今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

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そもそもの存在への問いかけ@安部公房「R62号の発明・鉛の卵」 

社会人になってビジネス書の読書全体に占める比率がとても高くなったのですが、あまり実用書に偏らないように、文学作品も最近意識して読むようにしています。学生時代は文学オンリーで、同人誌で作品集らしきものを出版したりもしていたものです。あ~懐しい。

以前からベストセラー文学はどうもピンとこなくて、ある程度時間が過ぎても淘汰されなかった昭和の作品を愛読するようになりました。

有名どころの作品は『新潮文庫の百冊』シリーズなんかでひと通り手をつけたのですが、その中で特に好きな作家のひとりである安部公房を先週久しぶりに読み返しました。久しぶりでしたが、相変わらずの破壊力に感じるところがありましたのでご紹介の筆をとることにしました。

※小学6年の時にクラスでつくった文集で「好きな本・作家」の欄に“安部公房、特に『砂の女』が印象に残っています”と書いたのは僕です。う~ん、この青臭さが何だかいいですねって自己陶酔。。。


安部公房は新潮文庫版で読んでいるのですが、『砂の女』以外で非常に印象に残っている作品集が、安部の初期作品集である『R62号の発明・鉛の卵』です。特に表題作『R62号の発明』のエンディングは忘れようにも忘れられませんよ。。。

『R62号の発明・鉛の卵』

<あらすじ>
機械の出現によって仕事を失くし、生活のために自らの身体を経営者に売ることを余儀なくされた機械技師。男の身体はロボット「R62号」へと改造されるのですが、R62号が経営者の命を受けて人間のためにつくりあげた発明品とは・・・

昭和30年代後半という背景を考慮すると、更に深く深く味わえます。もちろん、現代読み返しても古臭さは全く感じさせず、むしろ警鐘が時代を超えて響き渡り、製造業に携わるビジネスパーソンとしては背筋が凍らざるを得ません。(衝撃を味わっていただきたいので、上のあらすじには結末まで書いていないのです)そもそも、何をしたくて我々は機械を導入したのか、その中で我々の存在価値は何なのか?

いまベストセラーになる作品は、どちらかというと、ケータイやインターネットのサイバーコミュニティ・メディアツールを前提にした世界を描いていることが多い(またそれが自然なのでしょう)わけですが、もっと原始的な「文明とは」「人間(と技術の関係)とは」に焦点をあてた安部作品は、人間の存在の意味を深く問い直さずにはいられません。決して難解な文学ではなく、ストレートにパンチを浴びせてくる作品ですので、初めての方でもとりあえず手にとっていただきたいです!

【今日の学び】
そもそも私たちは何をしたいのか、何を目指しているのかを常に問い直す必要がある。技術の最先端を追うことも重要だが、何のためにそれに取り組んでいるのかを問うことはもっと重要。

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[ 2005/11/21 20:40 ] 文学 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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