今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




この記事をリンクする?:


[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『黄色い部屋の謎』@自分の立ち位置を感じたい本能的欲求 

読むのに結構時間がかかりましたが、推理小説好きとしてはぜひ読んでおかねばという使命感にかられて読了しました。

『黄色い部屋の謎』 ガストン・ルルー



“推理小説歴代ベストテン”のような企画では欠かさず上位に名を連ねる「密室トリックの元祖」として著名な作品ですね。

内部から完全に密閉された〈黄色い部屋〉の中から令嬢の悲鳴が聞こえ、救援にかけつけた一同がドアをこわして飛び込んだとき、血の海の中には令嬢が倒れていた。犯人はどこから脱出したのか?

・・・現在ではよくみるストーリーですが、この作品が1908年に発表されたということを聞くと、驚きを禁じえません。なにぶん時代描写に「古典」が強く香り(その香りを楽しむのに結構時間がかかりました)ますが、“心理的”密室トリックと意外な犯人を知らされての衝撃は、現代でも十分通じるものと思います。

また、主人公のルウルタビイユの華麗な推理と、フィナーレで裁判所に駆け込んでおいて「僕は事実を知っている。しかし夕方六時半までは言うことができない!」と啖呵を切ってみせるあたりは、胸踊る大活劇も想起させ、ドキドキ感も味わえるお得な?つくりになっています。


ところで、人並み以上に読書好きな僕ですが、その中でも古典的作品ってなんだかひかれるんですよね。なぜなんでしょう?

現代作品に比べて読みにくいんですが、そのつっかえ感が逆に味わいをうむというか。教養ぽい雰囲気が心地よいといいますか。新作でこれだけつっかえ感があったら最後まで読まないような気もしますが、古典ならばアリかと。

ひとつ気付いたのは、無意識のうちに最近のミステリー(小説に限らず、例えば『古畑任三郎』とかも含め)と比較している自分がいたことですね。知らぬうちに「古典」「元祖」「名作」と比較することで、自分そしての現在位置を確認する喜び/本能的欲求を満たしていたといえるかもしれません。

以前、チェスタトンの『ブラウン神父』シリーズについて書いたことがありますが(→こちら)、歴史をふりかえる喜びという意味では共通する感情ですね。これって人間が存在を自問する根源的欲求といえるのかもしれないな。・・・古典はいつの世でも一定程度需要があって、時にブレイクするときもありますよね。出版や情報発信にかかるビジネスを存続させていくためのモデルづくりにおいて視野に入れるべきポイントなのではないか、なんてことを感じた今日この頃です。

【今日の学び】

古典には、現代作品では満たしきれない「人間が存在を自問する根源的欲求」を満たす魅力がある。根源的欲求に応える商品やサービスを提供するビジネスには自然と存続していく可能性が高まっていく。


※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!

『黄色い部屋の謎』 ガストン・ルルー

↑歴史とスリルの香りを両方味わえる、という意味で一読の価値アリと思います。それにしても、文庫本はランチ一回分ぐらいの値段でこれだけ楽しむことができる素敵な文化だなとしみじみ感じますね~


スポンサーサイト




この記事をリンクする?:


[ 2006/02/14 10:41 ] 文学 | TB(1) | CM(3)


 トラバありがとうございます。おパタです。
 この本を読んで半年以上探し回るも、続編は未入手。
 続編がこの本のあとがきで
 「真実性のない、刺激を狙ったスリラーに堕しているので、
 前作よりいちじるしくおとったもの」とのこと。
 あとがきでけなされる本って一体v-409
 読んでみたいとまだ探し回ってます。 
[ 2006/02/14 12:27 ] [ 編集 ]


http://jump.sagasu.in/goto/bloog-ranking/で紹介されていたので、見に来ました。またきますネ。ではでは(^^)ノシ
[ 2006/02/14 14:34 ] [ 編集 ]


>おパタさん、コメントありがとうございます。
ルルー作品ってなんだか謎に満ちている感じがしますよね?あとがきでけなすといえば江戸川乱歩も有名ですが、ミステリ作家は自分の美意識を大切にするあまり、自作品にも厳しくなるのでしょうか?フシギな現象ですよね~

>タヌキングさん、こんにちは。
ブログランキングですか?嬉しいですね。こういう出会いは大切にしたいものです。これからもよろしくお願いします!
[ 2006/02/14 23:15 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://petitfight.blog27.fc2.com/tb.php/52-4a25808f

黄色い部屋の謎著者名:ガストン・ルルー 出版社:東京創元社 出版年:1973.01 ISBN :4488108016  名探偵と18歳の少年探偵が互いの推理を競い合う本格ミステリーの一品。その掛け合いが、いかにも謎を深く感じさせ、読み進めるスピードがもどかしかった。  名探偵と
[2006/02/14 12:23] めぐり会いたい
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

【人気ブログランキング】何か学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変励みになります。よろしくお願いします!


ブロとも申請フォーム


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。