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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

オバマ大統領も大好きなバーガー@FIVE GUYS 

アメリカはどの街に行っても、とにかくバーガー屋が多いのに感心させられます。完全に「文化」の域に達していますね。

強いて言うと、日本におけるラーメンのような存在でしょうか。・・・昼食に。サイドディッシュをつけて夕食に。飲み会の締めに「とりあえずバーガー行っとく?


どこのバーガーが好きか?は、ときどきクラスメイトとも話題になります。人それぞれに好みがある中、おそらくファーストフード系では最大級の支持を得ていると思われる、FIVE GUYSに行ってきました。

商品とサービスの品質がconsistent(一貫している)なのがスゴイ」との評判。

いまバーガーチェーンといえば、「東部のFIVE GUYS、西部のIN-N-OUT」らしいです。


1986年にArlingtonで創業したFIVE GUYSは、Washington DCで大ブレイクを果たします。オバマ大統領も大好物なんだとかで、下はその映像。



(残念ながら画像はないのですが、選挙中はスタッフの分までよくまとめ買いしてたという記事も読んだことがあります)

店内に共通して置いてあるのは、巨大な段ボール箱。中にはピーナッツが山盛り入っていて、バーガーを待つ間、自由に取って食べてOKです。

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メニュー構成はごくシンプルです。バーガーのサイズと、チーズ・ベーコンの有無が違うだけ。あとはホットドッグ、フライドポテト、ドリンク。以上。他チェーンが大量にばらまいているようなクーポン類やセット割引もなし。それでも大人気です。

ここのバーガーの特徴は、注文時にトッピングを自由に好きなだけ選ぶ点です。

Mayo, Relish, Onions, Lettuce, Pickles, Tomatoes, Grilled Onions, Grilled Mushrooms, Ketchup, Mustard, Jalapeno Peppers, Green Peppers, A-1 Sauce, Bar-B-Q Sauce, Hot Sauce


大量リストですが、気にせずどんどん乗せてもらいましょう。 個人的には、Tomatoes, Grilled Onions, Grilled Mushroomsの3点セットに、その日の気分でソースを選んで Cheeseburger に合わせるのがお勧め。

厨房は清潔なオープンキッチンになっていて、店員さんが忙しそうに野菜を準備したりフライを揚げています。

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う、うまーい

ジューシーで、とにかくフレッシュです。マッシュルームってこんなにバーガーに合うんだなあと感動。トマトも新鮮な輪切りがドンと入っていて、嬉しくなります。

うちの奥さん的にはBest burger in the USAとのことですが、過言ではないかも。


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写真を撮り忘れましたが、フライドポテトがまた実に美味しくてお勧めです。注文毎に100%ピーナツオイルで揚げているので、アツアツで、かつ胃もたれしないんですね。まさにフレッシュ、な感じ。

ひとつ注意すべきは、信じ難いほどのボリュームです。レギュラーサイズを頼むと、日本人ひとりでは確実に食べきれない量が出てきます。

レジの横にカップの見本が置いてあるのですが、商品を受け取ると、大量にカップをあふれたポテトを目の当たりにして唖然とすることでしょう。(カップ見本の意味なし)

隣の席で、若い男性3人組がレギュラーポテト2人前を食べていましたが、テーブルがポテトの海になっていたのには笑ってしまいました。



あと付け加えたいのは、サービスの質。すでに何店舗か行きましたが、どこでも店員さんが実に親切でフレンドリーです。

今回、注文の際に誤ってポテトを一つ余計に頼んでしまったのですが、忙しい中にもかかわらず、レジのお姉さんも、厨房のお兄さんも笑顔で「大丈夫、問題ないよ!」と、実に丁寧な応対で、ポテト代と正しい注文を持ってきてくれました。

正直、アメリカのファーストフード店員というと、ガラの悪そうな(失礼)兄ちゃんおばちゃんが無愛想にレジを打っていることがかなり多いのです。今回のような注文ミスなんかあった日には、逆ギレされそうな。

店内の設備などは、他チェーンと比べて、とんでもなく優れているわけでもないと思います。けれども、子連れで安心して美味しいものが気分良く食べられるという信頼感は絶大。マクドナルドよりは高いです(バーガー、フライ、ドリンクで$10くらいかかります)が、十二分に価値ありです。


アメリカ文化のひとつの象徴ともいえるバーガー
どうせなら美味しいのをいっときましょう


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[ 2010/03/22 01:48 ] MBA(生活) | TB(0) | CM(0)

元投資銀行の教授が語った「大切なこと」 

いま僕が受講している科目のひとつに「Investment Banking」があります。

シカゴでMBAを取り、元投資銀行(ドイチェのM&A部門でGMだったそうです)のKevin Crowley教授が教える人気講座です。

professor

(大学公式サイトより)

ご覧のとおり、見た目もかなりの男前なのですが、それ以上にかっこいいのが学習に際してのポリシー。


Simple is best。fancyなpowerpointは評価しない。」

「説明が必要なspreadsheetはダメ。満足させるべきは自分ではなく顧客だ


おおー

実際ご自身も、クラスではシンプルな単色スライドを使って淡々と説明を進めるスタイル。こういう講義ベースの授業はとかく退屈になりがちなのですが、Kevin Crowley教授については、学生間でも評判が上々。とても分かりやすい。そのうえ、自身の投資銀行での経験をときどきジョークまじりに織り交ぜてくるあたりがにくい限りです。

実務と学問、両方の世界で実績がある方なので、どこがキモなのかがちゃんとわかっているという感じです。

僕はFinanceでの実務経験がそれほど強くなかったのですが、授業がわかりやすいうえに、質問に対して非常にスマートに教えてくれるおかげで、苦手意識が格段に下がりました。




さて、昨日のクラスでしびれたひとことをメモ。

今学期前半は、主にValuation(LBOやIPOなど)について学び、昨日は後半のスタートとしてM&A概論を取り上げたのですが、解説中にふと教室を見まわしてひとこと。(以下、翻訳は文責私)


「僕は投資銀行でM&Aに14年間かかわってきた。とてもハードな最初の2年間をすぎると、ひととおりM&Aはこなせるような気分になった。」

「けれども、14年たってこうして教壇に立つようになっても、テキストの復習が必要なことがあるぐらい、M&Aは複雑なものだとわかった。」

「だから、君たちはすべてをわからなくていい。仕事で大切なのは、次に何がやってくるかをわかっておくことだ」



おおー、しびれる

翻訳すると感じがでにくいんですが、少しでも雰囲気が伝わればと思います。

これって、M&Aだけじゃなくて、すべての仕事にも通じる話ですよね。こうした日々の学びが、何気に自分の血肉になっていくような気がします。


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[ 2010/03/18 09:37 ] MBA(学習) | TB(0) | CM(0)

仕事選びでの優先順位 @ international MBAs 事情 

MBAに期待することは人それぞれですが、自分の人材市場における価値アップを求めない人はいないでしょう。実際のところ、大半の学生にとっての最大の関心事項は「次にどんなjob opportunityを得るか

学生間での話題に上がらない日はないと言っても過言ではありません。今日はこれまでの会話から感じた、仕事選びにおける価値観のcultural differenceについて記してみたいと思います。

*以下は、私が学生との会話で得た印象を主観的にまとめたに過ぎないことを念のため付記しておきます。一般論化するには無理があるのは当然です。・・・が一方で、かなり文化の違いの根本に迫っているような気もしています。





●アメリカ人

仕事領域

最優先事項は「どんな領域の仕事か」。日本の大企業でよく見られるjob rotationは、アメリカではあまりポピュラーとはいえないようで、FinanceならFinanceのプロの道を追求していく傾向が強い感じですね。

「広くいろいろな経験を通じて成長していきたい」のようなアプローチは、ピンとこないようです。

サラリー

サラリーは世界共通で大切な要素ですが、特にアメリカ人学生の間でこだわりを感じます。相当シビアに交渉しているようで、日本人社費派遣の自分にはなかなかついていけない(汗)世界です。

MBAの授業でNegotiationが大切な科目になっているのが理解できる瞬間です。


●ヨーロッパ

文化的なフィット感

ドイツ・イタリア・フランス人学生が一致していたのが、「ヨーロッパではアメリカに比べてlong-spanで就職先を考える傾向が強くて、実際のところ転職率も低い」こと。

jobを渡り歩いてサラリーを上げるというよりも、同じ会社でポジションを上げることで責任権限を上げていき結果としてサラリーも上がるというイメージ。なので、"肌に合うかどうか"がとても重要だと。

「考え方は日本に近いんじゃない?」とも言われました。

Life planのベースになれるかどうか

上にも書いたように、会社が人生において占める比重が比較的高めなため、(1)組織として安定している、(2)個人の生活を制約しない、ことが大切な要素のようです。

「アメリカ人は仕事よりも家庭を取る、日本人は家庭よりも仕事を取る」とはwork/life balanceを論じる際に使われる対照図式ですが、彼らはもう少し広く、人生に対する個人の価値観を尊重してもらえるかどうかが、job選びのポイントになっていると言います。ひとことでいうとflexibilityでしょうか。

「だって、仕事もちゃんとやりたいし、食事も毎日2時間楽しみたいからね!」という、イタリアの金融が第一志望のボンジョルノな交換留学生は、アメリカと日本では絶対働きたくないんだとか。そりゃそうか。


●インド、中国

キャリアにハクがつくかどうか

インド、中国人学生の間で驚くほど共通しているのが「数年後にサラリーupのプラス材料になるかどうか」という観点です。

BRICsという言葉が生まれてずいぶん経ちますが、現在も経済高成長を続けている両国内では、条件を厳しく設定しなければ、job opportunityも比較的容易く得られるとのこと。

そんな中、敢えてMBAに投資するのは、将来のキャリアアップのため。国際企業(特にUS company)における実務経験は、たとえ数年間でも、人材市場において明確な差別要因になるのだそうです。

逆に、競争も激しいので、ポテンシャルやB-school卒業というだけでは、大きな強みにはならないというのもリアルな話です。

economic downturnを受けて、特にVisa取得などのハードルもある留学生には厳しい状況が続いているのも事実ですが、それでも追求する価値があるということなのでしょう。





社費派遣組が大半を占める日本人留学生も(私を含め)、人生における優先順位とキャリアのかじ取りを常に考えるべきである点は変わりないはず。

さて、あなたにとっては、何が大切?


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[ 2010/03/15 06:04 ] MBA(学習) | TB(0) | CM(0)

Books Japanにて和みカフェ。 

Books Japanに行ってきました。日本の雑誌や本が買える貴重な本屋さんです。

アジア系大型スーパーH-Martに隣接するモールに、昨年2店舗目ができました。隣には居酒屋の「庄や」があり(!)、アメリカにいることをしばし忘れます

BooksJapan

こういう施設が揃っているのは、何気にAtlantaのlocation advantageです。

Amazonはもちろん便利なんですけど、こういう本屋の雰囲気ってときどき懐かしくなるんですよねー。



さて、このBooks Japanでは、本以外に宅急便や日本語携帯電話なども取り扱っているのですが、もうひとつ忘れてはいけないのがカフェとしての顔です。日本人パティシェがケーキを提供しているのがポイントです。

日本人からみると、アメリカのケーキは異常に甘かったり、異常な色合い(汗)だったりすることが多く、残念な思いをしてきたのですが、ここのケーキは違います。

数あるアジア系カフェの中でも間違いなくトップクラス。このために本屋に来てもいいぐらいです。というか、今回のメインは明らかにカフェの方でした。


CakeBooksJapan


抹茶($4.00)、モンブラン($4.25)、ティラミス($3.50)を注文。

うまーい

さすが期待に違わぬレベルです。
3歳の息子も35歳のお父さんもフォークが止まりません。

京都産のお茶を使っているとのことで抹茶系がお店のイチオシのようですが、あわせて個人的にはティラミスも推したいですね。マスカルポーネとチョコはもちろんですが、シロップも結構いいのを使ってるんじゃないかな。変な酸味がなくてしっとり仕上がっていたのが印象的でした。

読書にケーキ。たまには、こういう和みタイムもいいものです。


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[ 2010/03/02 03:31 ] MBA(生活) | TB(0) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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