今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

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『人は「暗示」で9割動く!』@心理効果と副作用。 

説得を中心とする心理学の専門家による、コミュニケーション本です。



「暗示」とカギカッコつきで強調していますが、超自然的な話題は一切触れられていませんので悪しからず。副題の“人間関係がラクになるコミュニケーション心理術”のほうが、本書の内容をよく説明しています。

直接言うよりも、間接的に「無意識」の部分に働きかけることで、コミュニケーションを円滑に進めましょうというのが本書のメッセージです。



例えば、本書のタイトルを見ると、「おっ?」と目をひかれてしまう方は少なくないでしょう。これも「数字を混ぜると説得力が増す」という一種の心理術によるものです。


*ただし、だまされたという失望感や「パクリやん」という二番煎じ感を想起するリスクもあり。ちなみに、本書の1年半前に出版されたミリオンセラー新書で『人は見た目が9割』がありますが。




ただ、完全なタイトル倒れに終わった(汗)『人は見た目が9割』に比べると、本書は相応に実用的なアドバイスが含まれており、まあ許容範囲かなと。


正直、目からウロコが落ちるほど斬新なTipsには出会えなかったのですが、忙しいとついつい忘れがちになる大切な心得を思い出させてくれます

あいづちの打ち方、誰もが小さな親切に飢えている、反論は質問形式で、あえてネガティブな表現を混ぜる、プラスの自己暗示。・・・印象に残ったのはこのあたりでしょうか。


手元に置いて、ときどき読み返すのが賢い使い方ですね。字も大きいし、さくっと読めますよ。


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 ちなみに、本格的な社会心理に関するビジネス書を所望の方は、下の過去記事をどうぞ。こっちは500ページで3,000円とグッと重厚ですが(汗)、そんじょそこらのハウツー本では歯もたたない超強力本です。

●参考記事・・・【オススメ】『影響力の武器』@“第三の眼”とは

●Amazon・・・『影響力の武器』関連書


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[ 2009/08/12 23:23 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

『その数学が戦略を決める』@思考のギアチェンジ 

エール大学の経済学者イアン・エアーズによる数学および統計学の啓蒙書です。MBA09先輩のひとりが勧めてくれたのを受けて購入しました。





原題は『Super Crunchers』。直訳すると「絶対計算屋」という名の通り、統計分析の秘めた力について軽快に(翻訳もなかなかうまくできてますね)語られています。

以前紹介した衝撃のベストセラー『ヤバい経済学』に相通じる部分がありますが、政策決定やカード会社のマーケティング戦略といった実例が豊富に紹介されているのが付加価値大です。

参考記事:【評価ギャップ】『ヤバい経済学』@すべては人の心次第





統計分析の力に関する論証は、非常にインパクトがあります。

筆者はこう断言します。「人が機械に勝てるのは作り話の中でだけなのだ」と。

現実世界は計算だけでは割り切れないのだから、”直感と計算を組み合わせてうまく付き合っていくことが大切”といった着地点かと思ったら、「絶対計算の支援をもってしても、人の予測は絶対計算の身の予測に劣る」と容赦がありません(汗)。

次々に示される事例を読み進めていくと「人間の経験/感覚」の脆さに背筋が凍ります



では、人間は何をすべきなのか - 筆者の答えは「頭や直感を使って統計分析にどの変数を入れる/入れるべきではないか推測すること」でした。むむ、納得。


-そう、「専門家」の意義が明らかに変容してきていることを認めなければいけません。

ある事柄について、単に「知っている」「やったことがある」だけでは、あまり意味がないのですね。もはや残念ながら。

google検索で大抵の情報は一瞬で取れる世界で、プロフェッショナルとして自分の価値を高めるためには何を身につけるべきなのかを考えるヒントにもなりそうです。



振り返ると、本書は意思決定に関するマインドセットを切り替えるきっかけを与えてくれる一冊といえます。

すなわち、演繹法的に「原因がわかるまで何もしない」のではなく、帰納法的に「やってみる」。そして、直感は前段において、絶対計算をベースに意思決定を進めていく。


意思決定のレベルを高め、自身のプロフェッショナル観を見直す、思考のギアチェンジのためにおすすめの一冊です。ぜひ。





以下は、印象に残った部分のメモ。

●(データ主導のお見合いサイト eHarmony は)個々のメンバーの意識的な選択を超えて、無意識の隠されたレベルで機能する群衆の知恵だ。

●コンピュータにコインを投げさせて、表が出た人と裏が出た人で扱いを変えてみるというのは、これまでに考案された最も強力な絶対計算技法の一つなのだ。過去のデータに頼ると、因果関係を抽出するのはずっと難しくなる。

●(インターネットによって)人々の集団にある経験を提示する費用は限りなくゼロに近づいています。

●「コンピュータはわれわれより記憶力がいいんです」・・・誤診の最大の原因は「はやすぎる結論」だ。医師は自分が正しい診断に達したと思ったら、他の可能性には目を閉ざしてしまう。・・・他の可能性について早めに指摘してくれるだけで、効果はかなりのものだ。

●多くの医師は(その他本書で出会うあらゆる意思決定者と同じく)いまだに診断というのが、自分の専門性と直観に大きく依存した技芸なのだという発想にしがみつく。だが絶対計算者にしてみれば、診断というのは予測の一種でしかないのだ。

●偏りと自信過剰の問題は、予測が複雑になるにつれて一層悪化する。・・・(考慮すべき要因がはっきりしないと)ついつい何年も経験を持つ専門家にひれ伏すという間違いをしてしまいがちだ。こういう人たちは、自分が一般人より物知りだと自信を持っている。現実世界の意思決定もこれで歪められてしまう。

●「無感情になるのは金融の世界ではとても重要なことです」

●どこかの時点で、絶対計算の優位性というのは他人事ではない、ということを受け入れるべきだ。

●数字は感情や思考を持たないが、それを解釈する絶対計算者は持っているのだ。


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[ 2009/08/10 15:50 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

Class of 2011のProfileが確定しました。 

学校から、Class of 2011のProfileについてannouncementがありました

Goizueta Business School (Emory University MBA)

※カッコ内はClass of 2010(=私たち)のProfileです。

>Number of Students: 171 (158)
>Average GMAT: 676 (680)
>Middle 80% GMAT range: 610-750 (620-750)
>Average Undergraduate GPA: 3.3 (3.4)
>Average Work Experience: 5 years (5 years)
>International: 25% (42%)


特徴としては、以下のとおりです。

・全体人数はやや増加
・GMATやGPAはほぼ変化なし
・International studentの比率が減少




Admissions Officeのメンバーに「150~180人ぐらいのレンジで適正な全体人数をハンドルする」という話を以前聞いたことがあります。

全体人数はやや増えましたが、Goizuetaの重要なpolicyのひとつである"Small Community"としての強みは保てる規模でしょう。



大きな変化は、なんといってもInternational studentの大幅な減少です。これはEmoryがどうというより、アメリカの台所事情によるもので、2つの視点があります。


【視点1】
昨今の経済低迷を受けて労働市場は厳しさを増しています。MBA卒業生も例外ではないのですが、特にその影響を受けているのがInternational studentなのです。

この記事などが典型的な例ですね。

Bank of AmericaがMBA海外学生の内定取り消し(Financial Times on 3/9/2009)

ただでさえポスト数の限られたアメリカ内の仕事はアメリカ人で・・・ということでしょうか こんなことが起きていては、留学生がアメリカのB-schoolで学ぶ意欲はがた落ちになるのは明白です。リスクを取ってまで、アメリカで学ぼうなんて考えなくなりますよね

この現状は、B-schoolの経営のみならず、アメリカの国力を弱める結果に繋がりはしないかと個人的には危惧しているところです。


【視点2】
景気が低迷すると、ローリスクな道、あるいはモラトリアムな道を志向する社会人が増えるのは世界的な傾向のようです。

不景気になると、公務員志望者や大学院への進学志望者が増える(⇒そのおかげで国力が伸びないという悪循環も)のは、日本だけではないのですね。

アメリカ人も「どうせこのご時勢で儲かる仕事がないんだから、スキルやネットワークを高めとこう」といった調子なのでしょう。出願数も全米的に増える傾向だとか。



以上2点の相乗効果で、海外学生比率は低下したという分析が妥当なところでしょう。

実際のところ、昨年時点で全米B-schoolの海外学生比率平均が約30%に対し、Goizuetaは42%と非常に高いレベルにありました。今年の「25%」は、全体の中でどういう意味を持つのか、興味深いところではあります。

もちろん、DiversityはGoizuetaの重要なpolicyであり、積極的に採用を進めたであろうことは間違いないはずです。今年も20カ国から学生が集まったとのことです。


そんな中、日本人は1名増加して、総勢5名がClass of 2011に参加しています。ぜひ、個人としての力を発揮してもらうとともに、日本のプレゼンスを共に高めていければいいなと思っています。


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[ 2009/08/06 00:04 ] MBA(学習) | TB(0) | CM(0)

ゲーム理論とMBA:戦略眼を養う『ゼミナール ゲーム理論入門』 

MBA09の先輩に譲っていただいた一冊です。分厚いですが、読む価値大



秋学期で、Emory MBAの名物教授によるゲーム理論のクラスを受講する予定なので、基本的な考え方を予習する意味で通読しました。

本格的に学ぶのはこれが初めての機会なのですが、「どちらの駅前にコンビニを出店すべきか」といった非常に分かりやすい具体例で解説したうえで、普遍レベルの議論を展開するので、時間はかかるものの納得しながら読み進めることができました

非常によくできた本だと思います。おすすめ



ゲーム理論は90年代に経済学で多用されましたが、近年では企業の経営戦略など意思決定全般に適用される分析手法として知られています。

一方で僕の知る範囲では、ゲーム理論を否定的にとらえるニュアンスの文献やビジネス書が少なくありません

曰く、「理論のとおりに物事は運ばない」「現実はもっと複雑だ」「人間は感情の動物で行動を決定する要因は他にある」云々。





個人的に面白いなと思ったのは、こういったゲーム理論批判は、巷でときどき見かけるMBA批判と論調がよく似ているということ。そしてこれら批判の共通点は・・・


批判している人の多くはゲーム理論を学んだことがない/MBAで学んだことがない
→ゆえに、ゲーム理論/MBAの効用を理解しない
→さらに、その効用を理解しようとせず、むしろ目を背け、ただ自分の経験と一般論をもとに批判展開


要するに、根底にあるのは「ゲーム理論を知らない/MBAで学んでいないが、自分は負けていない、いやむしろ優れているのだ!」という、ただの自己防衛本能に基づく過剰反応ということですね。学ぶこともなしに。



世の中の事象がすべてゲーム理論のとおりに進むはずがありません。

重要なのは、意思決定を、現場で培った本能的な勘ではなく、フレームワークを整理してステップを踏んで考える・・・いわば戦略眼を養うことなのです。


「理論のとおりに事は運ばないんだ!俺の現場体験はもっと尊いんだ!キーッ」と声を裏返して寂しく自分の現在価値を主張するよりも、

理論を通じてどのように現実を高めていけるのかな」と本書を手に取る方が、よっぽど生産的で将来価値も上がると思います。



どんな理論や経験だって、それぞれの価値や強みがあります。「どちらが優秀か」ではなくて、自分の知らなかったものを素直に受け入れつつ、自分の存在価値を高めていけばいいんじゃないの?と思うばかりです。

素直に前を向いて生きていきたいものです。そういう人や組織と仕事したいですね


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[ 2009/08/01 23:40 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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