映画の話をこのブログに書くのはかれこれ半年ぶりであることが発覚。
(⇒詳しくは
ブログカテゴリ「映画」を参照下さい)
ある友人に言わせると、
「その人の感性が磨かれているかどうかは、この1年で映画館とコンサート会場とミュージアムに足を運んだ回数を聞けば分かる」のだそうです。
できればそこに「読んだ本の冊数」も加えてもらいたいとか思いつつも、確かに一理ある分析のような気がしています。コンサートの本数なら自信あるんだけどな・・・
映画にももっと行かねば!昨夜、試写会で観てきた『16ブロック』について書きたいと思います。
ブルース・ウィリス主演、『リーサル・ウェポン』のリチャード・バナー監督によるアクション・サスペンス作品です。
『16ブロック』【公式サイト】ネタバレしない程度に、あらすじを簡単に紹介しますとこんな感じです。
ブルース・ウィリス扮するNY市警の刑事ジャックが、16ブロック(約1.6km)先の裁判所まで証人を護送するというごく簡単に見える任務を受けます。ところがその短い護送の途中で何者かに襲撃を受け、追撃をかわしていくうちに襲撃者が実は刑事、しかも長年の相棒が率いるチームであることが発覚します。
証人は警察内部の不正・脅迫行為を裁判で証言しようとしていたのです。その事実を知ったジャックは警察の仲間を相手にまわし、証人を命がけで裁判所に届けようと戦いを挑みます。
裁判閉廷まで残された時間は118分。裁判所は目と鼻の先にありますが、警察の手は網目のように張り巡らされています。そこでジャックが打った手は・・・。そして118分のなかでジャックの心の変化が・・・ひとことでいうと、
かなり面白かったです。
緊張が加速する系のサスペンス感!このサスペンス感はどこから生まれるのかなと考えてみると
「118分」「1.6km」という設定がどうやら源らしいということに気づきました。
「118分」はほとんど映画の尺と同じ。つまり『24 twenty-four』リアルタイム設定に非常に近い構造というわけです。
【関連記事です⇒
『24 twenty-four』@不愉快はハマリ症】
(いま気づいたんですが、主人公の名前が両方「ジャック」ではないですか!!驚)
『24 -TWENTY FOUR- シーズン1~5 コンプリート・パック』
【↑アマゾンで約半額らしいです!(欲)】
また、「1.6km」といえば、いま駅から歩いてきた距離とほとんど同じですよ。
ニクイことに、リーフレットを見ると「16ブロックとは・・・東京⇔新橋、渋谷⇔原宿、梅田⇔淀屋橋・・・」てな解説がさらっと入れられているんです。
映画を見ていると、いまジャックが這いつくばっているのはセルリアンタワーのあたりかな。とか
想像がふくらみます。
要するに、この映画のポイントは「
日常=リアルなスリル感」を満喫させてくれるところといえます。
決して派手なSFXやCGは出てきませんが、しがない刑事を演じるブルース・ウィリスの渋さと相まって、
限られた時間と空間の中でこそ味わえる“身近な”緊張感は一見の価値ありと思いました。
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条件を限られたものにすることで、むしろ創造は豊かになるというのは、発想法の本などでもよく言われることです。
最初は意味が理解できませんでしたが、仕事の中で様々なトライを繰り返す中で、僕もまったくその通りと思うようになりました。
少し前に読んだ本ではこれなんかお勧めですね。
条件を決め仮説設定することで、問題解決はむしろ豊かな手立てを得られるという発想です。オーソドックスなので応用範囲が広いですよ。
『仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法』(内田和成著)
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プチファイさん、おはようございます。
映画はDVDも含めて、ムスメが生まれてからはとんとご無沙汰ですね(汗)。
基本的にヨメが映画好きなので、それまでは結構通ってたんですが。
そして、読書感想文特需うらやましいです。
ウチは「オシムの言葉」が多少はけたくらいですね。