久しぶりに海外ドラマにはまってしまいました。
『24 twenty-four』~1st season~
・・・今ごろ?なんてツッコミは取りあえずご容赦を。以前からその存在を知ってはいたのですが、見終わるまでにかかる時間の長さ等を考えるとちょっと手が出なかったのですが、DVDボックスを購入した友人が好意で貸していただけるということで、このたびまとめて観ることができました。
もはや説明不要でしょうが、ドラマ内の時間が現実時間と全く同じスピードで進行し、タイトルどおり「24」時間の各地での状況が3~4分割されたスクリーンで同時に写しだされるスリリングな展開が売りのアクションドラマです。CTU(テロ対策ユニット)L.A.支局を舞台に大統領暗殺計画の企てを阻止するため、主人公ジャック・バウアーが家族を巻き込まれながらも大活躍する、アメリカの人気TVドラマ。現在既に第4シーズンまでDVDが出されている人気シリーズの第一弾です。
見ていてこれほどドキドキはまる作品も久しぶりで、次から次へDVDをプレイヤーに放り込む手がなかなか止まらず、とっても困ってしまいました。ですが、
従来のドラマとちょっと違うハマリ感なのですね。
24時間リアルタイムで物語が進行していく、またスクリーンを三分割・四分割して地理的に離れたシーンを同時進行で追いかけるといったテクニカルな工夫は間違いなく斬新なのですが、それだけではありません。
一寸先は闇のドラマが解決に向けて進行していくのですが、
スカッとする爽快感・・・はほとんどない!のです。ひとつ解決するかと思うと、すぐに裏切りがあったりトラブルが発生したり。その
「不快感」を払いのけて何とか24時間を走りきるところがこのドラマの醍醐味なんだと気付きました。
振返ってみると、「不愉快」を構成する要素がとにかく山盛りなのですね。思いもつかない裏切りやトラブルはもちろんですが、(適切な表現かどうか不明ですが誤解を恐れずに書くと)男尊女卑的な人物設定や人種差別じゃないのと感じる発言ぶり。そして抑えきれない正義感から?恐喝まがいの怒鳴り声と大暴れで周囲を蹴散らしていくジャック・バウアー。
『24 twenty-four』が様々な賞と大きな支持を獲得したのは、画面分割に代表される演出だけではなく、
快適を求めて楽しむドラマ鑑賞において(表立ってではないにしても)不愉快を次から次へ押しつけることでハマリ感を生み出すというアイディアに対してであると言えるのかもしれません。
【今日の学び】
ハマリ感を生み出すのは必ずしも快適さではない。不快感を立て続けに繰り出すことで中毒症状を生むというアプローチも時には成立する。※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!『24 twenty-four』~1st season~
いろいろ書きましたが、とにかく見てみるに限ります。ハマることは必定ですので、全巻レンタルしておくか、一式手元に揃えてから「再生」することをお勧めします
。“続きをすぐに見られない不快感”はガマンできませんからね。何だかんだ言っても、やはりよくできたドラマだと思いますよ。
↓ちなみにこっちはシーズン3までセットになったお得版BOXです。今回DVDを貸してくれた友人は、シーズン1を見終わった後、結局一式欲しくなってこのトリロジーボックスを購入したらしい!確かに72時間ドラマが詰まって2割引の2万円なら買いたくなる気持ちもわかるかも。・・・計算すると1話280円ですからねっ!
『24 twenty-four』トリロジーBOX
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わたしも「24」観ましたよ。シーズン4まで。シーズン5が楽しみです。
畳み掛けるような切迫感、同時進行で織り成される各ドラマが、画面分割によって上手に表現されていますね。
ちなみに、我が家では、ジャック・バウワーの真似と、イナ・バウワーもどきを交互にやるのがブームです。