相手を立てる美徳・・・日本人が世界に誇れる文化はこんなところにも!
『プロフェッショナルの自分カイゼン力』(西松眞子著)イメージコンサルタントである著者が説く「
自己演出の教科書」。
・・・といっても、自分がいかに目立ち売り込むかというだけの話ではありません。
まず相手を立て輝かせたうえで、自分自身もさりげなく輝く。そんなポリシーに基づく、著者が「自分カイゼン」と称するコツを具体的に解説した一冊です。
相手をやや上に置くスタンスで、他者を想い大切にしていると、やがて自分が周りから持ち上げられ、
最終的には自分がやや上に置かれることになるというのが著者の理論です。
いわゆる欧米流のガンガン自分を売り込む術を語る本も多い中で、新鮮なアプローチだなと感じました。
相手を大切にする中で、自分が気づいていない部分に気づきカイゼンするという考え方はとっても好感が持てますね。
具体的な「コツ」が50紹介されているのですが、特に印象に残ったものをいくつか紹介しておきます。
・人は自分のことに一番関心を持っている⇒
相手に興味を抱き関心を示すスタンスだけで劇的に相手からの評価は変わる・ワンパターン人間になりかけていたら、
女性的感性を持ってみてはどうか⇒いつも新鮮さ/意外さを求め、毎日新しい自分を発見したい、毎日生まれ変わりたい
・
自分ブランドを強調しなくなったとき、既に「ブランド人」になっている。どんどん自分を押し出すアプローチから、むしろ他者に関心を寄せ自分の押し出しを抑えてみることで、自然と良い雰囲気が発せられる
・挨拶は先手必勝、発言は後手必勝
ネクタイの色がどうのこうのといった部分「だけ」を取り上げられると、とても鼻につくのですが、
相手を慮る中で自分をカイゼンするという考え方を身につけるのは大いに意味ありと思います。
「自分はあまり関係ないな」と感じたビジネスパーソンのあなたに、特におすすめ。
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「自己の有能さの自覚が自己卑下を可能にする」んだそうです。深い・・・
ちなみに西松さんの著書では、こちら(↓)も有名ですね。具体的なハウツー(メガネの色がどうのとか)「だけ」を見たいのであれば、こっちの方が手っ取り早いかもしれません。
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