今日、僕が学んだこと。~一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ~

あふれる野心と現実とのギャップにもがく36歳のビジネスパーソンが、日々の生活で得たちょっとした学びをつづり「明日もまた頑張るか=プチファイ!」な気持ちを共有していく場です。・・・Emory大学でMBAを取得して帰国しました!

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ゲーム理論とMBA:戦略眼を養う『ゼミナール ゲーム理論入門』 

MBA09の先輩に譲っていただいた一冊です。分厚いですが、読む価値大



秋学期で、Emory MBAの名物教授によるゲーム理論のクラスを受講する予定なので、基本的な考え方を予習する意味で通読しました。

本格的に学ぶのはこれが初めての機会なのですが、「どちらの駅前にコンビニを出店すべきか」といった非常に分かりやすい具体例で解説したうえで、普遍レベルの議論を展開するので、時間はかかるものの納得しながら読み進めることができました

非常によくできた本だと思います。おすすめ



ゲーム理論は90年代に経済学で多用されましたが、近年では企業の経営戦略など意思決定全般に適用される分析手法として知られています。

一方で僕の知る範囲では、ゲーム理論を否定的にとらえるニュアンスの文献やビジネス書が少なくありません

曰く、「理論のとおりに物事は運ばない」「現実はもっと複雑だ」「人間は感情の動物で行動を決定する要因は他にある」云々。





個人的に面白いなと思ったのは、こういったゲーム理論批判は、巷でときどき見かけるMBA批判と論調がよく似ているということ。そしてこれら批判の共通点は・・・


批判している人の多くはゲーム理論を学んだことがない/MBAで学んだことがない
→ゆえに、ゲーム理論/MBAの効用を理解しない
→さらに、その効用を理解しようとせず、むしろ目を背け、ただ自分の経験と一般論をもとに批判展開


要するに、根底にあるのは「ゲーム理論を知らない/MBAで学んでいないが、自分は負けていない、いやむしろ優れているのだ!」という、ただの自己防衛本能に基づく過剰反応ということですね。学ぶこともなしに。



世の中の事象がすべてゲーム理論のとおりに進むはずがありません。

重要なのは、意思決定を、現場で培った本能的な勘ではなく、フレームワークを整理してステップを踏んで考える・・・いわば戦略眼を養うことなのです。


「理論のとおりに事は運ばないんだ!俺の現場体験はもっと尊いんだ!キーッ」と声を裏返して寂しく自分の現在価値を主張するよりも、

理論を通じてどのように現実を高めていけるのかな」と本書を手に取る方が、よっぽど生産的で将来価値も上がると思います。



どんな理論や経験だって、それぞれの価値や強みがあります。「どちらが優秀か」ではなくて、自分の知らなかったものを素直に受け入れつつ、自分の存在価値を高めていけばいいんじゃないの?と思うばかりです。

素直に前を向いて生きていきたいものです。そういう人や組織と仕事したいですね


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[ 2009/08/01 23:40 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

ほどよい距離感とBrotherhood。 

ここ2日ほどの間にあったいくつかの経験がリンクしたので、メモっておきます。


(1)MBAのクラスメイトご夫婦とゴルフをご一緒させてもらった際に、ふと「そういえば、実際に会うのは1か月ぶりぐらい」であることに気づいて、不思議な気分になりました。

・・・すぐ近くに住んでいるにもかかわらず。あれ、そんなに会ってなかったっけ?


(2)僕のブログを読んだ大学の同級生から、「ちょっとアトランタへ行ってみようかと思うんだけど、いい?」とメールがきました。

・・・ああそういえば、彼とは大学卒業以来、忘れた頃(数年毎)に会っているんだな。


(3)某SNSで、かつての会社の同期生からメッセージを受け取りました。ときどき日記を拝見する度に頑張っている様子が伺えるのですが、今回は特に含蓄ある考察とビジョンを聞かせてもらい、ちょっと感心。育児とは「子どもが自分を成長させてくれるライフイベント」だという持論の正しさを確信。

・・・ん、彼女に至っては、ここ8年間で1回しか会ってないんじゃないの


【共通点】

上の3例は、僕が身近に感じている大切な友人ばかりですが、「実際に会う」という意味では、そこそこ距離があることに気づきました。でも、気持ち的には、もっと近くにいる気がしている

もちろん二次元コミュニケーションだけだと片手落ちになるのでしょうが、メールやブログやSNSがあれば、時間や地理的な制約もなく、ほどよい距離を保てるものなのだなあ。

どうやら大切なのは、ただ会う回数を増やすことではないようです



  みんな生まれも育ちも違ってるし
  ベッタリくっつくのは好きじゃない
  いざという時手をさしのべられるかどうかなんだ
  だからなんとかここまでやってこれたんだ
  You know what I mean?



B'z "Brotherhood"より。んー、この歌がすべてを語ってくれている気がします

Do you know the true meaning of "Brotherhood"?




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距離感」はビジネスの世界でもキーワード。






[ 2009/07/01 13:45 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

話し上手スキルは必要です。 

前回記事にした「多様性」に関連して、undergraduateの比較言語学ゼミで印象に残っている話と、最近読んだビジネス書のネタとがリンクしたので、メモっておきます。


人文科学でよく用いられる概念のひとつが「テクスト(text)」です。簡単に言うと、経験や価値観などのバックグラウンド全般を指します。

日本社会のひとつの特徴はハイテクスト文化、すなわち、バックグラウンドが重なる/共有されている部分が多い文化であるとされています。島国・鎖国・単一民族といった歴史、あるいはご自身の職場や学校といったコミュニティを振り返っていただければ、非常にしっくりくるのではないでしょうか。

一方、いま僕がいるアメリカは、逆にローテクスト文化の典型であると言われています。アメリカで暮らした経験はなくとも、人種のるつぼであるという背景に加え、オープンで議論好きな性質など、比較的容易に想像がつく方が多いと思います。




【↑大学時代読んだ本。ハーバーマス、懐かしいな~】


ところで、僕がMBAで学んでいて感じるアメリカ人の強みのひとつは、議論・プレゼンテーションのうまさです。1 vs 1でも、大勢の中でも、「自分の意見をきちんと話して提示する」スキルは、僕のようなドメ日本人ではなかなかかないません

そこでふと思ったのは、日本では、言語をはじめ、共有している部分が多いので、コミュニケーションにおいて「上手に話す」ことがあまり重視されてこなかったのではないかということです。

(むしろ、話さずに理解するのが優秀、のような歪んだ価値観・・・)

その象徴といえるのが、職場における「沈黙は金」「空気を読む」「あうんの呼吸」といったキーワードではないでしょうか。



【↑古のロングセラーは一読の価値ありです。】


もちろん、どちらが文化としてのレベルが高い、ということは無論ありません。

けれども、いま猛烈に感じているのは、日本が今後グローバルに成長していくには「上手に話す」スキルの必要性です。


ひたすら空気を読んで沈黙し、たまに出た発言者の言葉じりをとらえて「そこは必ずしも正しくないのではないか」とか形而上学的コメントを出し、「いやー難しいね」と、ただ結論を先延ばしにして満足げに会議を終わらせている・・・


・・・人々や組織は、縮小再生産の果てに滅びるしかないのだと。


多様性高まる現代社会では、「(ゼロベースから)上手に話してテクストを共有し、高い意欲を持ってチーム/ネットワークの中で動く」しかないのだと、最近しみじみ感じています。

そういう意味で、日本人は大きな分岐点に直面しているのかもしれません。裏を返せば、それができる人にとっては大きなチャンスがたくさん転がっている時代とも言えましょう。




【↑見た目は若手向け研修テキストぽいですが、実践的によくまとまった良書。あると思います。】

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[ 2009/06/23 12:27 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)

スターバックス事情 in USA 

MBAの教室でクラスメイトが手にしているのは、コーラか水かスターバックスのコーヒーが大半です。

アトランタに来た当初は、缶コーヒーが買えない(自動販売機がない)のがとても物足りなかったものですが、今ではすっかりスタバが定着してしまいました。どこのショッピングモールに行っても大抵スタバは入っており、すっかりアメリカンライフの一部を形成している感じを受けていました。

僕個人的にも、好みのカフェが周囲に少ないこともあって、スタバはずいぶん重宝しています。ちなみに、うちの息子はmarble loafの大ファン。





しかし、アメリカでは今スタバに逆風が吹き荒れています。ひとことで言うと「単価をいたずらに上げた儲け主義が行き過ぎて、豊かだったブランド価値が破壊された」という批判が高まっています。

僕はいつも安いBrewed Coffeeしか飲まないのであまり気にならなかったのですが、Espresso系(ラテなど)は、最小サイズでも約3ドル。ちょっとトッピングを施して大きなサイズにすれば、たちまち5ドル突破です。うむ、確かに結構なお値段です。


ここぞとばかり、マクドナルド(「なぜエスプレッソに4ドルも支払うの?」)、ダンキンドーナツ(「目隠し試飲の結果、ダンキンのコーヒーはスタバより上位だった」)というスタバ狙いの比較広告が立て続けに出されるなど、厳しい情勢は続いています。

ついに最近、iced coffee のgrande sizeを値引きするという価格競争に一歩足を踏み入れました


最近では、スタバは財務的にも芳しくありません。Net Revenuesはここ5年間上昇し続けていますが、08年度のOperating Incomeは昨年比半減($1,054MM→$504MM)、Operating Marginは11.2%から4.9%へダウン。Net Earningsは$673MM→$315MM、ROEは29%→13%と軒並み悪化しています。

ブランド立て直し、リストラなどの難しい経営判断が求められているところです。


下に紹介した本は、「人が第一」を旗印にスタバの世界展開に尽力したハワード・ビーハー氏が、仕事と人生の原則を説いた一冊なのですが、こういう厳しい情勢だからこそ、スタバには「人が第一」をポリシーに、頑張ってもらいたいものだと思います。





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[ 2009/05/21 14:20 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(2)

『道具としてのファイナンス』(石野雄一著) 

MBAの先輩から勧められて購入した本です。
今日2回目読了しましたが、やはり全体的によくできているなと改めて思いました




銀行員ながらファイナンス劣等生だったと告白する著者が「わかりやすく」「実務に役立つ」観点で、ファイナンスの基本的な部分をピックアップして解説しています。

前に紹介したPrinciples of Corporate Financeをほとんど口語訳しただけと見受けられる項もありますが、大切な部分は多少重複するのも仕方がないといったところでしょう。たぶん著者はインディアナ大学でこの順番にクラスで教わったんだろうな、と風景が想像できて微笑ましく感じます。

ブラックショールズ・モデルやリアルオプションにまで言及していますが、ここはさすがに駆け足すぎて、最後はやや消化不良の印象が残るのが唯一の減点材料。ただ、8割方は非常によくまとまっています。

財務や経営企画などの領域でこれから活躍/経験を積もうとする方などには、もってこいの1冊と思います。これはかなりお勧めです


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[ 2009/05/14 13:38 ] ビジネス書 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

プチファイ!

Author:プチファイ!
秘めた野心と現実のギャップと日々戦う36歳のビジネスパーソンです。
しんどいことは沢山あるけど、日々の生活にころがっているちょっとした発見を心の糧に「ちょっとだけ頑張ってみよう!」という思いを大切に前に進んでいこうと「プチファイ!」と名づけました。

AtlantaのEmory大学でMBAを取得してこのたび帰国しました。また新たなステージで一歩一歩前進していきたいものです。

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