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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

Cross-cultural Business Panelに行ってきました。 

BBA(経営学部)の教授から声をかけていただき、"Cross-cultural Business Panel"にパネラーとして出席してきました。

学部生向け授業の一環として、ビジネスに関連する異文化経験について、MBA留学生がBBAアメリカ人学生の質問に答え、教授が議論を適宜膨らませていくという形のパネルディスカッションです。

メンバーを替えて2回に分けて行われ、僕の回には、チリ・ブルガリア・シルビア・中国・日本からMBA1名ずつがパネラーとして参加しました。


まだ実務経験のない若い学部生ということもあり、前半は異文化に対する好奇心的な質問が続きました。「アメリカに対する印象はどうか」「文化的慣習で最も違和感を感じるものは?」といった感じの、ジャブ的なやりとり。

後半戦から、徐々にビジネス的な要素が入ってきます。例えば、「チームプロジェクトを進める中で感じる文化的な相違点は?」という質問がありました。僕が話したのは以下のような点です。

・アメリカ人は、自由にどんどん議論を広げていくのがうまい
・制限を設けずに互いの意見を尊重しつつ話を広げておいて、締め切りが近くなると急速に担当分担⇒アウトプットをまとめるモードに切り替わるあたりは見習う部分がある

・日本人は、整然と議論していくのが好きな傾向があるように思う
・ある程度最初にゴール/落としどころの見当をつけておいてから、順次仕事をこなしていくというイメージ

・どちらが優れているということはないが、未知の領域に取り組む際にはアメリカ流のアプローチが有効かもしれない
・日本流は、効率よくミスの少ない仕事の進め方という意味で強みがあるのではないか


「あー、そうそう。わかる」といった概ね共通認識といった反応でした。

他の出席者からの意見で印象深かったのは「アメリカ人は各人の強み(数量計算、資料作成、議論の仕切りなど)を明確に意識していて、強みを生かした役割分担に早く持っていこうとする傾向があるように思う」という話でした。

ああ、そうかも。「チームワーク」というと、僕なんかは「みんなでひとつの仕事を片づける」というイメージなのですが、アメリカ人とチームを組むと、「責任分担⇒自分の仕事をやり遂げる」という感じが強いです。もちろん、人にもよりますけどね。



(↑昔読んだ本なんですが、きっと今読むと更に分厚い学びがありそう。再読してみたいと思います)


特に興味深かった質問をひとつ。

最近日本のビジネススクールに行ってきたという教授から、突然「日本企業に就職した学生の典型的な初日の過ごし方を教えて」と振られたのです。

最初、質問の意図が全然わからなかったのです。頭の中に??がつきながら、日本製造業の現場主義みたいなことを期待しているのかなあと思い、「最初の配属先は本社ではなくて、地方の工場や営業所でまずは現場を見るところからキャリアを始めることが多い」云々と話していたら、なんとなく微妙な雰囲気に(汗)。

あれ、ピント外れてるか?と焦り始めたところで教授が「あー、いえいえ、初日の夜は何をしますか?」と助け船を出してくれました。

「え?・・・いや、営業所や工場の方々が歓迎会をしてくれて、皆で飲みに行ったり・・・」と言うと、クラスの皆さんが「Wow!」「Amazing!」と驚きの反応を。


いやいや、驚いたのはこっちなんですが(大汗)。

意外な反応に目を丸くしていると、教授が解説してくれました。

「アメリカでは、大学を出たばかりの新入社員に、周囲からすぐに食事に誘って皆で歓迎するといった習慣はないんですよ。個人の予定が優先で、親しい友人が職場にできてから、各自で食事などにいくのが普通。なので、職場全体で新入社員を大切に迎え入れるという文化は、日本の素晴らしいところだと思いますよ」


へええええ。 パネラーとして参加して、こちらが勉強させてもらいました。職場の飲み会も(適度にやる分には)、立派な日本文化なんですね~。

終身雇用という時代ではもはやないのかもしれませんが、人材を大切にする姿勢は日本のいい文化として残していければいいなと思いました。

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[ 2010/04/10 05:55 ] MBA(学習) | TB(0) | CM(0)

Atlanta Braves開幕戦に行ってきました!(大興奮) 

待ちに待ったMLB開幕です。もちろん、我らが地元Atlanta Bravesの開幕戦(4/5, vs Chicago Cubs)を観戦してきました。

結論から言うと、今日はこれまでで最もエキサイティングな試合観戦になりました!!いやー、本当に面白かった。日頃のストレスも全部吹っ飛ぶ感じ。 その興奮冷めやらぬまま、以下勢いで徒然書き連ねます。


さすがは開幕戦。Turner Fieldもいつにも増して活気に溢れています。今日は53,081人(!)の来場で、Turner Fieldの歴代3位の観客動員だったんだそうです。

明らかに球場全体がウキウキしています。熱気にあおられ、思わず一枚。

tshirts


親子でChipper Jonesですな(照)。

3歳の息子も、最近は選手の名前を背番号とセットでフルネームで言えるようになってきた(!)ほどのファンぶりなので、揃って気分が盛り上がってきました!



開幕戦ということでセレモニーも豪華に行われました。アメリカ大陸の形をした国旗のまわりに全州のボードが並ぶ、荘厳な雰囲気の中で、まずはHank Aaron氏(王貞治に続く世界第2位本塁打記録保持者)によるメモリアル始球式


line

続いて、Turner Fieldが誇る世界最大の電光掲示板でコールを受けながら、両チームの監督・コーチ・一軍ロースターが全員紹介されながら入場です。

今年で勇退の名監督Bobby Coxにはひときわ大きな拍手が送られていました。

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続いて、国歌斉唱が厳かに行われます。・・・そのとき!

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上空にはAir Forceが轟音とともに飛んで行きました!Flyoverという儀式だとか。写真はちっこいですが(それでもよく撮れたものだ;汗)、実物は大迫力でしたよ。



さて試合開始。開幕投手のLoweが初回にいきなり3ランを浴びてしまう悪夢のスタートだったのですが、その裏、いきなり我々は歴史的瞬間を目の前で見る幸運に恵まれたのです

Cubsの先発Zambranoに対し、我らのChipperが野手の間にポトリと落ちるタイムリー。McCannのヒットを挟んで、チャンスに滅法強いEscobarがしっかりタイムリーで続き、3-3の同点に。

jason-heyward[1]


そしてやってきたのがJason Heywardです。全米No.1のプロスペクト選手として注目を集めるなか、弱冠20歳で開幕メジャーを果たしたHeywardには、現地メディアでは「大器には間違いないが、1年目でどれぐらいできるものか」とお手並み拝見な論調で取り上げられていました。

そのメジャー初打席・・・(リンク先中央の画像をクリックしてください)





特大の3ランホームラン!

"Welcome to the SHOW!!!" アナウンサー絶叫です。そして絶句。。。

画像を見てのとおり、この瞬間、Turner Fieldは爆発しました。いやー、もう誰もが誰かとハイファイブし、何かを叫んでいる感じ、といったら想像できるでしょうか。

Chipperはグラウンドまで出てきてHeywardを笑顔&ハグで迎え入れ、ベンチもお祭り騒ぎです。

MLB newsでは"The stadium is UPSIDE DOWN!!!"との実況が入っていましたが、まさに天地がひっくり返ったような感じ。ぞわーっと鳥肌が立つ凄い瞬間でした。一晩明けた今でも余韻が消えないぐらい。あー、すごかった。



これで6-3と試合をリードしたBravesが、2回にも追加点でZambranoをKOすると、7-8回にも大量追加点。今日は面白いように点が入ります。

投げては、Loweがは3回に2ランを浴びるなどフラフラしながらも、McLouthの超好守などに助けられながら6回まで辿り着くと、あとは鉄板の中継ぎエースMoylan⇒今年BOSからやってきた斎藤⇒ベテラン新守護神Wagnerが無安打でピシッと締めて、終わってみれば16-5で大勝。

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↑ 日本人としては、斎藤vs福留を見られたのも嬉しかったですね。(福留の左飛)点差が大きく開いていたので、通常なら斎藤は出ないところ、今日は調整も兼ねての登板だった様子。2三振を奪うなど内容もバッチリで、ちょっと嬉しかったです。福留は他球団とやる時に頑張ってほしいものです。


Wagnerは新加入にもかかわらず、早くも入場用のテーマ曲とプロモーションビデオ?のようなカッコイイ映像が流されていたのに驚きました。観客もスタンディングオべーションでWagner入場を迎えていました。とんでもないビッグネームなんですね~。

lastout

9回2アウトになると、全員立ち上がって一球ごとに大歓声です。最後はWagnerがしっかり三振で締めました。


とにかく試合全体を通じて大満足のOpening Day観戦でした。青空の下、大観衆の中で、時にはノンビリ、時には声を張り上げて(アメリカは応援などを強要しないのが好きです)応援するのは最高のひとときでした。帰国までにまた是非足を運びたいものです。Go Braves!!


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[ 2010/04/07 06:17 ] MBA(生活) | TB(0) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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