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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

2006年ビジネス書など売上年間ランキングです! 

今年も残すところあとわずか。

いろいろな本や人との出会いがあったな~とシミジミ思いを馳せつつ、来年に向け元気注入ということで、年間ランキングなどをご紹介してみたいと思います。

集計してみて、当の本人もビックリな結果で実に楽しい振り返りでした。
どうぞお付き合いください。


では、ベストテンの例にならって第10位から。

第10位:1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方:儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法



話題になった一冊でしたね。

私は別にネット起業しているわけではありませんが、今後世の中の情報を扱うに際してキーポイントになってくるであろう「検索」という行為についていろいろ考えるヒントを与えてくれました。

Web2.0を肌で感じる本といえるような気もしますね。

【参考記事】『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』@購買行動原理と商売人の心得とは


第9位:「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術



樋口さんの人気シリーズのひとつですが、「話し方」を切り口にしていることで、実践に役立つ一冊に仕上がっていると思います。即効性アリ。
【参考記事】第6回スパルタ読書塾@「仮想敵」発想とWeb2.0


第8位:こころのエンジンに火をつける 魔法の質問



私も愛読しているのですが、コーチ系メルマガではNo.1の「魔法の質問」を書籍化した一冊です。

装丁も工夫されていて、つい手にとってパラパラめくっているうちに元気が出てくるビタミン剤のような本に仕上がっていると思います。

枕元やデスクの引き出しにしまっておくのが個人的にはオススメ。

【参考記事】『こころのエンジンに火をつける魔法の質問』@メンターとは


第7位:仕事心の育て方 ビジネスで人生でひと花咲かせたいあなたへ



公私ともにお世話になっている先輩の勧めで購入したのですが、大当たり!

それほど厚い本ではないのですが、引いた赤線の数だけでいくと、ひょっとすると今年度No.1かもしれません。それほどグサグサと心に刺さる一冊でした。

【参考記事】『仕事心の育て方』(渋井真帆著)@逃げちゃだめ!


第6位:ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する



あちこちのビジネス書・オブ・ザ・イヤー的な雑誌特集でも軒並み取り上げられている有名本ですね。当ブログでも6位に入りました~

「ひと(の心)」を通して世の中の動きを分析するというアプローチが、着実に支持を増やしているといったところでしょうか。

流行本は敬遠するという方も、コレはぜひおさえておくべき一冊と思いますよ。

【参考記事】『ヤバい経済学』@すべては人の心次第


第5位:経産省の山田課長補佐、ただいま育休中



今年パパになった私としては勧めずにはいられない一冊(汗)です。

当ブログでもご紹介しましたが、著者の山田さんとお話するなかで「育児休暇を通じて価値観が“開けた”」という言葉が印象に残っています。

人生の価値観のあり方に“柔らかく”言及した、育児モノというジャンルではくくれない本として、これはぜひ皆様に読んでいただきたいなと思いますね。

【参考記事】『経産省の山田課長補佐、ただいま育休中』@山田さんを囲む会より


第4位:危機管理のノウハウ PART1 (1)



渋~い一冊が4位にランクイン。

1回目からずっとレポートしています「スパルタ読書塾」で取り上げられるまで、私自身は全然触れる機会もなかったタイプの本です。発行はかれこれ20年以上前ですから。

・・・しかし読んでみて愕然。おそろしく「効く」のです!(詳しくは下の参考記事をどうぞ)

こういう「本物」に触れていきたいと、つくづく感じます。

【参考記事】第7回スパルタ読書塾@地味だけど効く~危機管理は日常から


第3位:プロフェッショナルの自分カイゼン力



イメージコンサルティングという商売が成立するようになった今日この頃ですが、本書はそういったスキルにとどまらず「相手をしっかり立てることで(結果として)自分が輝く」という心意気にしっかり触れているあたりが買いです。

正直、世の中でそれほど爆発的に話題になった本ではないと認識していますが、私のブログを読んで手にとってみたいと感じてくださった方がこれだけいらっしゃると思うと、何だか素直に嬉しくなります。

【参考記事】『プロフェッショナルの自分カイゼン力』(西松眞子著)@相手を立ててこそ。


第2位:常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学



ダン・ケネディの超有名本ですね。着実に支持され続けています。

表題にもありますが、いわゆる「常識」を覆すズバズバとしたメッセージが胸を突きます。読むたびに学びがある一冊です。

このブログを初めて間もない頃にご紹介したのですが、まだビジネス書にそれほど触れていなかった当時の私には非常に刺激が強くてドキドキしながら読んだのを懐かしく思い出します・・・


第1位:欺術(ぎじゅつ)―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法



そして1位ですが、まったくもって予想外の一冊がランクインしました!

今回、1年間のデータを検索した私が一番驚いてますが、まあ土井英司さんブランドは強し(汗)といったところでしょうか?

【参考記事】『欺術』(ケビン・ミトニック著)@組織は人なり。

FBIが「史上最強のハッカー」として恐れたケビン・ミトニックが“ソーシャル・エンジニアリング”を語り尽くした一冊です。

詳しくは紹介記事を読んでいただきたいのですが、どんな組織でも人は最強の戦力たりうる一方で最弱のパーツでもありうるという現実が、赤裸々に暴かれていきます。

情報がすべての鍵を握る現代社会に生きる我々がサバイブしていくために、心して読んでおきたい一冊といったところでしょうか。


・・・いやはや、今年もいろいろありました。

いわゆる世の中でいう「有名な」本は11位~20位に多くランクインしていまして(ちなみに『ウェブ進化論』は17位)、上位がこのような形になったのも、また個性といえるのかもな~などと、書いている本人が一番楽しいランキングでした。

また来年もたくさんの本や人との素敵な出会いがたくさんありますように。

そして、甚だ微力ではありますが、このブログがそういった出会いを産み出せる場として続けていければ、これに勝る喜びはなかったりします。

ではでは、皆様よい年をお迎えください!!


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[ 2006/12/29 01:11 ] ビジネス書 | TB(2) | CM(4)

『マネジメント改革の工程表』(岸良裕司著)@組織力の向上とは。【オススメ】 

ゆとりを管理すれば全体最適が見えてくる。・・・深いです。

『マネジメント改革の工程表』(岸良裕司著)



プロジェクトマネジメントの観点から、経営手法のあり方に提言を投げかける一冊です。

軽妙な語り口・かわいらしいイラスト・具体的な事例紹介でスイスイ読んでしまいますが、メッセージはきわめて本質的なところを突いていると思います。


「この本にあるすべてのことは、基本はCommunicationとCollaborationにある」という筆者の言葉どおり、プロジェクトマネジメントを扱ってはいますが、その目線は納期厳守や利益享受よりも、プロジェクト遂行を通じた人材育成や組織力向上に向けられています。

※本書の著者が前に記したプロジェクトマネジメント指南本はこちら。

『目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント』(岸良裕司著)



個人ベースで読みがちな「サバ」(←サバ読みの“サバ”ですね)を互いに見せ合い、プロジェクト全体でゆとり日数を管理するというアプローチはきわめて有用と感じました。

互いに状況を見せ合うことで、組織内での助け合いが促進され、全体最適の視点で各自が行動できるようになると。

また、サバを抑えて厳しい納期を要求することで、担当者は先達の知を活用せざるを得なくなり、組織の知は継承され、仕事の不確実性は下がり、個人のレベルアップにつながるという指摘も実に納得です。

考えてみると、いかにも日本人が好みそうな手法なのですね!いわば暗黙知として水面下にあった日本人の強みを形式知化することに他ならないといえるかもしれません。


※本書でときどき出てくるTOC理論については、やはりこの一冊をぜひ。(超有名本ですが、それだけのことはある質・量を備えた名著ですね)

『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』(エリヤフ・ゴールドラット著)




また、工程表だけでなく、プロジェクトの目的共有を強く説いている部分も実に共感できました。

プロジェクト失敗の原因の多くは、手法選択に加え、目的がよくわからなくなる部分にあるものです。

経営幹部も交えて事前に15分(!)議論して、ステートメントを明文化しておく。これだけで成功の確度はぐっと上がってくるという仮説は非常に説得力があります。

あわせて、その際にBSCの観点(=財務・顧客・業務プロセス・成長と育成)に加えて、経営理念と社会貢献の視点を入れるべきという示唆も学び大ですね~


お客様のことを考える+しっかり金儲けすることに加え、社会にいかに貢献していくかという視点は、これからの経営を考える上で外せないと、最近つくづく感じます。(こういうのがまさにCSR経営!)

社会を視野に入れたベクトルは、(社内外問わず)みんなの共感を得られるものですから。


まさに、経営の視点を持ってプロジェクトを走らせるための実践書という意味で、かなりお勧めできる一冊ですね。スイスイ読んだ後に、思わずもう一度じっくり読み返してしまいました。まだお読みでない方、特にビジネスパーソンの皆様にはぜひ一読を勧めます。


『マネジメント改革の工程表』(岸良裕司著)

『目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント』(岸良裕司著)

『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』(エリヤフ・ゴールドラット著)


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今日の朝刊の広告で「3刷決定」との報を目にしました。こういう良書が売れるのは何だか嬉しくなります。


本書を読むに際して、ひとつだけご注意を

実はページ左上にパラパラマンガがあるのです。かわいらしいイラストでプロジェクトを進める上での「害虫」がやる気を取り戻すというミニ・ストーリー仕立てです。


私は本にどんどん赤線+書き込みして、後で読み返したいページの左隅を三角形に折るクセがありまして。

・・・パラパラできなくなっちゃいました(泣)。

本書についてはページ折りは避けましょう~。


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[ 2006/12/26 23:53 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(4)

『「続ける」技術』(石田淳著)@実行あるのみです。 

むしろ、技術を支える「本当に続けたいのか」の意思確認プロセスのくだりが納得の一冊でした。実行あるのみ。

『「続ける」技術』(石田淳著)




前回の「スパルタ読書塾」で土井英司さんからお土産にいただきました。

【参考記事:スパルタ読書塾第10回に行ってきました@素晴らしきかな、読書。


日記や英会話、禁酒・禁煙など、ついつい誰もが三日坊主に終わってしまう取り組みを「続ける」ためのテクニックを説いた一冊です。

フォレスト出版らしい読みやすいつくりになっており、スラスラ読めてしまいます。(私のようなガッツリ派にはむしろ物足りないぐらい;汗)


帯のキャッチコピー“続かないのはあなたの意思のせいではない!”にあるとおり、行動科学からのアプローチが本書の売りになっています。

「人間行動に着目するので意思とは関係なく続けられるようになる」というロジック自体は、正直やや現実的な説得力に欠ける部分もありますが、テクニックは非常に実践的なものが紹介されています。


「ターゲット行動」を定義し、阻害要因となるライバル行動を明確化した上で、それら行動の補助要因・動機付け・心理的ハードルを操作することで、行動を続けられるようにするというのが基本的なアプローチです。

「ターゲット行動」は、不足行動(続けたいのに続かない)か過剰行動(止めたいのに止められない)に大別されます。

・前者は、すぐに成果を確認できない+(すぐに望む結果が得られる)ライバル行動の誘惑に負けやすい。

・後者は、自分で格別な努力を続けなくても継続できてしまう。


ここで本書が推奨しているのが、ターゲット行動を「本当に続けたいのか」をまず自らに問うことです。

これを最初のステップにするところが、おそらく最大のポイント(※本書提言の価値でもある)のような気がします。その行動を続けることで、あなたはどうなりたいのか。そして本当にそうなりたいのか、と。


自分の意思をしっかり確認した上で、行動を続けるためのテクニックとして紹介されている「技」は、なかなかナルホドと思わされるスグレモノでした。特に印象深かったものを以下紹介します。

●数値化されたゴール(目標)を設定し、たまに現在位置を確認する

●ゴールと現状をまわりに公開する
←人間は人の目が気になる生き物

●あえて堅苦しい契約書のような形式でコミットメントを書いて意思表示するのが有効

●ペナルティはまったくの無駄金を使うものにする
←慈善行為は自己正当化につながる

●行動評価は結果だけでなくプロセスも対象に入れる
←何の評価もなされないと人間は挫折しやすい

周囲の人を巻き込むと挫折しにくくなる
←協力者に申し訳ないという意識が働く


・・・ひっくり返るほど斬新なものではないかもしれませんが、その分だけ逆に、「実行」しさえすれば相当の効果が得られるのではないかと納得性の高いテクニックの数々ですよね。


手帳も新しいものに移り、新年の目標をいろいろ考えるこの季節には適した一冊と言えるのではないでしょうか。

また、逆にこういった本をきっかけに自分のなりたい姿を考えるというのも一興と思いますよ。


『「続ける」技術』(石田淳著)

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「行動科学」。大学のときに一般教養講座で取ったとき以来に出会ったワードで、なんだか懐しく感じられました。

最近知り合いに勧められた本もそういえば「行動科学」モノだったな~。偶然ですが、これも何かの縁ですしトライしてみようかな。








[ 2006/12/20 01:13 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(6)

『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』(神田昌典著)@パソコン復旧しました~ 

ようやく自宅PCが復活しました。久しぶりに記事更新できます(嬉)!

ご心配くださった皆様、どうもありがとうございました。全然元気ですし、人とあったり本を読んだりも相変わらずの調子です。

・・・でも、記事更新にあんまりプレッシャーかけないで(汗)

『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』(神田昌典著)



実践マーケターとして知られる神田昌典さんが「スター戦略構築法」と称し、企業戦略構築フレームワークを解説した一冊です。

顧客の感情をベースに、すべての会社戦略を見直すというコンセプトのもと、商品→顧客→競合→収益シミュレーション→タイミング→メッセージ→統合というプロセスがチャートを交え説明されており、かなり実践的な内容。

たしかに、60分一本勝負で担当者が集まって頭脳をぶつけあえば、光明がすぐにでも見えてくるような気がしますね。

神田さんのターゲットは中小企業が主のようですが、これにMBA的な経営管理手法をミックスしていけば、大企業や公益サービスの世界でも十分に使えるスグレモノと見ました。


以下、特に印象に残ったポイントをば。

●いま成功している企業はどんな企業か?同業者と戦っている会社ではなく、一人勝ち企業である。もはやライバル会社が敵ではなく、顧客が敵なのだ。

事業への参入タイミングが、ビジネスの成功のカギを握っている。短期的に見れば、経営者の優秀さとビジネスの成功は必ずしも一致しない。

●顧客を魅了する戦略モデルを突き詰めると、NPOモデル、すなわち社会的ミッションを明確に打ち出した会社にたどり着くことが多い

●顧客に買ってもらうための一番の作業は、小学生でもわかるように商品が説明されているか、という観点から見直すこと。(わかりやすい+使いこなせる点を訴求するのがポイント)

頭を使うことに顧客はあなたが想像する以上に抵抗があると思ったほうがいい。できるだけ簡単なほうに、できるだけ怠惰なほうに流れていくのが、今日の顧客の特徴である。

●顧客ターゲットを明確に設定しなければ、顧客と感情的なつながりを持てない。

●企業にとって差別化は善であり、均質化は悪である。尖った会社を嫌う客は当然出てくる。誰からも嫌われないということは、すでに危険信号が点滅している。

愚者は俺がやればできると考える。賢者は愚者でもできることをやる。

●本来異なる高額品と比較されると、感じる価値は引き上げられる。

●(現在あるべき実践的な企業戦略は)戦争というよりも波乗りのイメージである。相手と戦い、打ち負かす戦争ではなく、次に来た波にスムーズに乗っていく。そして、波から波へと軽やかに渡っていく。

●顧客に差し迫った必要性を感じさせる・・・「いったい、いつまでそのような状態でいたいのですか?」と尋ね、問題点を焦点化し、五感を使って現実にイメージさせる


アマゾンのレビューでも触れている方がいらっしゃいましたが、著者曰く「一番役立つのにイマイチ売れてない本」なのだそうです。

たしかに、パッと見た感じ、分厚くて(私のようなブ厚い本ガッツリ愛好家を除き)やや手が出しにくい印象を与えるのかもしれないですね。

しかし、これは相当使える一冊と思います。正直、神田昌典さんの本はどこか人を見下しているような(失礼;汗)よい印象をあまり持っていなかったのですが、本書は戦略面にフォーカスしていることもあってか、手法の優れた面がしっかり伝わってきました

ときどき読み返す本リストに入れておきたい一冊です。

『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』(神田昌典著)

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以前読んだ神田さんの本をひとつご紹介。

英語関係の部分では、結構使えるTipsがいろいろ載っていて、読んで損ナシかと思います。少なくとも、テンションアップ+洋書に対する心理的障壁はずいぶん低くなるのではないかと・・・







[ 2006/12/17 22:36 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(2)

スパルタ読書塾第10回に行ってきました@素晴らしきかな、読書。 

土井英司さんのエリエス・ブック・コンサルティング主催「スパルタ読書塾」に馳せ参じてきました。

気がつくともう10回目。かれこれ1年になるのですが、よく考えてみると1回目から皆勤賞だったりします。それぐらい魅力ある場だと感じているのですね。

(ちなみに前回読書塾の記事はこちら。)

今回は、渋谷の割烹風居酒屋の個室にて10数名が集いました。予定時間を大幅にオーバーしたことも気付かないほど楽しく、エキサイティングな時間でした。

(しかも今回はなんとおみやげ付き!)

土井さんのお話のテーマは「働き方が変わる!」
最近、個人的にも特に関心を持っているテーマで、学び満載でした。


●セミリタイア生活や起業が一時もてはやされたものの、人生において仕事が占める割合を考えると、「働き続ける」ことの重要性が再認識されるべき。
⇒ポイントは「疲れない」「続ける」ことではないか。

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(城繁幸著)

『これから何が起こるのか』(田坂広志著)

●働くベースが「会社」から「社会」へ。
⇒個人の持つスキルだけではなく、人脈や評判も社会を伝播していくのが現代社会。
⇒「人を大切にする」姿勢が大切さを増している。



●新しい仕事スタイルに求められる条件
・自分独自の強み
・コミュニケーション能力(=自分の持っているモノをわかりやすく人に説明できる能力)
・信用
・変化に耐えうる精神力

●今から起こすべきアクション
・現在の環境で“研究活動をしながら”成果を出す
・顧客を獲得する
・自分自身を知る
・幅広く交流する
・変化に耐えうる低コスト体質の生活

最後の1行が面白いですが、要するに、好きなこと・未経験でもやりたいことをやるには、あえて「自分を安く売る」という発想も必要ということです。(感心!)

転職で給料を上げるということは、前の職場と同じ類のことしかできないということなのだと。うーむ、深い・・・


この後は、土井さんから最近のお勧め本紹介がありました。
僕は3冊ほど読んでいましたが、なるほどというラインアップでしたね~。以下、ミニ解説つきで。

『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか』

「さおだけ屋のちょいレベルアップ版」。財務会計は人の考えた仕組みを勉強するだけなのでつまらないけれども、管理会計は自分のことを知るためなのでおさえておくべし!

『香港大富豪のお金儲け』

僕も読みましたが、迫力ある一冊。ヒューマンストーリーを通じて市場を見ると真実が理解できるように感じます。

『広告でいちばん大切なこと』

土井さん「お勧めの中のお勧め」とのこと。とりあえず塾生は買っとけ~ということですね。

『世界名言集』

岩波文庫編集部編。枕もとにおいて、ちびちび味わい読むなんていいな。

『グズな大脳思考デキる内臓思考』

表題どおり「大脳<内臓」の考えに基づき、潜在意識系のお話を全否定するという怪作とのこと。
右脳ラーニングしてきたばかりの身としては、読むべきか迷うところ(汗)。

『天命の暗号』

心は動くが天命は動かない。人は心ではなく天命に従って生きるべし、というメッセージ。
やや宗教ぽいですが、内容は骨太とのことで、とりあえずカートに放り込みました!


この後は、土井さんのぶっちゃけトークに、参加者の「誰も知らない私だけのマニアックお勧め本紹介」など、大いに盛り上がりました。

土井さんトークはとにかく面白かったのですが、さすがにここでは書けないのが残念なところです。

例1)『●●●は×××』はベストセラーになってますけど、中身はインチキ本ですから気をつけて下さいね~
例2)△△さんの最新作は非常にいい本なんですが、●●に関する解説は大ハズレですね。なぜなら・・・


・・・うーむ、やっぱり書けない(汗)


参加者のマニアック本対決も面白かったですね。
全部は紹介し切れませんが、タイトルなどからさくっと検索できたものを何冊か紹介しておきます。どれもピンときます!

『グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成』

『パラダイムの魔力』

『ブラックバスを退治する─シナイモツゴ郷の会からのメッセージ─』

『大宇宙の旅』

『広告は私たちに微笑みかける死体』

席上で紹介された、これら本の感想やそれにまつわるエピソードがまた面白かったのですが、それは参加者のみの特典ということにしておきましょう。


他にも、歴史人口学の話や、Web2.0にまつわる「知識と決断は異質」論も深く印象に残っているのですが、さすがに紙面が尽きてきました。

とにかく書ききれないほど盛り沢山の一夜。
土井さん、参加者の皆さん、お疲れ様&ありがとうございました!


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スパルタ読書塾は、今後しばらく飲み会形式でやってみて、時々セミナーや合宿(!)なんか企画してみようと話しておりました。

いいですね!ますますこれからが楽しみです。




[ 2006/12/06 23:59 ] セミナー | TB(0) | CM(8)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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