引き続き、7-9月の書籍人気ランキングをご紹介したいと思います。
では、昨日の続きで第5位から。
第5位:『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(マックス・ヴェーバー著)
こんな堅い古典本が5位??ビックリ。
社会科学・近代思想の世界でいま何かが起こっているのか?と戸惑ってしまったプチ・ヴェーバー・バブルですが・・・
夏の終わりの「読書感想文祭り」&秋口の「レポート祭り」の副産物です(汗)。
「ヴェーバー、感想文」「プロテスタンティズムの倫理、あらすじ」・・・こういうワードでの検索が多いのを見ると、日本のアカデミーは将来大丈夫かいなと不安に陥ってしまうのも事実です。。。
でも、もしそうであったとしても、
久しぶりに古典を手に取るきっかけとなったのであれば、それはそれでアリかなと前向きにとらえることにしましょう。
【記事はこちらです⇒
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』@逆説じゃなくて王道。】
第4位:『ある広告人の告白』(デイヴィッド・オグルヴィ著)
4位には伝説の復刊本がきました。
土井英司さんに某セミナーで「え~っ!?まだ読んでないんですかっ?!」とハッパをかけられ、慌ててアマゾンのカートに放り込んだ一冊です(汗)。
でも、これは読んでよかったです。基本的に広告業界って「アヤシイ」という固定観念を持つ僕ですが、
ビジネス全般、特にマーケティングについて非常に学びある一冊でした。
BBMでの高評価も手伝っての上位入賞。
【記事はこちら⇒
『ある広告人の告白』@アイデンティティと豊かなライフ。】
第3位:『広告は私たちに微笑みかける死体』(オリビエーロ・トスカーニ著)
サプライズ!たぶん誰も知らんかったであろうトスカーニ(←ベネトン広告のカメラマンとして著名)が3位に食い込みました。ふっふっふ。
4位の『ある広告人の告白』とあわせてご紹介したものです。
以前、会社の先輩に勧めてもらい読んだ一冊なのですが、オグルヴィが「広告は商品を売ってナンボだ」というのに対して、トスカーニは「広告は商品を売るためにつくるものではない」と喝破するのですが、
両者の哲学は実は非常に似ているという対照が面白くて紹介しました。
強いて言えば、ビジネス的なアプローチかアート的なアプローチかという部分ですね。
何人かの方に「
オグルヴィは“なるほど~”と思っただけだったが、トスカーニは“!”と思わされた」というメールをいただいて、ブログ筆者としては最高に嬉しい会心の一撃でした。
こういう思わぬ本との出会いって嬉しいですよね?
第2位:『プロフェッショナルの自分カイゼン力』(西松眞子著)
まさかこれが2位にくるとは。こちらもビックリです!
メガネの色がどうのこうの、より「自分をカイゼンする」というコンセプトに惹かれて紹介した一冊なのですが、これだけ皆さんの手にとっていただけたのは望外の喜びですね。
【記事はこちら⇒
『プロフェッショナルの自分カイゼン力』(西松眞子著)@相手を立ててこそ。】
第1位:『ヤバい経済学』(スティーブン・レヴィット著)
栄えある第1位は
『ヤバい経済学』でした!
着実に読まれ続けていますね。発売からそこそこ日数が経ったにもかかわらず、週末足を運んだ本屋でも平積みにされてました。
僕はすごく高く評価している本なのですが、記事にも書いたように
「評価が割れる本」という印象を持っているだけに、ある意味嬉しい誤算です。
【記事はこちら⇒
【評価ギャップ】『ヤバい経済学』@すべては人の心次第】
・・・いや~、書いている本人が一番楽しいですね。このランキング。
恒例化しようと勝手に心に決めました。次は年末に年間ランキングで!
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