経営の現場は、さすがに迫力満点です。
『「決定」で儲かる会社をつくりなさい』(小山昇著)
ダスキンのFC店などを展開する株式会社武蔵野の小山社長による中小企業経営指南書です。
ご本人曰く「落ちこぼれの集まり」だった組織を、日本経営品質賞を獲得するまでにパワーアップされたノウハウが盛り込まれています。
前著(↓)では、業務の仕組化(=社員の資質に依存しない経営)に言及されていましたが、
本書は題名どおり「決定」することの大切さを説いています。「中小企業」にフォーカスしているところがミソですね~
すべてが正解というわけでは当然ありません(例えば大企業でこれをそのまま流用したら、優秀な社員はみんな転職しそう;汗)が、
組織マネジメントにおいて参考になる部分が山盛りです。
小山さん曰く。
会社が赤字になるのは経営環境のせいではない。社長が「赤字になってもよい」と決定したから赤字になったのです。まあ、これはやや大げさかもしれませんが、
「決定」すると(多少のコンフリクトがあっても)実現していくものだという考え方にはとても賛同できます。
経営計画書に方針を明文化するとその通りになる、という話も全く同感。他のビジネス書でもときどき見ますが「書いたもん勝ち」は、相当真実だと思いますね。
【参考記事】右脳開発ミニ体験セミナー@とろける右脳。もうひとつ、とても共感したのは、「
正しい決定の仕方=早く決定する」という考え方です。
考えてみると、正しいかどうかを決めるのは本人ではなくお客様。最初から長時間かけて悩むよりも(⇒
それってある種自己満足なんですよね・・・)、早く決めてしまい、駄目なら次々とやり直すほうがはるかに効率的であると。
会社内で現実に多いのが、いろいろ検討に時間がかかった挙句に何も決定しないというパターンではないでしょうか。
やってみなければわからないことが多いのは誰もが合意するわけです。だからといって、ゆえに「検討し続ける」というオプションを採ると、何も進まない。そんな当たり前の問題点に気づかされます。
・・・そして、その気づきが誰よりも必要なのは社長なのですね。
※最近ご紹介したこの一冊にも、同様のTipsがありました!とてもオススメの一冊ですよ。
【参考記事】『1週間は金曜日から始めなさい』(臼井由妃著)@やりたいことは全部できる。いま友人に勧められて本棚に入っているコレ(↓)もそうなんだろうな。また学びがあればご紹介しますね。
他にも銀行でお金を有利な条件で借りる方法(!)のような、なんとも実践的なトピックがてんこ盛りです。うーむ、これが経営の現場というやつなのかもしれない・・・
その他、特に印象に残ったフレーズなどご紹介しておきます。
具体例や解説もとても興味深いのですが、それは本書を読んでいただくということで。
●計画と実績は広げていくのが大切。
←
計画が達成できたということは、まだ伸ばせる余地があったものを捨てたということでもある●経理担当者と社長の違いは何か。経理は正確でなくてはならないが、社長はアバウトでよいのです。その代わり「早く」知ることが大切です。
大雑把で構わないからいち早く数字を把握して、次の対策を打つのが社長の仕事。
●「仕事に人を貼り付ける」のが大切。「人に仕事を貼り付ける」のはダメ。
●
「どれだけ先を見ているか」が社員昇進を決定する際の参考指標。
●
同じ仕事を長くやると無能になっていきます。・・・しかもできる人ほど覚えも早いから、惰性に陥るのも早い。優秀な社員は高速配転させないと「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
『「決定」で儲かる会社をつくりなさい』(小山昇著)
※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!【編集後記】
最近、土曜夕方が毎週楽しみで楽しみで仕方がありません。
そう!『ウルトラマンメビウス』ですね。
最初は「ああ懐かしいな」ぐらいの軽い気持ちで見出したのですが、これがもうめちゃくちゃ燃えるのです!(激しく同意するパパ友&ママ友を多数確認済)
『メビウス』のメインテーマである
“友情・成長・絆”に、毎週エネルギー充填いただいています。
今では息子は放置してワタクシひとりで熱中しております(汗)
・・・来週、ついに最終回。
心してテレビ前に正座して臨みたいと思います。
<↓これまでの話の中で一番燃えたお話が収録されています。ウルトラマンの正体が・・・↓>
スポンサーサイト