今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

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『愛するということ』エーリッヒ・フロム@第3回スパルタ読書塾 

エリエス・ブック・コンサルティングの土井英司さん主催の『スパルタ読書塾』に参加してきました。今回で第3回目。年末のせわしない中ということもあり、今回は出席者が20名近くとやや少なかったですが、回を重ねて進行や議論のまとめ方もレベルが上がってきた感があり、なかなか充実したひとときを楽しむとともに、たくさんの学びがありました。

僕は1回目2回目と続けて参加しており、このブログでも紹介しているのですが、

今回は今まで最も“濃ゆ~い”会でした。といってもアキバ系とかそういうことではなく、課題図書とテーマが実に濃かったわけです。ずばりそのテーマとは「」。

今回の課題図書はエーリッヒ・フロムの『愛するということ』。フロムはいわゆる「新フロイト派」と称される、社会学的視野を加えた精神分析学のオーソリティです。名前は聞いたことがありましたが、著作を読むのは初めて。土井さん曰く「今回はレジュメで内容を全て網羅できなかった」ほどの内容の濃い一冊です。



愛は技術である、という(ともすれば誤解されそうなほど大胆な)主張をベースに、孤立という不安の源を克服するための人間の行動や愛の種類/発達段階に関する解説は、まさに人間の本質に言及している感があり、読んでいて背筋がぞくぞくするのがよくわかりました。土井さんの解説を受けて行われた参加者によるグループワークもあわせて、学びはたくさんありましたが、特に印象に残ったところを差し支えない範囲で書きたいと思います。

愛は何よりも与えることであり、もらうことではない
 非生産的性格の人(←与えると貧しくなるから嫌)
<商人的性格の人(←見返りのあるときだけ喜んで与える)
<生産的性格の人(←与えることは自分の持てる力のもっとも高度な表現)
愛は人間の中にある「能動的な」力である
⇒あらゆる形の愛に共通して見られる基本要素において、その能動的性質が垣間見られる。一例として「愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮のないところに愛はない」。

●現代社会では「交換」を前提とした愛が当然のように受け入れられている。
物質的なものだけではなく精神的なものまでも、交換と消費の対象に
⇒「交換」の考え方は、私たちの価値観に多大な影響を及ぼしている。

例えば、
(1)人材市場ニーズを見て自分のやりたいことを決める
自己実現が市場に依存してしまう危険
(2)「専門家しか生き残っていけない」「分業が正しいやり方」幻想
⇒本当に自給自足できないのかという自らへの問いかけを放棄してしまう危険

セミナー最後には「資本主義の原理と愛の原理とは両立できるのか?」という実に遠大かつ根本的な命題について議論が行われました。もちろん絶対といえる結論には至りませんでしたが、人を構成しているのは物質と精神の両輪であるというベースの部分と資本主義社会における価値観のせめぎあいが起こっているのではないか、という議論は、今後(自分が、そして周りの人が)人として愛に満ちた生活を社会の中で送っていくうえで、大いなるヒントを与えてくれたような気がしています。・・・あとはセミナー参加者だけの共有財産ということで。。。

いやはや、濃かったです。まだ十分に自分の中で消化できたと言い切れないような気もしていますが、生きるヒントを得るためには、時には深くこういったテーマについて考える時間が必要なんだなと改めて思いました。そして、それを得るヒントを与えてくれる読書ってやつは、やっぱり素敵だな~と。

【今日の学び】

愛は能動的なもの。「物質の交換」に基づく経済的価値観に犯されることなく、主体的に与えるという軸を自ら持つことによって自己実現に一歩近づくことができる。


※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!


・・・さて、最後にひとつご紹介を。僕は決断に際しては、それなりにいろいろ情報を集めたりするようにしているのですが、今年は本だけでなく、メールマガジンに背中を押してもらうシーンが本当に多かったです。例えば「ブログで情報発信する」ことひとつをとっても、ITに決して強いとは言えない僕のなかでは抵抗感があったのですが、いざ始めてみると・・・そりゃしんどいこともありますが、楽しいことの方が百倍千倍多いのです!

そんな僕の背中を押してくれたメルマガ『エンジニアがビジネス書を斬る!』【通称:エンビジ】をご紹介したいと思います。その名の通り、エンジニアの“まるるちゃん”さんがビジネス書をネタに学びを語っているのですが、視点に付加価値がついているというか。誤解を恐れずに書くと「ロジカルに、さくっと、かつ前向きに」な感じ?

「うーん、そもそもこれの位置付けは●●だからして・・・」みたいな人が僕の身の回りには多いので、危うくそんな毒気にあてられかけていたのかもしれません。書評も味わえますし一挙両得、ということで学びを求めていらっしゃる方は登録されてみては?(もちろんメルマガなのでタダですよ;)

『エンジニアがビジネス書を斬る!』
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[ 2005/12/20 22:38 ] セミナー | TB(4) | CM(14)


smoothデス。

レポートありがとうございました。
仕事が立て込んでいて行けなかった、というか、昨日のクリエイティブの方だけ
覚えてて、まさか連日であるとは思ってなかったんですが(汗)。
夜中に別の方から「いらっしゃいませんでしたね」とメールいただいて初めて知ったという(汗)。

金だけは大昔に払っていたんですが・・・(笑)。

さて、今回は「恋愛」でしたか(汗)。

内容的に難しそうだったんで、出れなくて正解だったかも(ウソ)。

次回以降は何とか出席します(汗)!
[ 2005/12/21 10:36 ] [ 編集 ]


こんにちは。
近くの席におりました、萩原です。
いや、まったく、濃い数時間でしたね。
課題を出されて、それについて話し合いをするわけですが、
何をどうすりゃいいのか、という感じで。参りました。

それはさておき、
凄いブログですね。
[ 2005/12/21 10:41 ] [ 編集 ]


トラックバック、ありがとうございます。

記事、興味深く拝見いたしました。

> 愛は何よりも与えることであり、もらうことではない

これはフロムにいわれるまでもなく、誰でも考えることだとおもいますが、それを現実に実行しうるか、というと、かなり難しいのではないかな、とおもっています。重要なのは、この考えかたに現実性があるかどうかだとおもっています。

この本について、本格的に討論されたとのことですので、お考えをお聞かせいただけないでしょうか。
[ 2005/12/21 15:07 ] [ 編集 ]


皆様、コメントありがとうございます(まだまだ募集中)!

>smoothさん、
クリエイティブと連チャンとは・・・たしかにスパルタ塾は申込+入金タイミングが結構早いので、ややもすると忘れそうになりますよね。残念!
次回はsmoothさんに「愛」を語っていただかなくては・・・
PS.僕も進化論ファンなのですが、イブを献上する心意気が残念ながら
至りませんでした。正直、頭が下がります。参った!

>荻原さん
メールも両方下さってありがたい限りです。濃い濃い時間でしたね!
それにしてもSNSにも手を出しておられるとは・・・今度は出版の話も
あわせて聞かせてください!

>Westieさん
「与える」は現実的に可能と思います。但しそのためには本にも出てくる「生産的な人間」たることが前提になるかもしれません。ついつい人間は「商人的」になってしまいがちであり、"give, give, give (and take)"の人が結局ハッピーになっているじゃないか、という現実を学ぶことがその突破口になると思います。
ところで「愛」というときに男女の愛だけではなく、例えば親子の愛や兄弟愛、場合によっては文化や趣味への愛について考えてみると「愛は与えることであり、もらうことではない」は十分に理解可能ではないか、という議論がありましたので、あわせてご紹介しておきますね。
またブログに遊びに来てくださいね!
[ 2005/12/21 17:04 ] [ 編集 ]



議論のご紹介、ありがとうございます。

この問題は、私が関心をもち続けているテーマなので、再度、コメントします。

> 「与える」は現実的に可能と思います。

「受け取ろうとするだけの人」は存在しない、とお考えだということでしょうか。

あるいは、現に、「受け取るだけの人」も存在する、と考えたうえで、
そういう人には、「与え続ければよい」ということでしょうか?

> 「生産的な人間」たることが前提になるかもしれません。

そうかもしれませんね。(^^)
[ 2005/12/21 21:29 ] [ 編集 ]


Westieさん、再度コメントいただきありがとうございます。

>「受け取ろうとするだけの人」は存在しない、とお考えだということでしょうか。
>あるいは、現に、「受け取るだけの人」も存在する、と考えたうえで、
そういう人には、「与え続ければよい」ということでしょうか?

後者ですね。時間内に明快な結論には至りませんでしたが、「相手が受け取るだけの人かどうかを気にするのは商人的性格のレベル。相手がどうであれ、重要なのは自らが与えることであると考えられるのが生産的性格のレベルということではないか」という議論がありました。

うまく合理的かつ簡潔な説明がしきれないのがもどかしいのですが、損得ではなく自分からどんどん与え発信していく人が、最後には信頼とチャンスと成功をつかむ・・・ような気が(本能的に)する、というのが現時点における個人的な所感ですね。

いやー、やはり考えれば考えるほど濃い話ですね。ご関心がおありのテーマということで、何か思索の足しにでもなれば幸いです。
[ 2005/12/21 22:41 ] [ 編集 ]


「情報」発信の話だったのですね。
私は、「お金」を与えることなど、もっと広い意味で考えていました。
自分に不利益が及ばない限度で、
情報を「与え続ける」ことは、たしかに抵抗が少ないとおもいます。

どうもありがとうございました。
教えていただいた内容をもとに、私なりに、さらに考えてゆきたいとおもいます。

rss を登録しましたので、定期的に読ませていただこうとおもっています。
更新、たのしみにしています。
[ 2005/12/22 01:22 ] [ 編集 ]


(失礼しました!上のコメントを投稿する時、
「管理人だけに表示」をうっかりチェックしてしまいました。
同じ内容のものを再度UPします)

第一回目のグループワークでごいっしょしたモリタケです。
その節は,お世話になりました。
今回はフロムの「愛するということ」でしたか!!
これは私の大学以来の愛読書の1冊です。

ポイントをおさえたレポートをありがとうございました。
土井氏がどんなスタンスで解説されていたのかがよくわかり、
興味深く読ませていただきました。
かなり濃い講座になったようで、
出席できなかったのが惜しまれます。

毎回こちらの予想をはずした本を選び、
思いがけない気づきを与えてくれるスパルタ塾。
これからも楽しみですね!
[ 2005/12/22 11:16 ] [ 編集 ]


TBありがとうございます!!
愛って奥が深いです。
他の方の意見も聞けて大変参考になりました♪
[ 2005/12/22 11:47 ] [ 編集 ]


こんにちは、プチファイ!です。皆様のコメント&人気投票クリックが僕のモチベーションになてくれています。本当にありがとうございます。

>Westieさん
ご親切に再度コメントいただき、またご登録いただいたとのこと、ありがとうございます。
Westieさんのブログにもまたお邪魔させていただきますので、今後ともよろしくお願いします!

>モリタケさん
お久しぶりです。おお、大学時代からの愛読書とはすごいですね。学生時代にこの本を読んでいたら、また違う人生観が形成されていたかも??
モリタケさんのシナリオにも影響を与えているのでしょうか?なーんて。

>QOOさん
TBも頂戴し、ありがとうございます。QOOさんの更新頻度に追いつけるようがんばりたいと思います。これからもちょくちょくお互いにブログお邪魔しあいましょうね!よろしくお願いします。
[ 2005/12/23 11:47 ] [ 編集 ]


夢しらべの りこうです。
トラックバック どうもありがとうございました。
お礼が遅くなり失礼しました。
[ 2005/12/27 23:02 ] [ 編集 ]


コメントをいただきましてありがとうございました!
当日参加できなかったので、翌日慌てて読みました。
いろいろと考えさせられる良書でしたね。
次回こそ参加したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
[ 2005/12/29 10:35 ] [ 編集 ]


はじめまして
あけましておめでとうございます
TBありがとうございます

たとえば,難しいことばで,あなたは誰々の影響を受けている,とか
あなたが言っているのは,何々論,なんちょろ主義的だ,とかいうのは苦手です.
でも,フロムは,そんなの気にせずに,簡単な言葉で語ってくれているというのは
私を安心させてくれます.
難しいことばをつかわなくても,語れる人は自由な人にみえます.
[ 2006/01/03 23:41 ] [ 編集 ]


>所長さん、コメントありがとうございました。
仰るとおり、平易な言葉で語れるというのは素晴らしいことだと思います。頭のいい人ほど簡単に語り、そうじゃない人ほど横文字を多用する、とは巷でよく言われることですよね。僕も気をつけたいと思います。
ともあれ、2006年も引き続きよろしくお願いします。また所長さんのブログも拝見しますね!
[ 2006/01/05 00:08 ] [ 編集 ]
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Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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