やっと読み終わりました。『
ブルー・オーシャン戦略』(W・チャン・キム、レネ・モボルニュ著)。
既存の市場(レッド・オーシャン)での競争を超えて未開拓の市場(ブルー・オーシャン)を生み出す戦略の方向性を分析した一冊、という触れ込みで、各書評やビジネス書レビューサイト等でも高評価ばかりで、本屋でも平積みが続いておりロングセラーの域に達しつつあるようです。
ということで、期待して購入のうえ読みきったのですが。・・・最初感じた正直な感想は
「あれ、こんなもんなの?」なぜこんなにレビューで高評価が続いているのか、が理解できませんでした。
ためになった部分をあげるとすると、
1)ブルーオーシャンに漕ぎ出すためには、戦略キャンバスを描くことで例えば「内向き視点に陥っていないか」といった観点で自社戦略を振り返り、新たな価値を創造できないか考察する
2)製品やサービスは単独で利用されるのはまれであり、他の製品やサービスと併用することで価値が増大する→同じジャンルの製品を争うのではなく、補完しあう製品やサービスにビジネスチャンスを見出すべき
といったところぐらいだったものですから。それも、特に1)等は普段から仕事でやってるしな〜、と。
ここでピンときました。
そうか、本書は経営社会学的考察として読むべき分析なのだと!社会学的文献としてざっと読み直してみると、なーるほど、出色の分析がいろいろ見られます。新たなジャンルに脱皮して成功したサーカス団や、日本ではQBハウスなど取り上げているケースも興味深い。また、成功要因の分析もこうしてみると、妙に納得させられるものばかりです。
考えてみると、両著者とも学者さんで、ビジネススクールの教科書に取り上げられるような論文なんですものね。そりゃ当然といえば当然なわけです。
日々、儲けるために、あるいは企業ブランド価値を高めるために、実務に携わっているビジネスパーソンとしてみると「後付け分析だな」という胡散臭さ(失礼)を感じてしまいました。一方で、その部分を割り引いて冷静に読んでみると、確かに学びを得られる部分はいっぱいある一冊といえます。
多くの方が推薦されているのも、今となっては納得です。僕も購入して読んだ価値はあったなと思います。
願わくば、この本を読んで学んだものの考え方を通じて成功を勝ち取り、そしてそれをネタに評論を出版できますように。いろいろ書きましたが、これだけ物事を考えさせてくれたうえで学びもきちんと与えてくれるわけですから、結論としては「読んでみる価値あり」の一冊としてお勧めしたいと思います。(今日の僕、ちょっとひねくれてますかね・・・?)
【今日の学び】
分析は学者さんに任せて、ビジネスパーソンは価値創造に励むべし。その「価値」は学者さんが分析して新たな価値を付加してくれるのだから。餅は餅屋に任せよう。※人気ブログランキングです。少しでも学びがあればクリックいただけると、とても嬉しいです。よろしくお願いします!
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批判的に読む「ブルー・オーシャン戦略」
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