エリエス・ブック・コンサルティングの土井英司さん主催の『スパルタ読書塾』第8回セミナーに出席しました。
気がついてみると、1回目から皆勤賞なんだなあ~。それぐらい毎回楽しく参加しています。※前回までの記事は
こちら!今回は、過去7回の読書塾とはやや趣を変え、渋谷にある個室の割烹風居酒屋でお話が始まり、今後の塾運営等にも言及しつつ、いつのまにか懇親会に突入していくというボーダレス(笑)な構成。メモを取るのが大変+グループワークがなかったということ以外は
非常に良い感じの運営でしたね。
個室ということで、
落ち着いた雰囲気といつもより近い距離感のおかげでしょうか、今回はちょっとブログでもご紹介できないネタが満載!だったのですが、差し障りのなさそうなところで、学びを共有したいと思います。
「読書塾」ということで、2冊の本をネタにお話が始まりました。
『富の未来』下巻(A.トフラー、H.トフラー著)
『ある広告人の告白』(デイビッド・オグルビィ著)
●経済とは極言すれば「資源の再配分」。資源は限られた中で消耗だけが激しくなっていると感じることが最近多い。何かおかしいのでは?
⇒時間がどんどん奪われている。「分業は非効率を生む」。
現代人は時間を節約するために投資しているわけだが、その投資のために時間を使うという悪循環に陥っているのではないか。例えば移動手段は徒歩→自転車→車→飛行機と時間短縮が図られているが、それと同時に、移動距離も比例して長くなっており、結局消費時間は変わっていなかったりする。
●
「時間・空間・知識」を制する者が勝つ。昔はこのうち時間と空間は一致していたが、今はそれがズレている。ズレを解消するためのツールが売れる図式。
●人間は「定められた」エネルギーを「使って」生きる。スピードは消費時間を短くすると同時に、“楽しむ”時間の長さを縮めている。人生/死を意識すれば、
(時間を忘れるぐらいの)濃密な時間がすごせているかに軸を置くべきではないか。●情報を真実かどうか見極めるフィルター:
常識・一貫性・権威・啓示・時の試練(≒時間の淘汰)・自然科学。情報化社会においては、これらフィルターを悪用する輩が増えることに注意!【※参考記事は
こちら】
⇒典型はランキング情報やアマゾンの書評(←偏った母集団情報が普遍的であるかのような扱われ方をする)。
Web2.0のワナ。安易に加工できる情報は疑ってかかれ。
⇒こんな時代に大切なのは
「『主観』を見極める力」。本は一見アナログだが、
著者ひとりの『主観』を読みきりさえすれば、真実を学ぶ材料足りえる点で重要性を増してくるのではないか。行動レベルでは「いい人と付き合えるかどうか」が鍵。
いい人と付き合えればそれだけで人生は豊かになること間違いなし。
⇒いい本の選び方は「自分の好きな人が勧めた本は全て買う」。つまり、
自分というフィルターを排除し、「人で選ぶ」のがポイント。
いや~、今回はここでは書ききれない
ムフフ♪な話がいっぱいだったのですが、学びの雰囲気を味わっていただくとともに、次回以降にぜひともに参加いただくきっかけにしていただけると僕も嬉しいですね(なんだかエリエスさんの回し者みたくなってきましたが・・・)
【今日の学び】
・時間や情報を含む「資源」の使い方に着眼し、その本質を認識できる者が勝つ。
・今こそ「人で選ぶ」という切り口が大きな意味を持つ時代。時には自分というフィルターをも排除すべきときがある。※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!ちなみに、『スパルタ読書塾』は次回から大新装開店になるそうです。これまでは土井さんから課題図書をインプットされて、グループワークでアウトプットを出すという形式でしたが、次からは参加者が読書リストを3冊分各自持ち寄り、当日抽選で当たった人がその本について語り、参加者でもみ合うというスタイルとのことです。
しかも、相当のバリューがあると思われる3冊×人数分の読書リストが(参加者のみ)入手でき、語り合えるというだけでも、僕なんか気持ちが盛り上がっちゃうのですが、ある程度の冊数が揃ったところで、
土井さん監修で出版しちゃおう!という計画だというのですから、これはもうすごいですよ。読書塾発足当初の狙いでもあった
“出版業界にも影響力を持ち”うるコミュニティを目指して、本格的に動き出した感がありますね。もうワクワクです~。はやく次回が来ないかな。。。【→オフィシャル案内は
こちら!】
今日紹介した2冊のうち、特にオグルビィの
『ある広告人の告白』
は土井さん
激賞でした。エリエスの社員さんには全員買ったんだそうです。曰く「
次のBBM大賞はこれかも・・・」とのこと。必読ですな。(僕も早速買いましたよ↓)