見た目は派手でも、意外と硬派です。
ちなみに、買ったきっかけは、
土井英司さん@前回のスパルタ読書塾です。
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『ヤバいぜっ!デジタル日本』(高城剛著)映像作家/DJの高城剛が、デジタルやITを切り口に日本(人)の向かうべき方向を論じた一冊。
モノではなく「スタイル」を創ることこそ、日本人が「ヤバい(Cool)」と見直される道だというのが基調となる主張です。
本の帯にもある「ITは終わった」という文句がクローズアップされがちですが、それは一面的にすぎる見方でしょう。
高城さんの趣旨は“
大切なのはITではなく、コミュニケーションや価値観の変化、ライフスタイルの変貌である”ということですから。
印象に残るTipsとしては、やはり「情報」をめぐるくだりをあげたいです。
現代はあまり必要ない情報も、気がつかないうちに多く受け取ってしまう「情報デブ」状態であり、言わば
情報デフレはすでにおきていると高城さんは喝破します。
そして、
これからは情報選択力が最も重要になると。
・・・うーむ、確かに、いま情報をうまく活用しているなと僕が思う人とは、
チョイスがうまい人なんですよね。情報の収集量だけならば格段に差があるわけではなく、「質」がミソなんです。まったく。
もちろん、情報を知るだけでは意味がなく、それを創造に使っていくわけです。その姿勢論がまた素晴らしい!ちょっと抜粋しますね。
「
クリエイティブ力を上げるには、とにかく、他の人の作品を聞きまくる、見まくる。これが一番である。入力を上げれば、出力も上がる。出してばっかりでは枯れてしまう。入れてばかりだと太ってしまう。」
・・・僕が最近ずっと思っていることをそのまま言ってくれていて、ものすごく納得。
こうして見てくると分かるのですが、
意外とアツいというか、まっすぐな語りをしてくる一冊なのです。
見た目や言動は結構派手ですが、特に上に引用した「クリエイティブ力を上げるには・・・」のくだりなんか、
ガムシャラさ爆発という感じで、とっても元気が出てきましたね。
※人気ブログランキングです。少しでも学びがありましたら、ぜひココをクリックしてやっていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします!「ヤバい(Cool)」というワードは最近流行っているのでしょうか。でも姿勢論としては、クールさは忘れない一方で、
アツさもしっかり持って元気にいきたいものです。
僕も、このブログなどを利用して、インプット&アウトプットにますます励んでいきたいと思います!
『ヤバいぜっ!デジタル日本』(高城剛著)
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プチファイさん、こんばんは。
この本は私も「ヤバイ」と思いましたね(笑)。
土井さんが感じた部分とは微妙に違う気もしましたが。
言われているようにiPodのヒットは「プロダクト」ではなくて「ライフスタイル」によるものですし、
ここで言われているいくつかの「予言」が正しければ、「ライフスタイル」を見極めることが
次のステージにつながるのではないかと。
正直。いくつかの章ごとに本をわけて欲しかったですね。
言われていることはおそらく正しいのでしょうが、肉付けよりも本質部分ばかり
「これでもかー!」と投げかけられてしまったカンジが。