れるかどうかは、著者の知識量ではなく、著者のフィルターが面白いかどうかにかかっている!

【今日の学び】
・「叩き台」の発想を持つことで会話は上達する
・「仮想敵」をつくり(しっかりとした論拠をもって)常識を否定できると話は面白くわかりやすくなる
・普段から物事を考え自分のスタンスを明確にするクセをつけるべし


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いや~、それにしても盛り上がりましたね。前回までのセミナーの様子はこちらをご覧下さい。別に僕はエリエス・ブック・コンサルティングの回し者ではありませんが、次回案内はこちらです。

今回の課題図書であった樋口裕一さんの著作ですと、以前読んだこれも面白く印象に残っているのでご紹介しておきます。こちらもハンディでサクッと読めていい感じですよ。

『頭がいい人、悪い人の話し方』





[ 2006/04/19 12:11 ] セミナー | TB(1) | CM(0)

『ウェブ進化論』(梅田望夫著)@素直に波に乗ってハッピー。 

久しぶりのヒット本に当たりました。知的興奮状態

『ウェブ進化論』(梅田望夫著)



※本書は「スパルタ読書塾」(→記事はこちらでご紹介しています)コミュニティでご紹介いただきました。ありがとうございました!

「本当の大変化はこれから始まる」という副題にも垣間見られますが、

1)今後10年の潮流として「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」を挙げ、来るべきネット社会を中心に時流を的確に分析している

2)そんな社会でイキイキと生きていくため持つべきマインドセットについて示唆が満載

というマクロ/ミクロ双方のアプローチが脳みそを気持ちよく興奮させてくれます。

全編を通じて印象に残るのは「ネット社会の到来だからといって、確かに一斉に全ての秩序が崩壊するわけではない。けれども、この先ずっと言い訳を続けていくよりも、流れを素直に受け止めその波に乗っていくほうが明らかにみんなハッピーじゃないですか?」という筆者の姿勢。

う~ん、何だかこの力の抜けた感じが逆に痛快だと思いませんか。そうそう!と思わずうなずきたくなります。


例えばオープンソースについて、その本質を「何か素晴らしい知的資産の種がネット上に無償で公開されると、世界中の知的リソースがその種の周囲に自発的に結び付くことがある」ということと、

「モチベーションの高い優秀な才能が自発的に結びついた状態では、司令塔にあたる集権的リーダーシップが中央になくとも、解決すべき課題(たとえそれがどんな難題であれ)に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決されていくことがある」と筆者は説いています。

筆者の言葉を借りると「あちら側」に情報発電所を置くことで、情報そのものに革命的変化が起こり、大きなパワーが生まれる。並行して情報自身が淘汰を起こすという考え方が生まれてくる。

来るべき社会の足音に何だかどきどきしませんか?

「情報の機密性が高いゆえ共有に際しては以下の問題点が・・・」なんて小難しい顔して想定問答を考え続けるよりも、きっと誰もがハッピーになり、また新たな価値が創造されるに違いありません。


もうひとつご紹介しておきたいのは、ブログに関するお話です。

これまでモノを書いて情報を発信してきた人たちが、いかに「ほんのわずか」であったか、そしてその「ほんのわずか」な存在とは、決して選ばれた「ほんのわずか」なのではなく、むしろ成り行きでそうなった「ほんのわずか」なのだ。・・・そんな認識が少しずつ広がりを見せているところが、ブログの本質を考える上で重要なポイントであると筆者は指摘します。

ニーズがあるのは(専門家そのもののスクリプトではなく)専門と一般を繋ぐブログであるという分析をふまえ、エントリーを読みながら「ふーん、そうだよねー」というふうに意識を再確認するというある種の社会合意形成の連帯をブログに見出すあたり、非常に鋭い分析と感心するとともに、とてつもない可能性を感じます。

また、ブログが個にとっての大いなる知的成長の場であるという指摘についても激しく共感しました。「ブログを通じて自分が学習した最大のことは、『自分がお金に変換できない情報やアイデアは、溜め込むよりも無料放出することで(無形の)大きな利益を得られる』ということに尽きると思う」は全く同感です。


他にも、グーグルとヤフーの競争の背景に、サービスにおける「人間の介在」の意義を巡る発想の違いを指摘したり。最近よく耳にするようになったロングテール現象やWeb2.0についてもわかりやすく解説がなされており、こいつは間違いなく「買い」です。

『ウェブ進化論』(梅田望夫著)

この記事を書いている時点でアマゾンの書籍部門3位にランクインしていましたが、来るべき社会の足音を素直に受け止めて、それにしっかり乗っていける人々が増えていくと、世の中がもっと生産的でハッピーになっていくのではないかと強く思いました。このブログを読んでくださるような方は、必ずやその波に乗ることを望んでいらっしゃるはず。

僕も基本的にベストセラーには飛びつかないタチなのですが、これは別格。とりあえず読んどきましょう。


【今日の学び】
・ネット社会の到来だからといって、確かに一斉に全ての秩序が崩壊するわけではない。けれども、この先ずっと言い訳を続けていくよりも、流れを素直に受け止めその波に乗っていくほうがきっとみんなハッピー。
・個にとっての大いなる知的成長の場(例えばブログ)を簡単に手に入れられるようになった。自分がお金に変換できない情報やアイデアは、溜め込むよりも無料放出することで(無形の)大きな利益を得ることができる。


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最後に、筆者があとがきで記したコメントをご紹介。評論だけでなく自ら試行錯誤していこうとするマインドを持つことで、みんな幸せになりましょうよ。

これから日本は、大組織中心の高度成長型モデルではない新しい社会構造に変化していき、私たち一人一人は、過去とは全く違う「個と組織の関係」を模索しなければならない。

シリコンバレーにあって日本にないもの。それは、若い世代の創造性や果敢な行動を刺激する「オプティミズムに支えられたビジョン」である。・・・これから直面する難題を創造的に解決する力は、オプティミズムを前提とした試行錯誤以外からは生まれ得ないと信ずる


『ウェブ進化論』(梅田望夫著)






[ 2006/04/13 10:41 ] ビジネス書 | TB(11) | CM(3)

『クライング・フィスト』@殴られ屋の生き様とは 

隣席総勢大泣きの映画館は久しぶりに経験しました。なんでこんなにウルウルくるんだろう。人生は最高のドラマだから?

『クライング・フィスト』公式サイト

クライング・フィスト=泣く拳。

ストーリーは実にシンプルです。
かつてアジア大会で銀メダルを獲った人気ボクサーだったものの、人にだまされ妻からも別れを告げられ、路上で「殴られ屋」として生計を立てるカン・テシクと、悪行三昧で少年院に入れられたユ・サンファン。そんなふたりが荒んだ生活の中で、ひとりは自らの誇りと家族の絆を取り戻すために、またひとりは初めて何かに打ち込むことの素晴らしさを知り自らの存在証明のために、ボクシング新人王戦に出場する。そして決勝で相まみえるふたり・・・。ひとことでいうとそんなストーリーです。

※主人公ふたりとも実在の人物をモデルにしているというのがまた驚きです。新宿歌舞伎町の“殴られ屋”(=晴留屋明さん)の本は以前読んだことがありますが、かなり壮絶です・・・↓



ある種斬新なのが、主人公ふたりは途中全く交わることがないという点です。最後の山場である新人王戦決勝までふたりは全く交わることがなく、ひたすら拳を交え最後に身体が交差する以外は、とうとう何の言葉を交わすこともない。

ふたりの人生を感情を淡々と描くことに徹したことで、最後のボクシングシーンは、観客の頭の中でふくれあがった想像や想いがグサグサと交差し、感情が溢れます。ああ、もうダメです。涙腺が・・・(以下略)

この映画の紹介については、ネタバレとかそういう心配はあまりない気がしています。拳を交え続けるふたりを観ていると、感情が溢れるのをおさえることができませんから。あらすじをパンフレット等で読むと「どこが感動するの?」という印象を受けるかもしれませんが、生き様に心打たれるってこういうことなのではないかと思いました。

(ちなみに最後の対決シーンは、解説によると「段取りなし、どちらが倒されるか本人たちもわからない真剣勝負」で撮影したんだとか。)

言葉にできない感情・生き様を見せ付けられて魂を揺さぶられ、隣席の見知らぬ大勢の観客と感情を共有するということは、映画にしかできないエンタテイメントであることを体感させられました。DVDでひとり観ていては味わえない醍醐味ですね~

そういえばこの映画の主人公ふたりも、リングの上でだけ感情を含めた人生の一瞬を共有するわけで、その意味では今日の試写会の観客と僕の関係に近いのかもしれないなと思ったりしました。


【今日の学び】
生き様を伝えるのに言葉はいらない。人生を共有する「一瞬」の機会を持つことは対価を払うに値する(⇒それはビジネスチャンスたりうるかもしれない)


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以前『殴られ屋』を読んだ話は上にご紹介しましたが、この映画をきっかけに調べてみると最近「殴られ屋のその後」についてのご本人の著書があることがわかりました。驚き!これはチェックしとかねば。。。

『明日こそハレルヤ!』(晴留屋明著)

印税は全額借金返済に充てるんだとか。でもこの借金ってご自身が経営されていた会社の社員の肩代わりだったんだそうですね。また泣かせる話ですが、そんな中で明るく生きる彼には凄みを感じます。





[ 2006/04/04 14:15 ] 映画 | TB(1) | CM(0)

『こころのエンジンに火をつける魔法の質問』@メンターとは 

「静かな場所で自分にたずねてください」と帯に書いてありました。そんな、お風呂から出てホットミルク片手にめくってみたい一冊との出会いです。

『こころのエンジンに火をつける魔法の質問』(マツダミヒロ著)



全部で120ページ強、新書を少し大きくしたぐらいの片手で手軽に持てる本。しかも見開きで片方のページにしか文字が詰まっていない、ということでもし本屋で出会っていたら、文字好きな僕はレジには持っていかなかったもしれません(失礼)。

実は「スパルタ読書塾」(→記事はこちらでご紹介しています)のプレゼント企画で当選したのですが、結果としてこの幸運に改めて感謝することになります。なぜなら、メンターとしてずっと机の横に置いておきたいと思える本だったからです。

いわゆる自己啓発、マインド革新といったジャンルに属する一冊です。「答えはすべて自分の中にあるはず→自分を見つめなおそう」というコンセプトは類書にもときどき見られますが、具体的な質問にして「あなたは●●ですか?」と見開きで目に優しく飛び込んでくる構成と、温かい語り口は疲れた心身にすっとしみこんでくれます

問いかけにハッとさせられる第一段階だけではなく、1分でも2分でもよいので自分の回答を考えてみる第二段階に進むと、この本の価値はグッと上がることうけあいです。自分を主語に考えることができれば、知らないうちに実際に言行がかわってくるものですよ(←経験者は語る)。

読んでいて印象に残った素敵な言葉の一部をご紹介しておきます。こういったメッセージを込めた「魔法の質問」が詰まった粋な一冊。手元に置いて時々読み返していきたいと思います!

偶然を偶然と思わず必然だと思うことで、いいことがどんどん連鎖していく
・嫌いなことを100個書き出してみよう。嫌いなところに焦点を当てることで、これまで見つけにくかったほんとうにやりたいことを発見するため。
・行動をとめる言葉ではなく、行動を加速させる言葉を使っていこう
・相手を変えるいちばんの方法は、じつは自分を変えること
・自分が聞きたいことを、まずは相手に話してみよう
・「想像」と「理想像」を二つ考えてみる。そして、その差を埋める努力をしてみてはどうだろう
「やりたいこと」の情報を発信することによって、その夢は確実に実現に近づく

【今日の学び】
行動を起こすヒントは必ず自分の中にある。だからこそ常に自分を主語に、物事を考えていこう。


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年度が変わり、新しい職場や人との出会い・別れが飛び交う中で、いわゆる「五月病」に陥らないように、メンターとしてこの本を片手に自分への問いかけを繰り返していきたいと思います。

『こころのエンジンに火をつける魔法の質問』(マツダミヒロ著)

先月ご紹介した『めんまじ』(→記事はこちら)と並んで、僕のメンターになってくれそうです。頼もしい限り。。。&素敵な出会いに感謝感謝!





[ 2006/04/03 00:25 ] ビジネス書 | TB(3) | CM(2)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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