猫も杓子も「トヨタ流」という風潮は正直好きではありませんが、
文化の壁を越えるマインドセット醸成という観点からいい本にめぐり逢いました。
『トヨタ流英語上達術』(スティーブ・モリヤマ著)
前の上司が「面白かったよ。
英語が上達するとは到底思えないけど」というコメントとともに薦めてくれた一冊です。・・・読了した感想は、まさにそのコメントのとおりでしたね。
ひとことでいうと、トヨタの海外駐在者へのインタビューを通じて、英語を通じたコミュニケーションや仕事のやり方についてエッセンス抽出を試みた一冊です。
タイトルから想像されるような「学習法」にはほとんど触れられていませんが、
コミュニケーション・仕事においての心構えについて、たくさん学びがありました。曰く
「主導権を握る」「議事録は先に自分でつくる」「省略しない」「外国語を知るということはその国の文化を知ること」。
これら全て、海外駐在者の経験を通じての学びであり、非常に説得力がありました。共通するポイントとしては“
当事者意識を持て”であると解釈しました。即ち、
自分で責任を持ってイニシアチブを握って実行し、わかったふりをせず(←
やりがち・・・;)
根底に流れる価値観ごと理解する。そんな強い自我が仕事を成功に導く秘訣であるとメッセージが伝わってきます。
上にあげたのも、まったく新しい知恵ではないのですが、
結局グローバルに通用するということは、しっかりと異文化コミュニケーションできるということなのではないかと改めて考えさせられました。
【今日の学び】
当事者意識を持ち、自分で責任を持ってイニシアチブを握って実行し、わかったふりをせず根底に流れる価値観ごと相手を理解する。そんな強い自我こそが仕事を成功に導く。※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!『トヨタ流英語上達術』(スティーブ・モリヤマ著)
冒頭にも書きましたが、「トヨタ」をうたえば本が売れるというのもなんだかおかしな話だなと思います。私見ですが、カイゼンに代表される
組織/人のマインドセットこそがトヨタの強みなのではないでしょうか。
学ぶべきは学び、自ら選ぶべき道は自分で進んでいくしかないわけであって。
⇒トヨタ流といえばこれ?
スポンサーサイト
この記事をリンクする?: