今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




この記事をリンクする?:


[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『ウェブ人間論』(梅田望夫、平野啓一郎)@生きるヒント。 

知のせめぎあいを通じて、よりよく生きるヒントを得る。

・・・ちょっと大げさですが、そういうことなのです。


『ウェブ人間論』(梅田望夫、平野啓一郎)




『ウェブ進化論』の梅田望夫さんと、芥川賞作家・平野啓一郎さんの対談集です。

『ウェブ進化論』は、インターネットの「あちら側/こちら側」概念を中心にWeb2.0時代を論じた一冊ですね。

梅田さんをして「本の持つパワーに瞠目した」と言わしめるほど広く読まれていますが、私も2006年に読んだ本の中ではベスト5に入る一冊で、まだの方はぜひ読んでいただきたいですね。

【参考記事】『ウェブ進化論』(梅田望夫著)@素直に波に乗ってハッピー。


シリコンバレーに居を構える梅田さんと、現代作家の中でも古風な部分(※)を積極的に持つ平野さんとの対談は、いい意味での化学反応を起こし、ところどころに現代社会を生きるヒントを与えてくれています。

(※)下の著書を読んでいただくと真意が伝わるかと。




ウェブ社会を俯瞰して捉え、個の生き方を提言する梅田さん。

個の変容を見つめ、そんな個人が集まる社会を捉えようとする平野さん。

双方の観点が絡み合うことで違う立場から論点が抽出されており、「対談」という構成がうまく活きてきたのではないかと思います。


例えば・・・

第2章「匿名社会のサバイバル術」で、梅田さんは、ブログなどにおける情報発信頻度を上げることで、自分の情報に関する検索空間をコントロール(例:検索上位の情報を支配)する“分身の術”を提唱しています。

⇒平野さんが、ひとつの悪意コメントで善意の情報が吹き飛んだり、情報の山でいい情報が埋もれてしまうのではという懸念を指摘します。

⇒梅田さんが、ネット社会のサバイバル術の必要性を確認したうえでのフォロー解説。(これがなかなか秀逸)

「書く人がいても、誰も見向きもしないというのは、存在しないのと一緒。そう考えることが大切」
「いいものが埋もれちゃうのはまた書けばいつか上がってくるからいいんだという考え方なのです」


私も少し前までは平野さんに近い感覚を持っていたタイプの人間なのですが、梅田さんとのやり取りの中で、ネット社会のリテラシーや価値観にまで話が昇華されていくさまに、ちょっと感動でした。



一方で惜しいなと感じたのは、さまざまな論点が出てきた反面、発散したところで本が終わってしまっているところですね。

上にあげた例のような、いい盛り上がりがあちこちに見られるのですが、良くも悪くもブログ的なのです。


対談の中でも、知の体系化や学びといった「本の強み」はネット社会でも続くという話は何度か出てきましたが、その「本ならではの良さ」が薄かったところがやや残念かと。


もっとも、対談集という構成ゆえ、それは当然なのかもしれません。整理されていないかわりにイキイキとした躍動感は伝わってきますしね。

両者の対談から得たヒントをもとに、頭の整理+発展は読者に委ねられているということなのでしょう。少し時間を空けてから読むと、また新たな学びがあるかもという予感のする一冊でした。

200ページほどの新書で、かつ比較的読みやすい言葉で語られた対談集ですが、読み応えありです。ぜひ読んでみていただきたいですね。

『ウェブ人間論』(梅田望夫、平野啓一郎)


以下、その他印象に残ったメッセージなどを記します。

●大渋滞を抜け出せるかどうかのカギの一つは「構造化能力

●今は「知っている」だけでは、もう威張れない。情報の相似や相違が何を意味するかというところまで議論を掘り下げないと評価されない

●「リンクされた脳」・・・個人というのが、輪郭の内側に閉ざされていて、知識や思考もその中に密閉された材料や過程なんだという考え方が、ある意味では終焉しつつあるのかもしれない

⇒ただ、交換する情報の質や量が均衡していなければ、そのリンクにはほころびが生じる

●それぞれの価値観で最も重要だと考えている部分が、ネットを使うことによって大きく増幅されて、個性がより際立つ社会になるんだろうなあ

オープンソースの原動力って、結局個々の承認感動にあると思います

●不特定多数に向けて何かを表現するということがきっかけになって、人間が変容していく・・・例えばブログ。自分をアイデンティファイする必要に迫られる。そこを強く確認することから、何かが変わり始める予感があります

※筆者注:特に「個」への意識が良くも悪くも薄い日本人にとっては、強烈なインパクトであると思いますね。


※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!


『ウェブ人間論』(梅田望夫、平野啓一郎)

対談集って難しいジャンルですよね。登場人物のファンであるとか背景をある程度理解していないと、ただ散漫な感じで終わってしまって。

面白かった対談集というと・・・ビジネス書関係ではあまり思い出せないですものね。

読んだことのあるものでお勧めできそうなものといえば、これぐらいでしょうか。なんだかビッグでリッチな気分になれることは請け合いかと(笑)。

『イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学』
スポンサーサイト




この記事をリンクする?:


[ 2007/01/20 23:58 ] ビジネス書 | TB(1) | CM(3)


プチファイさん、おはようございます。

えーっと、私も速攻でこの本買ったのですが、
記事にするのが結構難しそうで(笑)。
そんな本をよく開設してくださいました。
tenさんとプチファイさんの記事を参考にしてでっちあげようっと(爆)。

個人的には、お二人の年齢とポジションの「ねじれ構造」が
面白かったです。
これで梅田さんの相手が、バキバキにネットの人だったら、
ある意味内輪話で終わっちゃいそうですし・・・。
[ 2007/01/21 09:16 ] [ 編集 ]


プチファイさん、こんばんは!

読む予定の山に埋もれてます(汗)。

ビジネス書と言う分類が正しいか分かりませんが、対談集では「「個」を見つめるダイアローグ」(村上 龍 , 伊藤 穰一) もなかなか良かったです。
(と言いながら、しっかり紹介してないんですが。
[ 2007/01/22 01:11 ] [ 編集 ]


>smoothさん、こんばんは!
tenさんと時期がかぶったのには少しびっくりでしたね。
でっちあげ云々はともかく、「ねじれ」の話は同感ですね~。ほどよい対照感という意味では人選もよかったのでしょう。

>淺田さん、こんばんは!
埋もれてますか・・・(爆)
私も最近どれが未読本でどれを注文したかをよく間違える状態で(汗)
村上龍、好き嫌いの分かれるところですが、挑戦してみようかな・・・
[ 2007/01/22 01:52 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://petitfight.blog27.fc2.com/tb.php/134-f7f55b68

梅田梅田(うめだ)とは、大阪市北区 (大阪市)|北区に属する梅田駅(地下鉄・阪急・阪神)・東梅田駅・西梅田駅・大阪駅を中心とする街。または大阪市北区に属する地名として呼ばれる。大阪駅は、地名では梅田である。大阪人は、大阪駅周辺に行く時は、「梅田に行く」といい
[2007/02/07 19:39] 大阪まいどっとこむ
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

【人気ブログランキング】何か学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変励みになります。よろしくお願いします!


ブロとも申請フォーム


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。