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今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

第5回スパルタ読書塾:自己表現とキーワードの素敵な関係@『自分をどう表現するか』 

エリエス・ブック・コンサルティングの土井英司さん主催の「スパルタ読書塾」第5回に出席してきました。渋谷のセミナー会場には平日18:45にもかかわらず30人近くが参加し、終了予定時刻をオーバーする熱気のこもった雰囲気でした。

僕は1回目から続けて参加しているのですが、回を追うごとに運営側も参加者側も質が上がってきている印象があり、特に最近はいい雰囲気だなあと思います。俗な話ですけど、プレゼントもあり、今回は初のゲスト登場もありという盛り沢山な内容でした。

土井さん曰く「儲からないけど、“自分にもっと投資しよう。人生こそが最高のエンタテイメントなのだから”の精神でやっています」というこの会、いい空気を生んできていると思います。僕はこの精神が大好きです。

僕は月一回のこのセミナーに確実に出席するため、有給休暇を狙い撃ちして読書塾の日に当てるようにしていたりします。まあそれで周囲の方から「ラフな格好ですね?」とか不審な目で見られることもあるんですけど・・・

※ちなみに前回までのレポートはこちらをご覧下さい!

さて、今回のテーマは「自己表現・自己実現」。課題図書は『自分をどう表現するか』(佐藤綾子)でした。

『自分をどう表現するか』(佐藤綾子)



1995年に発表された著作ですが、普遍的に使える学びがたくさん入っており、ロングセラーで読まれているそうです。また、体系だったブックリストとしても活用できるとの土井さんチェックあり。

今回は、すぐに活用できそうな具体的なノウハウがたくさんあったのが特徴ですが、セッションで参加者と話していると「なぜそのテクニックは有効なのか」を考える中で、コミュニケーションに関する本質的な部分に触れることができたような学びがあったのが印象的でした。

どんな学びの場だったかを、以下差し支えない範囲でご紹介しますね。

●自己表現について学ぶ意義
・現在は、ブログやメルマガ等を通じて個人の発信はやりやすくなったが、一方で上手下手がはっきり分かれる傾向が顕著。発信することで無用に傷つくことすらある
社会に対して(肩書きや職種ではなく)「自分は何者なのか」を語れることがきわめて重要

●自己表現の心構え(ゲスト:田中省三氏⇒詳細はこちら
・自己紹介の目的は、名前を覚えてもらい信頼を得ること。
・過去/現在/将来について語るといった一定のフォーマットに沿ったワークが有効
※重要な視点:「人を紹介するときに、その人の価値について語れているか?」
⇒価値を上げてくれる人のところに、人は集まる
・自己紹介は「キーワードの紹介」でもある。世の中の膨大な情報を引き出せる切り口は「キーワード」。その意味で今後10年のビジネスのキーとなる進め方に相通ずるところがある。googleやamazonの躍進はその象徴。
⇒個人がamazonに勝つには“未来”のキーワードを切り出すこと
・ある程度「型」にはめることは重要。クリエイティビティは制約条件(字数制限や書式等)によって磨かれる。大切なのはあくまで中身なのだから「型」で済ませるところは済ませて、肝になる部分を創造することが必要

●言葉にならないサイン
・同調のサイン(うなずく、オウム返し等)は相手に認めてもらいやすくするうえで重要なテクニック
・相手とのやり取りの中で相手の心情を読み取ることはインタビュー等においてきわめて重要
ポイントは「前提を壊す/共有する」こと。自分の土俵に持ち込むことでフレンドリーな状態に進むきっかけが得られる
・例えば具体的な打ち手としては「緊張をほぐす」「率直に聞いてみる」「距離を詰める」など。
自分は(無意識のうちに)どのようなフィルターを通じてものを見ているか、常日頃から認識しておくことは有用な取組み。

●自己開示の心構え
自分をさらけ出せる/発信できる人のところに人・情報は集まる
・「自分の役割を演じる」という発想を意識するのがひとつのポイント⇒ハマッたキャラクターを選ぶと成功へ向けて一気に加速することができる
実際に出会い話す前に完結するコミュニケーションも往々にしてある。それでも困らないために事前のプロフィール用意が重要な意味を持つ

今回はワークショップで行った「自分の体験談を紹介」のセッションが非常に面白かったですね~。マジメなサラリーマン風の方が、実は学生時代ビジュアルロックに取組むにあたり“目に狂気を宿らせた”話なんか最高!

・・・と笑っていて気付いたのが、考えてみると自分にも似た面白い話はいろいろあるのに、短時間のワークショップで順番を振られるとなかなかスッとは出てこないものだということ。田中省三さんの言葉ではないですが、すべては日頃の準備ということなのでしょうな。


【今日の学び】
・「自分は何者なのか」をしっかり語れ、「他者の価値を伝える」ことのできる人のもとに人/情報は集まる
・膨大な情報からエッセンスを切り出す「キーワード」抽出が今後ビジネス展開におけるポイント
・言葉にならないサインを見落とすことなかれ



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『自分をどう表現するか』(佐藤綾子)

学びのツール、特に初見テーマについて学ぶときは「新書」って結構効くんですよね。最近はgoogleで調べるのが主流かもしれませんが、実は個人的には「新書」派だったりします。今回の一冊も、ハンディにぎゅっと詰まっている感じがイイですね。

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[ 2006/02/23 13:50 ] セミナー | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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