会話の中で使う
単語や表現は、相手に与える印象を良くも悪くもガラリと変えるものです。たとえ同じ意味を伝えるとしても、洗練された表現がひとつ入ってくるだけで、知的レベルが上がって

見えるもの。
私自身は、アメリカでは相手の言うことを聞き取って自分の意見を何とか伝えることで、相当目一杯だった

というのが現実でした。
そんな私ですが、渡米中に手に取った本書は、
自分の会話レベルを少しでも高めるのに役立ってくれた力強いパートナーでした。
以前ご紹介した『英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法』の著者であるドクター・ヴァンスによる単語集です。何か新しい単語を覚えるのではなくて、手持ちのボキャブラリーを「気の利いた表現に
置き換えましょう」というのが本書のコンセプト。
出てくる単語は決して難解ではないのですが、知らないとなかなか口には出てこないものばかりです。
例えば、「問題」という意味を表現するには、"problem"ばかりでなくて、時には"hurdle"を使ってみることで、
“困難を乗り越える感じ”が醸し出せるというものです。

本書で勉強した後に英字新聞(FTとかWSJ)を読むと、本書に出てくる100の表現がとても頻出(いや本当に!)なのに気づき、正直愕然

としたものです。
逆にいえば、英語の洗練された表現というのは
無限に多くはなく、かつネイティブ間ではだいたい共有されており、私たちでも手に入れるのは可能ということ。これはやらないわけにいかない

でしょう。
ドクター・ヴァンスのシリーズは今のところ2冊だけですが、両方かなり良書でした。続編に期待

です。
ドクター・ヴァンスの ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100
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