今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

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『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』@購買行動原理と商売人の心得とは 

このブログでもご紹介した『ウェブ進化論』(⇒記事はこちら。早く読んでおくべき一冊と思いますよ)や『Google』を例に挙げるまでもなく、「キーワード検索」という概念/行為は、今後10年の世界を生きていくうえで絶対に外せないものだと感じています。

その「キーワード検索」を具体的にマーケティングに活用していく方法論等を取り上げているのが、今日ご紹介する一冊です。

『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』(滝井秀典著)



インターネットを使ったビジネスに実際に成果をあげている著者らしく、実戦的なアドバイスがいろいろと盛り込まれています。例えば、「新規顧客を一人獲得するのに必要なコスト」の観点でアクションを考えるといったアプローチは著者ならではのもので、大変説得力があります。

一方で、商売人が持つべきマインドセットについては、ビジネス全般において通用する学びがありました。

例えば、「お客の需要に合ったビジネスをしなければならない」。・・・当然のように聞こえますが、キーワード検索を用いたビジネス展開を考えるに際し、誰もが「○○という商品をどのキーワードで売ればいいか?」と考えに陥りがちではないでしょうか。著者はそうではなく「(ニーズのある)△△という検索キーワードに合った商品は何か」を考えるべきと説きます。

なるほど。おっしゃるとおり。

いま消費者の購買行動原理がずいぶん変わってきているなと感じます。自分のことを振返ってみても、何か欲しいものがあったら、とりあえずgoogleにその品を入力してみて、関連情報をざっくりリサーチするところから始めるようになって久しいです。

筆者の言葉を借りれば「検索エンジンが進化した情報化社会では、あなたがお客に情報を与える必要はまったくない。お客が勝手に情報収集してあなたの商品・サービスの価値を判断して(自ら購買行動を起こして)しまう」わけで、お客様に対するアプローチの考え方を転換する時期にきているといえるかもしれません。

非常に読みやすく、さっくりと最後まで読みきれた本だったのですが、こうして振返ってみてわかるように、『ウェブ進化論』的世界において、マーケティングについて考える本質的な提示をたくさん含んだ一冊といえると思います。ぜひ読んでみてくださいね。


以下、その他印象に残ったフレーズ等。

・高額商品を扱っていて「実際に店舗に出向かないといけない」ような場合は、競合他社がキーワード広告を出すケースが非常に少なく、まったくといっていいほど無風状態で競争が存在しない

「誰がこんなもんにお金を出すんだ?」と不思議になるような商売ほど、新規参入は簡単

・検索結果でクリックする確率と、そこからホームページで購入する確率は、ほとんど決まっている

・広告の反応率は「広告媒体の信用度」によって明確に変化する
⇒ヤフーやグーグルの検索結果に一位表示されているのは「信用」として機能

・検索エンジン、つまりキーワードマーケティングで売れる商材は、圧倒的に「ニーズ商材」(必要性があって初めて購入する商材)の独壇場である

・リアルの世界以上に、新しいものが売りにくい場所、それがインターネットである

・タウンページにある「職種言葉」は売れる
←お客がタウンページを開いた瞬間にはほぼ100%購入すると決めているから

・「とても自分ひとりでは解決できない」と悩んでいる姿が目に浮かぶような(ネガティブな雰囲気のする「問題発生」系の)言葉は売れる

【今日の学び】
●「お客様の需要に合ったビジネスをする」・・・当然だけどこのニーズ志向を見失うことなかれ
●検索エンジンが進化した情報化社会では、(意識して/過剰に)お客様に情報を与える必要はない。お客様が勝手に情報収集してあなたの商品・サービスの価値を判断してくることを頭に入れておくべし



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「自己表現とキーワードの素敵な関係」と称して、以前記事を書いたのですが(⇒こちらです)、膨大な情報の海の中で、ハッピーに快適に生きていくうえでは“キーワード検索”は重要な切り口になり得るのだという思いを新たにしました。

『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』(滝井秀典著)

↑そういう意味で、本書はチェックの価値ありかと思います。とっても読みやすいですし、ぜひどうぞ。

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[ 2006/05/25 16:29 ] ビジネス書 | TB(2) | CM(3)

ひとりカラオケ果敢に挑戦!@おひとり様マーケットを考える 

子供の1ヶ月検診にあわせ、1週間早く妻が子供を連れて実家に行くことになり、この週末はひさしぶりに一人で過ごしました。やや寂しさはあるものの、最近は子供中心に振り回される生活にならざるを得ない状況だったもので、ほっとひと息ついたというのも本音ではあります。

さて何して過ごそう?と考えたのですが、やはり子供がいてはなかなかできないことをするのがいいだろうと思い、実は前からたくらんでいた「ひとりカラオケ」に挑戦することにしました!(そろそろ歌の禁断症状が・・・)

実は、かれこれ半年前に「ひとりカラオケ」については記事を書いていたのですが(⇒2005年10月2日「ひとりカラオケ」)、普段は妻と二人で行っていたのでその必要もなく、ひとりで来る人っていったいどんな気持ちなんだろうとか思っていたことを自らやっちゃおうと

ということで、『カラオケ歌広場』吉祥寺店へ。以前の記事で紹介したように、ひとりで来る人もいないことはないとわかってはいたのですが、さすがに緊張しましたし待つのもちょっと恥ずかしいかなと午前11時頃に行きました。

期待通り、待ち客はひとりもおらず、スムーズに受付に入ることができました。歌広場は一覧表に名前・連絡先・人数を書くルールなので、さっさと書こうとしたところ・・・

・・・記入票に記載されていた約25組のうち、なんと7組がお一人様!!!

お~~~、ビックリ!!

お店の方もごく普通に対応し、カラオケも心からエンジョイすることができました。普通に大満足。ひとりで歌い続けたからノドはガラガラですが。


後で気づいたのですが、割引をPRするお店のポスター等にも「歌広場は“ひとカラ”(筆者注:“ひとりカラオケ”の省略です)を応援します!」というメッセージまで書かれているのですね。

単純に考えると、一部屋をひとりで使われるよりは団体で使ってくれたほうが店としては効率がいいはずですが、敢えて「おひとり様」を強調しているところが非常に興味深かったです。

想定されるのは、こんなところでしょうか。

1)団体があまり使うと思えない時間帯(午前中等)でも、個人客ならばニーズがあると見た。混雑する時間帯は人間心理としてひとり客は来づらいだろうと考えたものと推定。

2)他店との差別化。値段の安さや曲の多さでは甲乙つけ難いのであれば、他店があまり明示していない「ひとり客」に対して積極的にアプローチしようという戦略。

3)実は「ひとり客」が単純に増加しているという事象も考えられる。

4)今後、団体客を自店に呼んできてもらえればという期待。

こうして窓口を広げるアプローチは非常に正しいと思いました。次はこれにプラスアルファの価値をつけて互いに満足度を高めていく勝負なのでしょう。


【今日の学び】
おひとり様マーケットは、時間帯等のニーズが団体様マーケットとうまく棲み分けられる可能性大。まずは入り口を広げるところからスタートし、付加価値をつける取り組みで客も店も互いにハッピーになれるビジョンが描けるはず。


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いかに長い時間を快適に過ごしてもらうか。ひとりの空間を邪魔しないで食事を提供するには?・・・なんだかこれって商売のネタになるな、きっと。ひとりカラオケを実践した者としてプランを練ってみたら他の商材にも使えそう。

・・・また明日からの楽しみが一つ増えました。さて月曜日も(ちょっとだけ)頑張ろうっ!




[ 2006/05/21 23:53 ] その他雑件 | TB(0) | CM(4)

第7回スパルタ読書塾@地味だけど効く~危機管理は日常から 

エリエス・ブック・コンサルティング(土井英司さん)主催『スパルタ読書塾』の第7回セミナーに参加してきました。

僕は第1回からずっと出席していまして、その模様はこのブログでもご紹介しています。(⇒記事はこちら)前回に引き続き、全部で20名足らずとやや人数は少なかったのですが、そのぶん回転が速くて妙に緊張感があり、これはこれでなかなか面白かったです。

今回のテーマは「危機管理」。

・・・地味~という感じがします。実際、危機管理に関する本は大抵の場合売れないそうですが、逆に言えばこれは日本人の「危機」に対する意識の低さをあらわしているわけです。

そんな中で「危機管理」という切り口を通じて、日々の組織/個人の行動を振返り整理していこうという今回のお話は、学ぶべき点がたくさん含まれていました。いまブログを書いていて、ジワジワと効いてくる感じがすごくしています。

今回の課題図書は『危機管理のノウハウ』(佐々淳行著)。

『危機管理のノウハウ』(佐々淳行著)



20年近く前に出版された一冊ですが、佐々さんの原稿を松下幸之助氏が声をかけて本にしたものだそうで、超ロングセラーになっています。ちなみにヨネックス米山会長もご推薦だとか。

最近出版された『パイロットが空から学んだ危機管理術』(坂井優基著)と比較する形で概要紹介がありました。『パイロット~』が現場でおさえておくべき話とすれば、本書はリーダーがおさえるべき話を取り上げています。両方が共通して指摘しているポイントとして「危機管理は日常から」「悪い情報を持ってきた人間を絶対に叱るな」といった点があげられていました。

『危機管理のノウハウ』の冒頭に先日亡くなったガルブレイズの言葉が紹介されています。「偉大な指導者には、皆一つの共通の特色がある。すなわちその時代の国民の主要な不安に対し、真正面から対決する気構えにほかならない。これが、そしてこれこそが指導力の本質なのだ」。

・・・リーダーの心得は“現代の空気を肌で感じ向かい合う”ことだと。

リーダーの姿としてパッと思い浮かぶのは、危機において先頭に立って奮迅の活躍をするシーンであるという方も少なくないと思いますが、日常から時代の空気をしっかりとおさえ対峙する心構えを持つということこそが重要というメッセージはなかなか重いですね。

※リーダーたる者は本をどんどん読め、という教えは「(時代に受け入れられている本を読み)時流をおさえよ」ということなのかもしれませんね。深い・・・

また、今回はグループワークとして、“とんでもない事件”の報告を上司にする・上司の立場に立ってその報告をユーモアで切り返すといったスキットを演じました。

自分の演技力のなさには寒くなりましたが(大汗)、土井さんの講評を聞いてナルホドと肌で感じたのは、頭の中に5W1Hのフレームワークを入れておくことで話の流れをいたずらに変えることなく重要な情報収集が可能だということです。

僕のような素人はついつい質問票を順番に埋めるようなプロセスを踏んでしまいがちなのですが、自らの頭の中を普段から整理することで、一見雑談と思しき会話からでも自分にとって必要な作業をスムーズに進めることができると。

いや~、言われてみれば当然なんですが、「体感」できたのはちょっと嬉しかったですね。他の参加者の前で演じた恥ずかしさとセットであるがゆえに、たぶんこれは忘れそうにありません。

以下、特に印象に残ったお話を、差し障りないレベルでご紹介したいと思います。

「アキレス腱」を読み解くことを意識せよ
→そのためには認識対象について考えうるケースのカテゴライズが有効
(例:「自宅の危機管理」と言われてもピンとこないが、事例を具体的に考え、緊急度やコントロール可否等の要素でカテゴライズすることで優先順位が明確になり、初めて打ち手を考えることができる)

●"Need to know"の原則
・知る必要のある人にのみ情報は知らせる
知る必要のない人は情報の価値を理解していないゆえ漏洩リスクが大きい

●原則化の効用
・ミスをなくすためには「原則化」が必要。
・チェックリストを用意する等の対処によってミスの原因たる「人間の判断」を排除する
⇒ハッカーの達人はプログラムではなく人間を狙う。プログラムはミスをしないが人間はミスをするから。

※このトピックに関連して土井さんが強く勧めていらっしゃった参考書がこちら。確かにこれは面白そう!読んでみようっと。

『欺術(ぎじゅつ)』(ケビン・ミトニック著)

●危機管理における心得(抜粋)
・長期に亘る危機管理に際して最も恐ろしい敵は累積された疲労。ゆえに人事管理上必要な施策は「休養と補給」である。
・ユーモアを巧みに使うことで不安に怯える人々に正常心を取り戻し、指導者への信頼を高める効果が期待できる・・・“ユーモアは人を動かす”


【今日の学び】
危機管理は、情報収集のためのフレームワークを頭に入れて感度を高め、かつ時流を読みそれに立ち向かうという心構えを平常から持ち続けることでこそ可能になる。


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『危機管理のノウハウ』(佐々淳行著)

さて、この『スパルタ読書塾』、僕は結局1回目から毎回参加してきたのですが、今後運営のやり方等を見直すとのことです。

懇親会でも皆さんと話していて感じたのですが、せっかくこのような意識の高い人が集まるコミュニティができてきたので、何となく消滅してしまうような事態にはならないようにしていきたいと思いますね。

mixiを通じた課題への取り組み等行っていく予定だそうですが、個人的には一回以前やった番外編(⇒紹介記事はこちら)をまた打ち上げてみるのもいいかもしれないな~、なんて。




[ 2006/05/19 04:09 ] セミナー | TB(0) | CM(0)

『終末のフール』(伊坂幸太郎)@命と向かい合う勇気とは 

セミナー等でいつもお世話になっているYさん【→こちら】から「知り合いの息子さんが小説を書いているんだけど・・・伊坂幸太郎って、結構有名なんだけど知ってる?」というのが読んだきっかけでした。

『終末のフール』(伊坂幸太郎著)



恥ずかしながら読んだことがありませんでした・・・。(しかも結構どころか数々の文学賞を獲られた超有名作家じゃないですかっ!)本はかなり読む方なんですが、以前もご紹介しましたが【→こちら】小説は昭和初期頃のゴツイ作品が好きなもので、正直興味の対象外だったんですね。

ですが、結論からいうと読んでよかった!本小説は背景が現代社会に近いということもあり、感覚が現実に近いというか、ストレートに生きる勇気やホロリとさせられる言葉が伝わってきました

この『終末のフール』は、「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」という発表を受けて世界が混乱に陥ってから5年がたち滅亡を3年後に控えた中、仙台のとある団地を舞台にした人間模様を短編連作の形で描き出しています。

離れ離れになった家族との再会、滅亡を3年後に控えてもタイトルマッチに向けて黙々と鍛錬を続けるボクサー、出産すべきか否かに悩む優柔不断な男、と舞台は様々ですが、「生きる/生命」と正面から向かい合うことへの勇気を与えてくれます。

“頑張れ”とは言わないんですが、世界が終わる前に勇気を奮い起こして前を向こうとする人々の姿やちょっとした言葉を読むと、なんだか僕も明日へ一歩踏み出すためにちょっと背中を押してもらえたような気持ちになります

この本の帯のメッセージが全てを語っているのかもしれません。「この命をあきらめない。生きる道のあるかぎり。」

【今日の学び】
今日という日は残された日々の最初の一日。


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さっき見たところ、アマゾンでは718位でした。当然人には好き嫌いがあるわけですが、売れているものはそれなりに伝わってくるメッセージがあるものです。僕のような「現代小説ってちょっと軽くて読む気がしない」タイプの方も、本書は“さりげなく”(←これが重要)メッセージを伝えてくる佳作と思います。おすすめ。

『終末のフール』(伊坂幸太郎著)

最近よく宣伝してるこの映画の原作も伊坂幸太郎さんだったんですね!読んでみようっと。↓

『陽気なギャングが地球を回す』(伊坂幸太郎著)




[ 2006/05/15 00:34 ] 文学 | TB(13) | CM(0)

『30歳からの成長戦略』@実力派天邪鬼×自己への欲望を捨てる 

先週32歳になりました。一生勉強そして成長し続けていきたいと強く思う中で、表題がふと頭をよぎり、ゴールデンウィーク明けに読み返しました。

『30歳からの成長戦略』(山本真司著)



競争に追われ苦しみキャリア構築に悩む若者に対し、過去の著者自身の振り返りに基づく「人間/ビジネスパーソンとしての成長戦略」に関するメッセージを記した一冊です。

外資系戦略コンサルという著者の職業からか、「いかにして人に勝つか」に苦しんできた心境から解き放たれた心情の吐露は、非常に生々しく、また共感できました。その意味でも、自身の若かりし姿を重ねての若者へのメッセージは、かなり熱く感じられます。


「成長する」と「人に勝つ」は決してイコールの概念ではないですよね。

自分はどうなりたいかを真剣に考え(⇒人気本ですがこちらもお勧め。僕のバイブルのひとつです)、ビジョンが明確になれば、人のことはそんなに気にはならないはず。でも気にしないではいられない心の弱さをカバーし励ましてくれます。「これで大丈夫だよ」

個人のキャリアは組織に頼るのではなく自分で築くべしというメッセージは、下手をすると個人と企業の疎遠感と誤読されますが、下でもご紹介する「個としての差別化」×「自己に対する欲望を捨てる」は、個人と組織の心地よい距離感を考える上で面白いアプローチかもしれません。

以下、印象に残ったメッセージを記しておきますね。

目指すべきは「実力派天邪鬼」。MBA知識は最低限最短で身に付ければそれ以上は不要。差別化で勝負せよ。分野の選び方は(自分が好き)×(人気がない)。

アウトプットを意識して特定分野を深く掘ることで初めて実務レベルでの差別化は可能になる。常識的学習法では読むこと自体が目的化してしまうおそれあり。

先行することで人と差別化できる発展途上の分野は、精神と物質を融合しようとしている分野。競争相手であるビジネスパーソンと差をつけるのは、ビジネス書ではなく人文科学や自然科学系の読書にヒントが隠されている。

・80年代半ばは日本の終身雇用制に代表される心の経営がもてはやされ、それが行き詰まった90年代半ばからは金を最大の価値観にするグローバルスタンダード経営が押し寄せた。次の時代を見据えるのならば、MBAの利益管理手法ではなく「心」の価値観確立にむけて学習を始めるべき。

・「欲」は重要なエネルギー源。その「欲」が自分自身でなく他者の幸福や成功に向けられるようになると、全てがうまくまわりだす。究極の「捨てる」成長戦略は「自己を捨てる」こと。


【今日の学び】
●重要なのは「勝つ」ことではなく「成長」すること。
●「個としての差別化(実力派天邪鬼)」×「自己に対する欲望を捨てる」=全てはうまくまわりだす


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『30歳からの成長戦略』(山本真司著)

「勝ち組」「負け組」といったワードが大手を振ってメディアではやしたてられていますが、こんなときこそ「自分にとって“成長”ってなんだろう?」をしっかりと考えることが大切な気がします。それによって、また明日も頑張れるんじゃないかなあと





[ 2006/05/11 17:49 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(2)

【オススメ】『影響力の武器』@“第三の眼”とは 

ゴールデンウィークのような長期休暇はじっくり読書する絶好の機会。今回僕が取り組んだ大作も期待に違わぬ骨太の一冊でした。実のある休暇になったな~としみじみ。

『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ著)



副題「なぜ人は動かされるのか」の問いに代表される“影響力”について社会心理学のアプローチで、実例と分析を交え懇切丁寧な解説が展開されています。例えば、欲しくもない英会話教材を買ってしまうといった行為について、当人と仕掛け人の心理分析にとどまらず社会的意味について解説が展開していきます。

返報性(例:恩義を受けるとお返しせずにはいられない)、一貫性とコミットメント(例:些細な要請への同意により更に大きな要請を拒絶できなくなる)といった各項は、日常よく目にするシーンではありますが、その解説に目からウロコが落ちずにはいられません。

すなわち、人間は社会で生きる動物ですから、社会で生活する/認められるためのルールを無意識のうちに刷り込まれていると。その意識のもと言動を採るというメカニズムは社会で生きるうえできわめて有用なのですが、その強力さゆえ他人の言動を誘導することもできる。社会で生きるうえで必要なメカニズムであるゆえ、それを悪用しようとする者に対しては防衛し報復する気構えが求められる、というのが筆者の主張です。


・・・実は、僕は大学で社会学を専攻していました。社会学を学んで得た点をひとことでいうならば「第三の眼」を持つことができるようになったということです。即ち、自分と相手を両方とも俯瞰して社会全体の構図で捉えなおす視点を常に持つことができるようになったと自覚しています。

本書は(無意識のうちに)人の言動に影響力を与えるという、ある種の強大な社会的事象を「第三の眼」視点で体系的に論じている点で、評価されるにふさわしい魅力を備えた一冊と言えるでしょう。

この本を読み終えると、世界の見え方がきっと少し変わってくるはず。


【今日の学び】
人は社会で生きていくために有用なルール/価値観を(無意識のうちに)インプットされている。ルールを悪用する輩の影響力から逃れるためには「第三の眼」的視点を(意識的に)持つことが大きな意味を持つ。


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3,300円という決して安くはない本ですが、社会で生きていく我々が心得ておくべき「視点」を身につけるという意味で、きわめて意義ある一冊と思います。迷わず買いです。

・・・おお!!今見たら、アマゾン書籍部門で780位にランクインしていました!わかる人はわかる本なのかなあ~。

『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ著)





[ 2006/05/07 00:06 ] ビジネス書 | TB(2) | CM(10)

『質問力』@「相手から引き出す」とは 

ベストセラーとなり類書もいろいろ出ていますが、ビジネスの世界でその重要性を体感することが多々ある概念ということで『質問力』を読んでみました。

『質問力』(齋藤孝著)



役所のような縦割り感覚では通用しなくなってきたビジネス世界では、「●●なら彼に聞けば大丈夫」という専門領域をつくることと同じぐらい、相手から引き出してそれを統率していくマインドセットが重要だと感じています。

それはマインド面では「リーダーシップ」に代表されるのでしょうし、テクニックとしていくつかあげられる中の一つに本書で取り上げられている「質問力」があるのでしょう。

ビジネスに携わったことのある方ならば、(特に初対面の人を相手にしたとき)場の雰囲気を盛り上げつつ相手の力や知識を引き出して、話を進めていくことの難しさ・重要さを肌で感じていらっしゃることと思います。

著者が指摘するまでもなく、質問を口にするときは状況や文脈を常に把握する力が試されているわけです。「具体的かつ本質的」な問いができているか。対話を活性化できているか。

本書でも指摘されていて非常に共感したのは、「日本では素朴な疑問が喜ばれる傾向にあるが、それは間違いである」という話です。日本人独特の謙虚さを重んじる風潮ゆえなのでしょうか?私も現実にその傾向を感じることがしばしばあります。当然、「基本的にきちんと知識があった上でする的確な質問の方が優れている」はずなのにね。

本書では「沿う技」「ずらす技」等と称して、テクニック面とマインド面双方において、対話の際に留意すべきポイントを事例(宇多田ヒカルのインタビューなんかもあります)を交えて解説してくれています。

アマゾンの書評なんかを見ていると「内容が薄い」(汗)とか厳しい意見も多いですが(↓)、

『質問力』(齋藤孝著)

テクニック面だけではなく、コミュニケーションそのものに関する本質的な言及も散見(例「コミュニケーションは減点制ではない。その人がいちばん力を入れている部分をしっかり認めることがコミュニケーションには必要」等)することができ、一読しておく価値は十分にあると思います。

「俺が俺が」ではなく“相手から引き出す”という姿勢は今後ますますその価値が再評価されていくことでしょう。その意味で「質問力」というコンセプトは一度味わってみる意義は高いと思います。

【今日の学び】
“相手から引き出す”ためには、自らしっかりと準備・鍛錬し、高い意識を持って対話に参画すべし。


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ときどき「あなたにとって●●とは何ですか?」と言わせっぱなしにしてクローズするインタビュアーがいますよね~。あれ見るたびに、メディアの無神経さ・知性レベルの低さを感じてしまいます。ちゃんと考えてから人にモノを聞いているのかよって

そういう意味で、齋藤さんの下の指摘は胸のすく思いがしました。
自戒の念も込めて。

・・・ハイレベルな「質問力」で大切なのは、自分自身にその質問をした時、どう答えるのかを、一応シミュレーションして、ある程度の答えを用意しておくことである。自分が聞かれたら、とうてい答えられないような質問はしない。そうでないと、返ってきた相手の答えに対応できない・・・

【↓こういうのもあります↓】






[ 2006/05/02 17:28 ] ビジネス書 | TB(2) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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