自分の軸足を持つというテーマは、このブログでも時々取り上げている重要な視点【→参考記事は
こちらです。】と考えていますが、ビジネススタイルという切り口で軸足論を説いたのがこの一冊です。
『自分らしく稼ぐ。』(小坂裕司著)
著者の小坂さんはワクワク系マーケティングと称して、様々な著作やセミナーを主催されているようですが、
本書はそれらのサマリあるいは入門編のような位置付けと見受けられました。
自分の軸足を持つことの重要性は今更繰り返すまでもありませんが、印象に残ったのは次のメッセージです。
~ビジネススタイルというのは「自分のビジネススタイルとは何だろう」と考えることが大切で、そうきっちり定まるものではない~なるほど、
軸足を持つという姿勢/マインドを持つことこそがまず重要というスタンスですね。私もこれまでの経験と思考の積み重ねで、自分なりの軸足・価値観を大切に醸成してきたつもりではありますが、
こう言ってもらえると何だかホッとするのも事実です。
冒頭に“サマリあるいは入門編”と書いたように、具体的な掘り下げがあまりないところに物足りなさはありますが、
最初の一歩のために背中をそっと押してくれる役割は果たしてくれる一冊と思います。
以下、印象に残ったメッセージなどを記しておきます。
・モノが動くためには、人が動かなければならない
⇒お酒の売り上げをつくるためには、「お酒をどう売るか」ではなくて、「お酒を買ってくれる人をどう動かすのか」のはず。「お酒」という商品の方ではなくて、それを買う
「人間」の方に焦点を当てて、どうすればこちらが思う行動をしてもらえるか、を考えなければならない・ビジネスの成功とはひとつではない⇒どういうテクニックやスキルを身につければいいのかの前に考えるべきことがある。なぜなら、ビジネスを通じてどういう成功者になりたいのかによって、道筋は変わってしまうから
⇒その「道筋」が「ビジネススタイル」(≠ビジネスモデル)
・必要なのは「お客さんとの絆」「一緒に働いている人たちとの絆」「自分たちが売っているものとの絆」
・コミュニティメンバーは経済的な合理性がなくても「いたいからいる」
⇒
コミュニティを育んだビジネスにおいては、顧客を囲い込む必要がない【今日の学び】
軸足を持とうとする姿勢が大切。そう簡単に定まるものではないと考え、日々努力と試行錯誤を繰り返すことに意味がある。※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!『自分らしく稼ぐ。』(小坂裕司著)
著者のこれまでの著作がたくさん紹介されていたのが、ちょっとヤラシイな~とか正直思いましたが、読んでみたいと惹かれた本がいろいろあったのも事実です。
僕自身は、次はこれを読んでみようかなと思っています。↓
『招客招福の法則―儲けの王道がみえる88の話』(小坂裕司著)
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ブログをじっくり読ませていただきます。
今後もよろしくお願いいたします。